「宰相A」(田中慎弥著:新潮社)
今から約2年半前の作品、たまたま手に取って読みました。
冒頭は主人公が亡くなった母親の墓参りに向かうシーン。記憶を辿りながら車内で微睡み、目が覚めるところから物語は一気に展開する。国民は制服を着用し、平和的民主主義的戦争を行い、戦争こそ平和の基盤だと宰相Aが煽る「もう一つの日本」の中で、次々に休む間もなく展開してく状況。今の時代の空気感を表現しているとも言え、文字とイメージが頭の中に押し寄せるような感覚でした。
何を考えどう生きるか、しっかり向き合っていくことが大事ですね。
ぜひみなさん、読んでみてください。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/410304134X
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