還暦がやってまいりました
この夏に還暦を迎えることができました。長かったような、あっという間だったような。いずれにせよ60年間お疲れ様でしたー自分。会社の皆様から花束を頂戴して定年退職となりました。
三鷹市で生まれ10歳まで過ごした武蔵野を後に八王子に引っ越しました。転校生はこういう経験をするんだと思いながら、小学校からさほど距離も違わない中学校に入学。ベビーブーマーである昭和30年代の子供たちは、1クラス40人で学年全体では8クラスというマンモス校で過ごします。中学の時から生徒会の副会長をして、都立高校では生徒会長を務めました。高校を出ると地元のスーパーに勤め、同期入社2番目の速さで売り場主任の辞令をもらいました。しかしその辞令は執行されることなく会社を退職しました。交通事故に巻き込まれ、重度障害を負ってしまったのです。
一年間の入院生活とその後の自宅療養の中、世間ではワープロ専用機とMS-DOSパソコンが販売された頃にMacintoshに出会いました。東京小平にある障害者職業訓練校を出ると、外資系会社に入社してMacのプレゼンソフトで仕事(DTPr)をしました。その後個人事業主を経験した後、信州の会社に就職、編集業務(DTP)につきました。結婚し子供が生まれ、家を買い、死なずに定年を迎えることができました。
ありがたいことに、元職場に再雇用が決まりました。その初日は、障害者の技能五輪、ながのアビリンピックに参加することでした(休日出勤)。会社初のアビリンピック全国大会メダリストになれた私の再就職初日がアビリンピックというのも何かの縁かもしれません。
若手を一人競技会場まで連れてきました。やって見せる。そんなことのできる先輩になれたらいいと思います。結果は銅メダル。若手は銀メダル。それでいいんです。