ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

小泉元首相の原発廃止発言について・・・読者からの意見(たんぽぽ舎)

2013年10月18日 16時08分49秒 | たんぽぽ舎
 たんぽぽ舎より転載________

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┗■2.小泉元首相の原発廃止発言について・・・読者からの意見
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 小泉元首相の原発廃止発言について、メルマガ読者のご意見が続々
 寄せられています。順次ご紹介します。

◆反原発の一点のみで終結を!           (茨城県 入野さん)

 私は野田幸太郎氏ではなく横原由紀夫氏の意見に賛同します。小泉政権の原
発政策はともかく、脱原発の運動の場でイラク戦争のことまで持ち出して批判
を浴びせたのではせっかくの味方になってくれた人さえ敵にまわしてしまうだ
ろう。どうしてもっと大きな気持ちをもてないのか?
 ついでに言わせていただくと、わたくしは毎回ではないが反原発の集会やデ
モに日の丸を持参している。すると必ずと言っていいほど日の丸を掲げている
ことにイチャモンをつけてくる人が居る。彼等はきまったように一方的に日の
丸に対する勝手な解釈を押し付けてくる。私は他人に国旗や国歌を強要するの
はどんな場合でも断固反対です。
 しかし、逆に国旗を掲げるのも個人の責任でやるなら自由のはずだと考えま
す。また、原発に反対するための集会なのに、それとは直接関係のない基地問
題や冤罪の問題などの主張をプラカードなどに掲げたりそれ関連の署名を集め
る人たちもいる。私の場合は気持ちとしては賛成の場合が多いのだが、これら
の行為も止めてもらいたい。それらは他の場所でやるべきでしょう。
 世の中にはいろんな考え方の人が居る。いわゆる左翼的傾向の人たちだけで
は強大な原子力ムラを突き崩すことなど不可能です。
 近づいてきた新しい味方を原発以外の違いで追い返す愚はもうやめてもらい
たい。

◆続・「なんちゃって脱原発」にご用心    (はだしの源八おじさん)

 政界引退をした小泉純一郎元総理大臣が、脱原発を語っていることで賛否両
論が起きているようです。2011年7月に投稿した『「なんちゃって脱原発」に
ご用心!?』(TMM:No1136)の続編を書きたいと思います。

 小泉元首相の脱原発パフォーマンスを考える前に、現首相安倍晋三夫人であ
る安倍昭恵夫人の脱原発パフォーマンスを検証する必要があると思います。昭
恵夫人の脱原発パフォーマンスは大きく2回ありました。
 1回目は、震災後、民主党政権下においてです。「安倍昭恵のスマイルトー
ク」というブログに、飯田哲也氏との交流の様子がアップされました。
  http://www.akie-abe.jp/index.php?ID=655
  http://www.akie-abe.jp/index.php?ID=663
しかし飯田哲也氏が山口県知事選挙に出馬した時は、昭恵夫人は安倍晋三氏と
ともに自民党候補の応援にまわり、飯田氏を落選させ、選挙終了後に再び飯田
氏と親密そうな様子を写真週刊誌にリークするという不可解な行動をとってい
ます。この時期、安倍晋三氏は、原発について明確なコメントはしていません
でした。これら一連の安倍昭恵のパフォーマンスによって、もしかしたら安倍
晋三は脱原発になびくかも、という期待を、脱原発層に抱かせることに成功し
たのです。 結果的に、安倍氏は自民党総裁となり、2012年末の衆議院選挙で
自民党が圧勝し、総理大臣となりました。

 2回目は、今年7月の参院選の直前、国会内の講演で「私は原発反対」と昭
恵夫人が語ったことがニュースになりました。これも一部の脱原発層の支持を
得る結果となりました。しかし、安倍首相の原発トップセールス外遊にはしっ
かり笑顔で同行し、ますます混乱させました。これらのパフォーマンスは、1
回目が総裁選~衆院選、2回目が参院選と、実に絶妙なタイミングで行われて
います。これを偶然と考えることもできますが、私は周到な計算のもとに行わ
れた世論工作の一種だと思っています。自民党は原発を推進する方針を曲げる
つもりはないのだから、党の公約としては脱原発を言うことができません。し
かし、総裁夫人である昭恵夫人が脱原発脱原発パフォーマンスをすることは、
党としては何も問題は発生しません。世論の8割近くが脱原発になびいている
中で、選挙に勝つためには、明言はできなくても、脱原発への含みを持たせな
ければならなかったのです。有権者の8割が脱原発だとすると、その中には、
多くの自民党支持層も含まれていると考えられます。党としてはその票を失い
たくない。脱原発は約束できないが、総裁夫人である昭恵夫人が脱原発脱原発
パフォーマンスをすることで、ひょっとしたら脱原発が実現するかも、という
淡い期待を抱かせたのです。
 それは結果として成功し、今の安倍政権があります。さて、小泉純一郎氏の
脱原発ですが、これは選挙がからんでいないので、昭恵夫人のケースとは異な
ります。しかし、首相夫人と同じく、政界引退をした元総理大臣も、その発言
によって自民党が責任を問われることはありません。自由な遊撃戦ができると
いう点で、全く同じ効力があるのです。

 では、何を狙っているのか。第一義的には、自民党の自浄作用のアピールで
しょう。安倍内閣は、自民党の中でも極右なので、その暴走に批判が集まった
時、野党ではなく、自民党内でしっかりと受け皿を用意するということです。
その受け皿とは、もちろん小泉進次郎氏です。もともと自民党は、同じ党内で、
メインストリームと、カウンターアタックを同居させ、有権者の選択肢を自党
内に絞らせ、どちらに転んでもいいようにする手法を得意としています。
 支持を野党に逃さず、磐石の態勢をつくるために、政界引退した小泉氏が、
得意の劇場型パフォーマンスをくりひろげていると見るべきでしょう。

【メルマガ編集部より:
 小泉元首相の「原発即時ゼロ発言」について、様々な意見があります。
 今後の反原発運動の前進を目指して、小泉発言について皆さんのご意見を
 お寄せください。メール nonukes@tanpoposya.net FAX 03-3238-0797 】


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