ブーゲンビリアのきちきち日記

神奈川の米軍基地のある街から毎日更新。猫と花と沖縄が好き。基地と原発はいらない。

たんぽぽ舎 地震と原発事故情報 その159

2011年09月01日 06時33分54秒 | たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1174】
                          転送歓迎

      ◆ 地震と原発事故情報 その159 ◆
  5つの情報をお知らせします(8月31日)

★1.電力制限(節電)を前倒しで解除した・経産省
   電気はこんなに余っていたんだ・驚き
   東電と経産省合作の大嘘に怒る
   危険な柏崎刈羽原発2基をすぐ停止せよ    柳田真
★2.ちらし配布にご協力下さい
   9月11日(日)の経産省包囲、人間の鎖行動の成功をめざして
★3.営業運転再開の泊原発3号機 保安院⇒安全委員会の
   「二重チェック」なかった
   安全委員会 斑目春樹「要請はない」
   北海道知事 高橋はるみ「二重チェックは評価できる」
   調査意向の菅氏政権交代
★4.「南相馬市の被災者からの手紙」
   -子どもの声が聞こえなくなった町-
★5.短信…数点



********************

★4.「南相馬市の被災者からの手紙」
   -子どもの声が聞こえなくなった町-
                メールマガジン読者 川上直子

○8月上旬藤本幸久監督の《福島の子どもを守れ》上映キャンペーン(原発震災
・ニューズリール)。5月に続き8月も、60歳以上限定(30代もいましたが)の
この応援ツァーに参加してきました。

「福島の子どもを守れ」上映キャンペーン
1・小出裕章さん「3ヵ月後の今」
2・今中哲二さん「低線量被曝とは
3・河田昌東さん「汚染の中で生きる」・チェルノブイリから学ぶこと・
4・広河隆一さん「チェルノブイリの真実」

○前回に比べ、参加者がずっと減りました。福島県内では県の主催する講演会が
各地で行われ、長崎大の山下俊一が誤った情報を撒き散らしていたようです。
今回は上映後の話し合いの時間が持たれ交流ができ、貴重な現地の声を聞くこと
ができました。それぞれの家族でも高齢者と子育て中の若夫婦では考えが違って
くるし、夫婦でも、子どもを避難させるべきか否かで意見が食い違い、本当に皆
さん苦しんで、話し始めれば、いつも時間が足りませんでした。
 そんな中で、宿として泊めてもらった、いわき市の「山さと農園」の佐藤さん
がコピーしてくださった南相馬市の被災者の方の声を、どうしても、首都圏にす
む皆さんに伝えたいと思って、たんぽぽ舎のメールで是非伝えて欲しいので送り
ます。(日本の政府にも送ろうと思います。)
○佐藤さん達いわき市で有機野菜を作っている人たちの野菜を、NPOの人たち
が買い取って、南相馬市の被災者に送っている支援物資の分配拠点の人からの手
紙です。

『いつも大変お世話になっております。東日本大震災+原発事故が起きてからも
う4ヶ月も経ちますが、南相馬市の復興は他の市、町、村に比べて進んでません。
秋まで本当に緊急時避難準備区域は解除になるのでしょうか。私達年寄りばかり
の町になってしまうのでしょうか。子ども達そして親たち、放射線の値が心配で
町を離れて生活している状態です。仮設ができて物資配りに行っても年寄りばか
りです。買い物に出かけようにも足がなく又、病院に通うのも大変不自由してお
ります。昔の南相馬市に戻ることができるのでしょうか。
近くに学校があっても子ども達の声が聞こえてきません。朝早く起きて隣町まで
バスで通学しているからです。現在は夏休み中ですが、外では遊ぶことができず
困っています。近くに公園があっても草が生えて放射線量が高く遊ぶことができ
ないのです。除染が必要なのです。
市外に仕事を持っている人は、常磐線が不通なので、1ヶ月に1回ぐらいバスな
どで帰宅している状態です。線路は赤くサビています。
スーパーも震災前は夜10時まで営業していたのが、7時に閉店、買い物も昼間し
ておかないと困ることもあります。農家の人たちはスーパーで野菜等を買うたび、
あまりにも高いのにびっくり。自給自足していた人は驚くことばかり。
 田、畑は草が伸び放題「原発事故さえなかったら」悔しくって涙が止まらない
といってます。海に近い人々は住む家も流され、すべて失い、生活していくのが
本当に大変です。広々とした家に住んでいた人が現在は仮設借り上げ住宅にいま
す。生きていく希望もありませんと友人同士で話しています。
 「目標のない生活」。今まで家族のために田、畑を耕したりしていました。自
分たちで何かしようと思っても、まだ時間がかかります。「心のケア」も必要で
す。私達に一番元気を与えてくれるのが、なんと言っても孫の一言です。贅沢は
言いません。一つ屋根の下で家族が一緒に生活したいです。もう少し皆様方の力
を貸してください。私たちも頑張ります。よろしくお願いします。
          原発事故から命と環境を守る会 ボランティア一同』

この声を聞いてください。この悲痛な叫びを聞いてもまだ原発廃止と言えない政
府って何なんですか。(川上直子)

_______________________





人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る