絵本びと 

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東深井小学校の除染がスタートする模様。再度、流山市へ要望しました。

2012年06月22日 | 過去の活動の様子(2019年まで)
2011年の10月の段階で、除染対象外だった東深井小学校。
あれから8か月、増築工事の関係もあり、除染が今月からスタートする模様です。
学校の門付近には「除染作業中」の看板が立てられました。

東深井小学校が除染対象外ということで、数人の保護者で立ち上げた東深井子供。
寒い中校庭計測をし、市へ訴えてきたこと。本当に良かったと思いますが、まだ終了ではありません。
除染が終了したあとも計測が継続的に行っていく考えでいます。

また、先日、教育委員会に要望した、除染の際の保護者への周知。
現段階では教育委員会より連絡は来ていません。
念のため、流山市放射線課へ連絡しました。現在回答待ちの状態です。
(今回の連絡は東深井小学校除染について、森の街エコセンターについて、老人福祉センターについての3点です)
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4月22日 東深井地区の公園にICDTさんが計測に来てくれました。

2012年06月22日 | 過去の活動の様子(2019年まで)
4月22日、流山で活動している団体の一つICDT(流山のこどもたちのために放射線対策をすすめる会)さんが、東深井地区の公園計測会を行ってくれました。

今回行われた計測場所は、東急一号公園、東深井25号公園、東深井24号公園(通称:ひつじ公園)の3公園。
今にも雨が降り出しそうなお天気でしたが、ICDTさんの6名の方が来てくださり、また東深井子供のメンバー4名。そして、東深井地区にお住いの方2名、市内からお越しの方2名、計14名で公園計測を行いました。

<東急1号公園>




*いつもの公園の様子*

東急1号公園は、こじんまりした公園ですが、ブランコや鉄棒等の遊具があり、子供達がとても多く遊んでいます。砂場はないため比較的小学生グループが多く遊んでいます。また、男の子は木に登ったりする姿も見られます。
原発事故後、東深井地区公園(古墳公園)が週刊誌で高線量と取り上げられたことから、東急1号公園で遊ぶ子供達が増えたようです。





*計測後のICDTさんからの報告*

0.4μSV/h を超えている箇所は全部で4 箇所。すべてインターロッキングに接した草地や土の地面の箇所だった。
斜面の下方に放射性物質が移動しインターロッキングの手前に溜まっている、あるいは反対に周囲のインターロッキングから放射性物質が落ちてきて、草地に溜まっているという状況と思われる。
北側に低く傾斜しているためか、広場(草地)は公園北側の方が南側よりも相対的に放射線量が高い。
子どもがよく木登りを行うという木の上が気になったので測ってみたが、公園の平均的な線量よりは低めだった。

*東深井子供の感想*

桜の木の下はやはり、木で守られているのか予想通り低い値だったように思います。
地形的に、雨水が斜面の方へ流れており、全体的に、古墳公園ともほとんど変わらない値。土いじりや、芝生で寝転がって遊ぶなどは、保護者として注意が必要です。

<東深井25号公園>

*いつもの公園の様子*

東深井25号公園は、小さい公園で遊具もないので、春や秋、冬はあまり子供達は遊んでいません。しかし、夏になるとセミがいっせいに土から出てきて、成虫になる様子が見られること、セミの抜け殻が拾えること等から男の子達にはポイントになっている公園です。





*計測後のICDTさんからの報告*

公園は周囲より低く窪んだ形状であり、排水溝は公園手前にあるため、雨が降れば周りの道路から水が流れ込み公園の
底付近に雨水が溜まり易いとみられる。
放射線量を計測すると、そのような場所が放射線量が高かったが、限られた狭い範囲であった。

*東深井子供の感想*

桜の木の下が、ちょうど「黒い土」とよばれるような場所になっており、以前よりも線量があがっていてビックリしました。
また後日、黒い土の付近でお花見をされた方もいると聞き、つくづく関心を持たなくてはいけないなと感じました。

