さて、現実に戻って、本来の目的である、米軍基地問題、米軍再編について私の知る限りの事をここでお知らせしたい。26日にごみ問題で市民活動サポートセンターに行った。そのとき、そばで愛川市民ネットワークの人たちが印刷していた、愛川市民ネットワーク通信をもらった。
見出しは「小田急多摩線の延伸が前進!山中議員、政府と直接交渉」とある。愛川町でも相模補給廠の返還に関心を持っていただけるのはうれしい事だ。ただひとつだけ言わせていただけば、相模原駅前の15haが返還されたと思われてしまいそうな記事ですね。返還という言葉には気をつけて、甘い言葉に惑わされないでほしいと思いました。
返還というのは、米軍が政府に使えなくなった土地を返し、代替地を求めるという事です。相模原市に土地が返還されるのではありません。米軍が政府に返すと言っているのですから、国有地になります。政府は相模原市に売るといっている。キャンプ淵野辺の返還時の例などで計算すると、300億から400億、500億という計算も出ています。そんな金は相模原市にはありません。戦前の陸軍時代に、農民から奪った土地を、政府は相模原市に買えというのです。相模原市長は無償で返せとがんばっています。基地は容認せずと言っていますが、市民は「返還」という言葉にだまされ、肝心のキャンプ座間の重要性が、かすんでしまいそうで、これも、政府、防衛庁の巧妙な手口のように、私には思えるのです。
米軍再編にとって、重要なのは相模補給廠ではありません。アメリカの本国の危険を回避する事、世界戦略の拠点を日本の首都圏に置く事、ワシントンから陸軍第一軍団司令部をキャンプ座間に移転する事です。新司令部は陸海空軍及び海兵隊を束ね、さらに自衛隊の「中央即応集団司令部」と一体になっています。もはや、日米軍といったほうが現実的です。こちらに注目しなければならないのに、相模補給廠に小田急がくるような話しに惑わされ、目先の利益に走り、日本全国沖縄化を許してはなりません。
沖縄の普天間移設の代わりに名護市辺野古の海に、沿岸案、V字型滑走路を造る事なども、誰が見ても、どう考えても、沖縄の負担軽減にはならない。絶滅しそうなジュゴンの海である事でも世界が注目しています。私も、辺野古には去年、今年と行きました。この海に米軍基地はいらないと、決意を新たにしたわけですが、冷静になって考えてみると、では自分の街の米軍基地はどうなんだと、調べてみたら、司令部じゃないですか。「米陸軍新司令部」とは最前線に出動する、戦闘司令部です。テロの標的になる可能性がいちばん高い部隊です。キャンプ座間と相模補給廠は一体になっているのです。相模原駅前の15haは米軍住宅で老朽化が進み、市内の別の米軍住宅地に新築するだけです。思いやり予算で。広い敷地に広い家、すべての維持費は私たちの税金でまかなわれているのです。年間3万人もの自殺者を出しているこの国で、政治の貧困は絶望的だといわざるを得ません。
小田急多摩線の延伸に話しを戻せば、唐木田駅から相模原まで来る間に、町田市があります。町田市にとってはなんのメリットもありません。さらに、農地として保全すると言っています。これで、来るとしたら、誰がお金を出すのでしょうか。町田市も相模原市も小田急も出しません。ましてや、愛川町にお金はあるのですか。巨大な公共事業に群がる、「愛国心」のかけらもない利権と土建のからまる古い政治屋の、いなかのじじい。そんな顔しか浮かんでこないのは想像力が足りないのでしょうか。これからの開発とは、自然を破壊せず、残す方向で持続可能な社会を構築する事だと、環境省も言っていませんでしたか、口だけはね。
写真は友人の彫刻家の中里さんの友人の、陶芸家の家。家そのものが作品。自分で建てたと言うから驚く。作品も渋く、織部の色が落ち着いて、飽きがこない。ここから歩いて行かれるところに温泉がある。しかし、ここも来年には合併で、相模原市にさせられるのか。米軍基地とは無縁の、清らかな山里なのに。
