司会者・報告者・助言者含め約30名の参加、保育・高齢・障害の各分野から、経営管理者・相談員・ケアマネ・保育士・研究者等、様々な立場にいる人たちが集まっていました。
はじめに、テーマに関わる基本報告(政策動向に関する経過や共通する考え方)があり、その後保育・障害・高齢分野からの実態報告、休憩を挟んで3つの論点に基づき内容を深めるという流れでした。
何かの結論を出すのというのではなく、各分野で現れていることを確認し共有できるものを考えていく場でしたが、参加者に様々な刺激を与えたと思います。
現政策方向と、私たちの事業・実践との違いは「人間観」。人間の生活を機能で切り分け寄せ集めとしてとらえているか、全体のつながりの中で考えているか(簡単には切れないもの)によって大きく違うこと。現行では、家族をケアの単なる代替(共助・負担の肩代わり)として扱っている状況等があることが話され、対抗の意味も含め実践内容や質が重要であることが話されました。
利用者負担は、利用者(受益者?)が負担するのがあたり前のような感覚もある中、「利益」と言えるのかという根本を確認しながら、自己責任ではなく社会の中での合意形成をつくることの大事さなどが言われました。
自立支援法施行10年、措置から契約・現物給付から現金給付に変わったこと経過の中で、実践・経営・運動に大きな影響を与えてきた現状にきちんと向き合わないといけないと、事業者の運動体の専従者・要介護者のいる家族の立場から強く思いました。
みなさんと、今後もいろいろ議論を交わして進めて行きたいと思います。
第3分科会「ケアの商品化と利用者負担」
論点1:ケアの商品化に伴う支援の歪み
論点2:利用者負担のあり方(ケアの私事化)
論点3:職員の働き方に与える影響
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