<東深井24号公園(通称:ひつじ公園)>

*いつもの公園の様子*

東深井24号公園(通称:ひつじ公園)は、公園の真ん中に池があり、ザリガニ釣りなどをする子供達を例年見かける公園です。
また大きな木が2本立つ調整池の窪地は、子供達の秘密の隠れ家として遊ばれている公園です。
しかし、池周辺の放射線量が高いということから、最近は遊ぶ子供をほとんど見かけません。







*計測後のICDTさんからの報告*

先日放射線量が高い場所が見つかったため(毎時1 マイクロシーベルト以上)立入禁止の立看板と柵が設けられた。
今回は簡易的に計測を行ったが、線量が突出して高い場所は見つけられなかった。

*東深井子供の感想*

ICDTさんとの計測会では高線量の場所を見つけることができませんでした。
後日確認したところ、周辺自治会の計測で、池の取水口付近で1.6マイクロシーベルトがみつかり、市役所へ注意喚起の看板をお願いしたということでした。
池の下の土も事故後そのままであり、池自体雨水を貯める仕組みになっているので、池に入って遊ぶのはお勧めできません。
また、流山市としても、この池の衛生検査はしておらず、放射能以前の問題であるということでした。


*****

東深井地区は流山市内に比べ、放射線量が低いらしい。という根も葉もない噂が流れたこともありました。
「0.23だから大丈夫」という方もいます。でも私達がすむ地域は0.05マイクロシーベルトくらいのエリアです。そういう噂により、東深井エリアの放射能への関心が低いように感じます。
しかし、東深井地区は森の街エコセンターの枯草保管の問題もありますし、また放射線量的にも、実際は東深井地区公園で1マイクロシーベルト近い値、老人福祉センター破損した雨どい下では3マイクロシーベルト、ひつじ公園は1.5マイクロシーベルト超えの値が出たりしています。
今回参加して、昨年よりも線量が上がっている感じがしました。おそらく雨や、風で放射性物質の混じった土が集まり、線量が高くなっていると思われます。
保護者の放射能への関心があるかないか…それにより、子供達への安全は違ってくると思います。

今回、東深井地区で公園計測会を開催してくれたICDTの皆様に心より御礼申し上げます。
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東深井24号公園(通称:ひつじ公園)も高線量のため、立看板設置をお願いしました

2012年03月26日 | 過去の活動の様子(2019年まで)

森の図書館と東深井地区公園の前の道路を挟んだ目の前に、東深井24号公園はあります。
子供達の間では「ひつじ公園」と呼ばれている公園です。

こちらの公園には調整池があり、春になるとカルガモの親子が見られたりします。
子供達が池へ入ること、カルガモを守るため、池の周囲には簡単な柵が設けられていますが、子供達はお水が大好きです。
先日も学校帰りの1年生の子供達がランドセル姿のまま、柵を越えて池付近まで下りて遊んでいる姿を目にしました。
もう少し暖かくなると、池の中にまで入る子供達もいます。

こちらの公園も放射線量が高く、5センチの高さで0.25マイクロシーベルトから1.63マイクロシーベルトという値が報告されています。(近隣自治会計測結果より)
特に調整池付近が高い状態です。


3月中旬、みどりの課へ連絡し、東深井地区公園同様「高線量注意」の立看板設置を依頼しました。

調整池があることから、河川課と協議し、設置するかどうかを検討するということでした。
みどりの課としても、東深井24号公園の放射線量が高いことは認識しているため、なんらかしらの対策を考えていきたいと思いますという
回答をいただきました。
また、調整池は濾過している水ではなく、ため池の状態。人が入ることを想定しておらず、衛生状態のことも考えると、池には入らないよう保護者の皆様からも子供達へ呼びかけて欲しいということでした。

また動きがありましたら報告いたします。みなさんもお子さんに注意をよろしくお願いします。
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1月26日 東深井子供は3団体と共に、押川教授の建白書賛同の意思を市長等へ伝えました。

