父、慶作さんの三回忌を、八王子にあるお墓の礼拝堂で行いました。今年は諏訪の1家族だけの参加でした。慶作さんの三人いる子供、私の兄姉は参加することができなかったので、私に卒塔婆を託しました。新しい卒塔婆に変えました。
努力慶心信士。努力した人でした。無一文から都内に家を建て、お墓まで用意したね。
三回忌を済ませた後、母、典子さんのいる特別養護老人ホームに行ってきました。認知症を患っているため、会うたびに言葉を失っていくようでした。この前来たときは椅子に座ったまま言葉を聞くことができませんでしたが、今回は「わかる?宏信だよ」と耳元で話すと「わかる」と小さな声で答えました。
手をしっかり握って、離しませんでした。慶作さんが亡くなったことは、話せていません。知らなくてもいいかもしれないと思う。話して分かってもすぐ忘れてしまうかもしれないけれど、一瞬でも悲しい思いをさせることもない。母には、心穏やかな毎日を過ごしてほしい。これからずっと。
日帰りでバタバタしましたが、帰りには息子のリクエストで駅ビルで夕飯を食べて、埼玉の大学に通うアパート暮らしの娘と別れ、あずさに乗って帰ってきました。無事三回忌を済ませた安ど感と、今日一日の疲労感でいっぱいの一日でした。