10時から13時まで、フィールドワークで釜ヶ崎の街を歩きました。
様々な名目でつけられた監視カメラ、区域内に100台ほどが設置されています。フラワーャbトに水を撒くという理由でつけられた水道管、路上で段ボールハウス等を作らせないためでした。同じ5階建てなのに高さが違うビルのなぞ、ミナミで働く女性が多く住んでいた婦人専用アパート、その女性たちがいなくなり、女湯をなくした銭湯がありました。コインロッカーが多い理由や地域に暮らす人たちにとっては、なくてはならないものの一つであることを知りました。飛田新地には、つくられた当時(大正時代)からある高い壁がありました。困難を抱える人を受け入れるこ医療機関と外部から入る福祉関係業者の動き等々、初めて知ることばかりでした。
14時からは、立命館大丸山先生の「女性の貧困・女性ホームレスをめぐる状況について」の講義、NPO法人いくの学園(元婦人保護施設・現在、民間シェルター)からの報告、その後参加者から質問や意見を出し合うという内容。
丸山先生は、ご自身が釜ヶ崎で関わってきた経緯やそこで出会った人の状況を取り上げ、また様々なデータを踏まえて、女性の貧困の背景について詳細に報告され、いくの学園からは「暴力とは何かをよく知ってほしい」と、園を利用されるケース事例や「壁ドン」を引用しながら、声をあげることの難しさ等について具体的な話しがありました(加害者支援が大事だということも)。
「貧困」についてもっと考えないといけないと思いました。街を歩いている時にも出会いましたが、講義の中でも障害のある人たちの事例が多数出されていました。障害者問題は貧困問題でもあることを、実践的にも運動的にも深めていくことが大事だと感じました。生きにくさを持った人たちが多くいる街です。いろいろな人がいることも事実ですが、そんな人たちを排除しない街でもあると案内してくれた水野さんが教えてくれました。これからも、機会をあるごとに関わっていきたいと思いました。
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