このたび、「絵本びと」は流山市の市民団体として正式に登録しました。
2011年3月11日東日本大震災による原発事故。
流山市内小中学校6校のみ除染を行わないということが当初発表され、当時の東深井小学校の教員は困惑。
教員のみで、空き時間や放課後に手作業除染を行なっていました。
先生任せでいいのだろうか。保護者で何かできないのだろうか…その思いで会を立ち上げました。
2011年12月、国の上空モニタリングの結果、除染が決定。
除染も行われ、会の解散も考えましたが、311により、地域のつながりの大切さを痛感。
「流山東深井こども」として、地域や子どもたちに何かできることをということで活動場を続けてきました。
2020年コロナ。
2011年同様、大人として、地域のため、子ども達のために何ができるのか。
2011年と同じことを思い、心の栄養活動をしよう。地域と関われる場所を提供しよう…と、2020年からリサイクルブック活動「くる本いち」をスタート。
2025年、会を立ち上げてから14年目。市民活動団体「絵本びと」として、また新たな一歩を踏み出します。
活動当初から、活動場所を提供してくださった風の村から風流さん、絵本を寄付してくださった市民の皆様、イベント開催の声をかけてくださった利根運河交流館さん、生涯大学さん、森のあしおとさん、おおたかレモネードの会さん。そして、いつもアドバイスをくれる全国の絵本セラピストと絵本講師のみなさん。
皆様のご支援とご協力なくして、今日のような成長はありませんでした。
東深井地区をはじめ、流山市全域での皆様の温かい応援に深く感謝申し上げます。
絵本を通じ、子どもから大人まで、笑顔と学び、そして地域のつながりを育むことを目指し活動を進めていきます。
これからは市民団体として、たくさんの方々と連携しながら活動の幅を広げていきたいと思います。
引き続き、「絵本びと」の活動を温かく見守っていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年1月
絵本びと