「介護ビジネスの罠」(講談社現代新書;長岡美代著)
「サ高住」における囲い込みの事例、これは障害者にも無関係ではないと思います。先日社保審障害者部会で示されたグループホームからの軽度者外し、詳細はまだ示されていませんが、行き場を失うことになる障害者が多数出る可能性があります。そういった時の受け皿にされていく可能性があります。総合支援法に介護保険と同様の利用限度額を設ける計画があり、それが実施されると「限度額いっぱいの強要」という事態が想定されます。
医療制度の実態は、おじいちゃんの病状・急性期病院から次の選択をしなければならない時点にいる自分にとって、まさに「他人事でない」と感じ不安が増したのが率直な感想です。
介護保険から始まった利用契約制度、現金給付方式の流れ、市場化の波がどんどん押しよせている中で、それを押しとどめないととんでもないことになるなと強く思いました。「権利としての社会福祉」というあるべき姿に引き戻す運動が必要ですね。
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