なかねっと

中根直行九段と金賢貞四段のオフィシャルブログです

けんとう

2015-06-17 18:00:11 | 中根
棋士は対局が終わると必ずといっていいほど、 「検討」 するんですよ。


これがみなさん、よう~~~~~~しゃべるんですわ!


一日黙って打っているからね。ストレスたまっているのかも。




中根でございます。


感想、反省なども含まれ、つまり


「こう打っていれば、勝ちだったか」 とか


「この手は全く読んでなかった、ひどいね」 とか


「こう行くと、どう来るの?」 など。




ドンドン図を並べていって、


「これは黒が全然良い!」


「え?そんなこと無いでしょ?白も打てるよ」


「いや~問題にならんね。」


「そうかな、どちらか言えば白持ちだけど」


このように極端に分かれる事もあれば、





「ここに打っておけば全然良かった」


「・・・・・はい」


「だいぶ勝っていたでしょう?」


「・・・・・・はい」


「大差に良かったのにね」


「・・・・・・・・・・・・はい」



「何やってんだろうね!」



「・・・・・・・・・・・・・はい、・・・いえ・・・はい」


一方的に言いくるめられるケースもある





私が思うに本来「検討」とは負けた側がどう打つべきだったかを両者で研究するべきものだと思う。



勝った側も相手の立場で考え、その局面での最善手を探し、その後の図を並べ、結論を出すべきものだと思う。



勝ったくせに自分の事ばかりベラベラしゃべっとるようじゃ・・・・・あかんわね~



 ったく、 「見当」 違いな!



そんなんじゃ 「賢答」 は出ないよね~



さあ、明日は試合。 「健闘」 を祈る








コメント (3)
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