ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

四国・伊方原発の危険性 (中)目の前に日本最大の活断層・中央構造線がある

2013年10月24日 13時49分59秒 | たんぽぽ舎
写真は使い回しの、11月の道保川の紅葉です。11月まであと1週間になりました。
また紅葉を撮りに、行きます。


以下はたんぽぽ舎より転載_______

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┗■1.四国・伊方原発の危険性 (中)
 |  マグニチュード8を超える巨大地震を起こす世界最大級の活断層-
 |  伊方原発の目の前に日本最大の活断層・中央構造線がある
 └──── 広瀬 隆


 第四に、江戸時代の1707年の宝永南海地震では、大阪湾と、瀬戸内海沿岸、大分県佐伯市(さいきし)の米水津(よのうづ)、間越(はざこ)龍神池に大津波の記録がある。瀬戸内海を襲った大津波は、九州~四国沿岸~大阪湾まで達し、東日本大震災と同規模の死者2万人を超えていたことが明らかになった。現在の人口は、当時の5倍なので、10万人規模の大災害であった。これは、東日本大震災後に報道された記録である……

 この時、大坂市中35万人のうち、圧死5351人、津波の溺死1万6371人、合計2万1722人だったというから、瀬戸内海を中心とする西日本全体では東日本大震災の10倍規模のトテツモナイ被害だったはずだ!!

 瀬戸内海は潮の干満の差が大きいので、江戸時代には満潮時に海水を塩田に導く入浜式製塩をおこなって急速に発展したが、この瀬戸内海で、津波と満潮が重なればどうなるか……南海トラフの激動によって動く太平洋の巨大な海水が逃げ道のない瀬戸内海に侵入して、沿岸全域にあふれるだろう。


 第五に、伊方原発の目の前に日本最大の活断層・中央構造線がある。中央構造線は、マグニチュード8を超える巨大地震を起こす世界最大級の活断層である。岡村教授によれば、四国が乗っている岩板はフィリピン海プレートの沈み込みによって、四国を乗せたまま、絶えず九州側に動いている。東海地震に連動して起こる南海地震が10回起きると1回ぐらい中央構造線が西へ8mぐらい、ずどーんと動く。一瞬で原発を直撃するので、制御棒を挿入する暇もなく、これが原発にとっては致命的な地震となる。
 岡村教授が心配しているのは、この伊方原発の目の前にあって、何度も動いた跡がある中央構造線である。「こんな巨大な活断層は見たことがない」と岡村教授は言う。


 第六に、岡村教授の地質調査によれば、宝永巨大地震津波は波高13.5mだったが、2000年前の津波はハルマゲドンと呼ばれるトテツモナイ巨大な津波で、間違いなく東海・東南海・南海の三連動超巨大地震であった。宝永巨大地震と比較にならないほど大きかったことが地質測量によって実証されたのである。

 さらに理学博士である都司嘉宣(つじよしのぶ)元東大地震研究所准教授の講演会が、2012年7月29日に松山市で開かれた。都司氏は、昨年来、日本全土各地の津波記録の発掘で最も注目されてきた一人である。都司嘉宣氏によると 日本で一番危ないのが浜岡で、二番目が伊方、その次が若狭湾だという。1596年9月1日の慶長地震で、少なくとも大分県の湯布院から愛媛県の西条市までおよそ170kmにわたって中央構造線が巨大地震を起こし、大きな被害をもたらした。そのあいだに伊方原発がある。当時、伊方原発周辺を10~15メートルの巨大津波が襲い、震度も6強~7の最大震度に達していた可能性が濃厚である。「四国電力が伊方原発周辺の津波を4.25mと想定していることは、まったく根拠がない」と都司氏は批判した。従来、慶長地震は、5日間に4つの地震が各地で起こったとされてきたが、実はマグニチュード7.6~8.0の一つの巨大地震であった。また、その際には、大分市佐賀関で10.6m 、大分で5.5m、大分県杵築で8.4m、山口県上関で6mの津波が発生している。これは、最近�
(B10年くらいで分った新しい知見である。基本的に1000年に1回程度の活動だが、決して1000年経たないと活動しないというわけではない。中央構造線の地震は数百年単位で再発するおそれが高く、現在の伊方原発の立地はきわめて危険であるという。(下)につづく

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以上、行間をあけて読みやすくしました。



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