2012年02月09日 | 過去の活動の様子(2019年まで)
1月26日に東京大学物性研究所の押川教授が、あまりにも除染に対して動きが見えない流山市長、流山市議会議員、放射線課、教育委員会に宛てに「建白書」というものを提出しました。
この「建白書」の内容は、公園や校庭の表土除去のことであり、東深井子供が目標と掲げていたことと全く同じ考えであることから、私達も賛同するという旨を、流山市内で活動している3団体とともに各関係機関へ伝えました。

私達流山市民としては本当にありがたく、うれしい限りですが、それと同時に恥ずかしくもありました。
押川教授は柏市民であり、全く動きのなかった流山市に対して、お忙しい時間を割いて作成してくださった「建白書」です。
この「建白書」が無駄にならないように、流山の除染がスムーズに進むよう願ってやみません。

今回共に賛同してくださった団体です。みなさん同じ流山市民です。流山市の中で子供達のために活動しています。

流山の子どもたちのために放射線対策をすすめる会
東葛ガイガー会
流山市民を放射能から守るネットワーク



押川先生の建白書リンク先はこちらです

建白書の表書きのみ載せます。

平成24 年1 月26 日

流山市議会議員の皆様
流山市教育委員の皆様
流山市環境部環境政策課 放射能対策室の皆様

東日本大震災からまもなく1 年になろうとしています。福島第一原発の事故によって放出された放射性物質により私たちの流山市は汚染され、目に見えない放射能への不安は日に日に増大しております。近隣の市町村におきましては、学校や公園などの子どもたちの生活環境における放射能への細やかな対策が為され始めております。
流山市においても適切な除染対策を迅速に実施いただき、子どもたちが安心して暮らせる町を早期に取り戻していただくことを要望いたします。
この度、東京大学物性研究所の押川正毅教授より、井崎義治 流山市長に対して建白書(校庭・公園の表土除去等について)が提出されました。 私たちは、この建白書に全面的に賛同いたします。ぜひ、ご一読いただき、除染対策の検討において参考にしていただきますよう、お願い申しあげます。

流山の子どもたちのために放射線対策をすすめる会
東葛ガイガー会
流山市民を放射能から守るネットワーク
流山・東深井地区の子供達を放射線から守る会

建白書は下記のものです。(なお、画像がよくありませんので、押川先生のリンク先からご覧になることをお勧めします)




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流山東深井小学校計測データの開示について

2012年01月16日 | 過去の活動の様子(2019年まで)
多数の方からご質問をいただいておりますので、お答えいたします。

私達「東深井地区の子供達を放射線から守る会」は、PTAではなく、東深井小学校の保護者で結成された有志の会です。子供が在学する東深井小学校が昨年度の除染計画から外されており、本当に大丈夫なのかと立ち上がりました。そして、このたび東深井地区にある東深井小学校の計測をしました。

もともと計測するのが目的ではありませんでした。
流山の除染計画に、東深井小学校が入っておらず・・・これで大丈夫なのか?本当に高い場所はないんだろうか?という気持ちになりました。
また放課後等の先生方の計測&除染活動。私達保護者は何もしなくていいのだろうか・・・私達になにかできることはないのだろうか。

その思いで、学校側と意見交換しました。
学校側の意見交換で、先生方のご苦労を生で聞き、本当に頭が下がる思いでした。

私達に出来ることをしよう。それがきっかけでした。

流山市や教育委員会へ東深井小学校の全面表土除去を訴えていく。そして除染がスタートするまでの間、自分達で出来る範囲での除染をしようと考えました。
除染するならばまずは計測ということで、今回の活動になりました。

学校側との約束で、保護者の不安を増すようなことに繋がらないよう、今回の計測データは開示していません。申し訳ありません。

ただし、会に賛同してくれる方や会員の方には開示OKの許可をいただきました。


また、除染ですが・・・。
学校側から「やるだけのことはやったので、除染は今は大丈夫です」ということでしたので、今現在は東深井小学校での活動は各機関への要望書への動きのみとなっています。






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