見出しは「小田急多摩線の延伸が前進!山中議員、政府と直接交渉」とある。愛川町でも相模補給廠の返還に関心を持っていただけるのはうれしい事だ。ただひとつだけ言わせていただけば、相模原駅前の15haが返還されたと思われてしまいそうな記事ですね。返還という言葉には気をつけて、甘い言葉に惑わされないでほしいと思いました。
返還というのは、米軍が政府に使えなくなった土地を返し、代替地を求めるという事です。相模原市に土地が返還されるのではありません。米軍が政府に返すと言っているのですから、国有地になります。政府は相模原市に売るといっている。キャンプ淵野辺の返還時の例などで計算すると、300億から400億、500億という計算も出ています。そんな金は相模原市にはありません。戦前の陸軍時代に、農民から奪った土地を、政府は相模原市に買えというのです。相模原市長は無償で返せとがんばっています。基地は容認せずと言っていますが、市民は「返還」という言葉にだまされ、肝心のキャンプ座間の重要性が、かすんでしまいそうで、これも、政府、防衛庁の巧妙な手口のように、私には思えるのです。
米軍再編にとって、重要なのは相模補給廠ではありません。アメリカの本国の危険を回避する事、世界戦略の拠点を日本の首都圏に置く事、ワシントンから陸軍第一軍団司令部をキャンプ座間に移転する事です。新司令部は陸海空軍及び海兵隊を束ね、さらに自衛隊の「中央即応集団司令部」と一体になっています。もはや、日米軍といったほうが現実的です。こちらに注目しなければならないのに、相模補給廠に小田急がくるような話しに惑わされ、目先の利益に走り、日本全国沖縄化を許してはなりません。
沖縄の普天間移設の代わりに名護市辺野古の海に、沿岸案、V字型滑走路を造る事なども、誰が見ても、どう考えても、沖縄の負担軽減にはならない。絶滅しそうなジュゴンの海である事でも世界が注目しています。私も、辺野古には去年、今年と行きました。この海に米軍基地はいらないと、決意を新たにしたわけですが、冷静になって考えてみると、では自分の街の米軍基地はどうなんだと、調べてみたら、司令部じゃないですか。「米陸軍新司令部」とは最前線に出動する、戦闘司令部です。テロの標的になる可能性がいちばん高い部隊です。キャンプ座間と相模補給廠は一体になっているのです。相模原駅前の15haは米軍住宅で老朽化が進み、市内の別の米軍住宅地に新築するだけです。思いやり予算で。広い敷地に広い家、すべての維持費は私たちの税金でまかなわれているのです。年間3万人もの自殺者を出しているこの国で、政治の貧困は絶望的だといわざるを得ません。
小田急多摩線の延伸に話しを戻せば、唐木田駅から相模原まで来る間に、町田市があります。町田市にとってはなんのメリットもありません。さらに、農地として保全すると言っています。これで、来るとしたら、誰がお金を出すのでしょうか。町田市も相模原市も小田急も出しません。ましてや、愛川町にお金はあるのですか。巨大な公共事業に群がる、「愛国心」のかけらもない利権と土建のからまる古い政治屋の、いなかのじじい。そんな顔しか浮かんでこないのは想像力が足りないのでしょうか。これからの開発とは、自然を破壊せず、残す方向で持続可能な社会を構築する事だと、環境省も言っていませんでしたか、口だけはね。
写真は友人の彫刻家の中里さんの友人の、陶芸家の家。家そのものが作品。自分で建てたと言うから驚く。作品も渋く、織部の色が落ち着いて、飽きがこない。ここから歩いて行かれるところに温泉がある。しかし、ここも来年には合併で、相模原市にさせられるのか。米軍基地とは無縁の、清らかな山里なのに。