絵本びと 

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放射線量が大幅減 松戸市内

2016年03月11日 | 2011年~2016年新聞などの記事
松戸市は10日、本年度に市内で測定した空間放射線量の測定結果(昨年9~10月測定、295施設)を公表した。平均値は毎時0・09マイクロシーベルトで、福島第1原発事故が起きた直後の2011年度の測定結果(同0・28マイクロシーベルト)に比べて大幅に低減した。

 原発事故後、市は「汚染状況重点調査地域」に指定され、公園や学校、保育所など子どもが多く利用する施設を中心に除染を実施。市内607施設で測定した12、13年度の平均値はそれぞれ同0・15マイクロシーベルト、同0・12マイクロシーベルトだった。


2015年02月10日 千葉日報
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除染土壌9.7万立方メートル 千葉県、福島に次ぎ2番目・・・

2016年03月11日 | 2011年~2016年新聞などの記事
福島第1原発事故後に「汚染状況重点調査地域」に指定された8県のうち、千葉県内で除染のため除去された土壌は9万7千立方メートルに上り、福島県に次いで2番目に多いことが環境省のまとめで分かった。

2015年02月10日 千葉日報
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千葉県立3校の除染四年目を前にようやく完了

2016年03月11日 | 2011年~2016年新聞などの記事
千葉県教委は6日、国の基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を上回る空間放射線量が測定されていた県立高校3校について、除染が完了したと発表した。

 県教委学校安全保健課によると、県教委は昨夏、東葛地域の県立学校29校で空間放射線量を測定。このうち流山南、松戸南、松戸向陽の各高校では基準値を上回り、最大で毎時0・30~0・38マイクロシーベルトの空間放射線量が計測された。

 表層と下層の土を入れ替えるなど除染作業を進め、今月4日までに基準値を下回った。

2015年02月7日 千葉日報
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「美味しんぼ」鼻血で反論本 真実伝えたと原作者の雁屋さん

2016年03月11日 | 2011年~2016年新聞などの記事
人気漫画「美味しんぼ」の主人公らが、東京電力福島第1原発を訪れて鼻血を出すなどの描写が議論になった問題で、原作者の雁屋哲さんが「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」(遊幻舎)を出版し、東京都内の書店などで2日売り出された。「放射線で鼻血が出るのは根拠がない」との批判に対し「私が伝えたのは真実です」と反論している。

 同書で雁屋さんは「私は、自分の体験した事実しか書きません」とし、福島を取材した際に自分自身が鼻血を出し、異常な疲労感があったと強調した。

 また「放射線被ばくで住民に鼻血が多発しているとは考えられない」とする環境省の見解には「無責任だ」と批判した。

中日新聞 2015年2月2日
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甲状腺の被曝線量別に比較を

2016年03月11日 | 2011年~2016年新聞などの記事
渋谷健司・東京大学教授/過剰診断の可能性を説明し、判断仰ぐべき



 ――今年度から始まった県の甲状腺検査の2巡目では、昨年10月末現在で4人が甲状腺がんの疑いと診断された。うち2人は1巡目では結節(しこり)も何もなかった。この結果から何が言えるのか?

 2巡目検査がもっと進んで多くのデータが出ないと、確かなことは何も言えない。ただし、4人のうち2人は、1巡目では5ミリ以下の結節などがあったので、それが大きくなったと考えられる。



 ――1巡目では何も無いと診断されていた2人はどんな可能性があるのか?

 超音波検査も感度は100%ではない。一つは、1巡目の時点で小さな結節があったのに見つけられなかった可能性がある。また、1巡目検査の後にがんが発生し、急激に大きくなった可能性もあるが、甲状腺がんは一般的に成長が比較的ゆっくりなので、この可能性は低いと思う。



 ――1巡目と2巡目の結果はどんな比較が必要か?

 1巡目で異常なしだったのに2巡目でがんの疑いが出てきた人の、年齢や性別などの詳細な比較が重要だ。また、1巡目で2次検査が必要だという「B判定」だったが、2巡目は異常なしになった人や、結節などの大きさが小さくなった人がいないのかも調べ、県民に公表するべきだ。



 ――昨年5月、英医学誌「ランセット」に、福島の甲状腺検査のあり方を再考する必要があるという渋谷さんの小論が掲載された。

 甲状腺検査が始まったのは原発事故の健康影響が心配されたからで、県民のその気持ちはよく分かる。しかし、検査しなければ一生見つからず、しかも見つからなくても死亡するリスクは無く、切る必要もない甲状腺がんを多数、診断している可能性がある。県民の不利益となるので、注意喚起の文章を書いた。



 ――「過剰診断」が起きているということか?

 そうだ。1巡目では1万人あたり約3人という高い有病率だった。被曝の影響の可能性は低く、過剰診断の可能性が高い。

 無症状の子どもが、必要の無い針を刺す検査と手術を受け、一生、傷を負う。そんな検査や手術が必要かどうか、最終的には検査を受ける県民全体の価値判断だと思うが、過剰診断の可能性があることをきちんと説明した上で判断を仰ぐべきだ。



 ――検査の枠組みも再考が必要か?

 現行の枠組みでは、そもそも被曝の影響が有るのか無いのかわからない恐れがある。



 ――現行では、2011年秋~14年3月末に実施した1巡目の検査結果と、2巡目以降の検査結果を比較する計画だ。これでは被曝の影響があるかどうかわからないのか?

 同じ集団を時期を前後させて比較するだけではわからない可能性が高い。年齢や性別、喫煙などの生活習慣や環境など、発がんに影響する因子が多数あり、今のままでは被曝の影響だけを抽出するのは難しい。



 ――どんな枠組みにしたらいいのか?

 通常の疫学調査では、病気の原因への暴露量の多いグループと少ないグループで疾患の発生率を比較する。福島の場合は、調べたい原因は被曝だ。今のように個人の甲状腺の被曝線量がわからない状態でいくら調査しても、被曝の影響の有無は結論が出ない。甲状腺被曝線量の推計にもっと力を入れ、被曝線量の多いグループと少ないグループでの比較が必要だ。



 ――県立医大では、浜通りと中通り、会津地方の比較をしている。

 浜通りと言っても、原発事故の直後に避難指示が出た自治体もあれば、しばらく住民がとどまった自治体もあり、避難行動によって被曝線量は異なる。もっときめ細かく比較した方がいい。疫学の専門家として、よりよい枠組みの構築などに協力できることは何でもしていきたい。

朝日新聞 2015年01月09日
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