事務局長通信

無事に終了しました。

本日(11月20日)の大阪社保協主催「地域医療構想と介護保険で地域包括ケアは可能か〜高齢者の尊厳を守るために〜」、要介護者がいる当事者家族の立場から、おじいちゃんのことをおばあちゃんと一緒に発言させてもらいました。

昨年10月8日のおじいちゃんの脳出血発症からの1年余りの経過を、スライドを使ってまとめました。

「こんな話してもいいか」と事前におじいちゃんに話したのですが、涙を浮かべながらうんうんとうなづいてくれました。おばあちゃんの発言は、昨晩、「私が一番言いたいのは…」と言った中身をペーパーにまとめて渡しておいたのですが、それを読んでさらに自分の気持ちを添えて話していました。

とてもいい集まりでした。「地域包括ケアシステム」の構築が施策の重点に置かれているわけですが、「ケア」の本質とは違うところで公的責任を外す・財政責任を放棄するというこれまでにない経済政策の中で安倍政権が検討を進めていること、中心である医療をめぐる厳しい実態や退院先として受けとめる福祉の現実等、リアルに地域の状況が見えてきました。どの報告もとてもまとめられた内容で勉強になりました。休憩の間に、「大変やね。実は、うちも先日母親が唐黷スんです」と声をかけてくれた知り合いがいました。みんなそれぞれに、家族の介護に向き合って苦労していることも認識しました。

アピールで確認したように、命と暮らし、尊厳を踏みにじる政策からの転換を求めることが重要であり、様々な分野が共同することが大事なことを改めて実感します。こういった取り組みを、もっといろんなところで広げたいと思いました。みなさんと力を合わせて、頑張ろうと思います。

帰宅する車の中でおばあちゃん、「あんましうまくしゃべれんかったな」と言うので、「よかったよ」と返すと「そうかな」と苦笑いしていました。晩ご飯は豚肉のしゃぶしゃぶ、「お腹いっぱいやわ」と満足そうな孫たちをみて、嬉しそうに笑っていました。明日、老健に行っておじいちゃんに報告するそうです。

みなさん、お疲れさまでした。


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