ロマンスカーは小田原駅の安全確認が済んで一時間近く遅れて到着。
東海道線を含め全ての鉄道が運休。熱海に行くことも、東京に帰ることも出来ない。
一時間か二時間もすれば動くかなと思い、小田原城あたりを散歩。
でもラジオを聞いていると、状況はなかり悪いみたい。
相変わらず携帯電話は通じず。
売店の横に公衆電話があったので使ってみると自宅につながり、
家族の無事が確認できた。
駅前の公衆電話は長蛇の列だったので、ここまで来て良かった。
こういう時のために、テレホンカードは1枚ぐらい持っていた方が良いと思った。
携帯は通話だけでなく、メールもすんなりと送受信できず。
なんとか受信できたメールによると先に熱海に着いた人は、避難勧告によりホテルから避難しているとか。
日も沈め始め、気温も下がって来た。
今夜は帰れないかもと言う思いが強くなり、朝まで居られる日帰り温泉施設、万葉の湯に入った。
が、お風呂の設備が点検中で、また受付が出来ないとのこと。
とりあえず下足札を預け三階の休憩所で待つことに。
7時20分に受付開始したけど混雑しているので、三階で待っている人はもうしばらく待って欲しいのアナウンス。
でもしばらく待っても、その後の案内がないからフロントまで降りてみたら、すごい人混み。
ようやく受付の手続きをして、館内着に着替えて浴場に行く。
あの受付の状況からして、浴場はかなりの混雑と思っていたら、とてもすいている。
「あれだけの人はどこに行ったのかなぁ。食事ているのかなぁ。」と思いながら
ゆっくり風呂につかった。
露天風呂に入っていると、小田原市街に大津波警報しらせるアナウンスが頻繁に聞こえる。
非常事態の中での露天風呂。変な感じだ。
風呂からあがってから、テレビが付いたリクライニングシートがあるリラックスルームに行ってみた。
リラックスするというより、眠る場所って感じのところだ。
かなり広くて、沢山のリクライニングシートがあるけど、そこはすべて埋まっている。
館内着に着替えることなく、既に眠っている人も多い。
人がそこにいなくても荷物を置いて場所取りをしている。
浴場が混んでいなかった理由はこれかぁ。
みんな真っ先にリラックスルームに来ていたのだな。
温泉施設に来たら、まず入浴。そらから寛ぐ。
そう言うもんだと思っていたが、こんな事態のときには、
そんな考えじゃ駄目なんだね。
しかたなく、食事処に行き、夕飯を食べる。
テーブル席と座敷があるが、座敷では横になって眠っている人がいる。
リラックスルームで寝られないなら、ここなのかなと思い、
食事後に座敷の端に場所を確保する。
でも、明かりが煌々とついているので眠れないだろう。
とりあえず、その場に読みかけの本を置いて、
館内の他の場所を巡ってみると、廊下とかにマットレスを敷いて眠っている人がいる。
仮眠用のマットレス。そういうものもあるようだ。
でも、既に全部貸し出されてしまっているようだ。
他に寝場所が無いものか探すと、大きな座敷の広間に「仮眠室」の札が。
普段は違うけど、急遽仮眠室にしたみたいだ。
明かりの消えている中を除くと、数名がマットレスを敷いて寝ている。
寝る場所はまだある。でもマットレスがない。でも座布団がある。
座布団を8枚集めて寝床を作り、毛布もないので着て来たフリースと、中綿ジャケットを着る。
時間がたつにつれて、仮眠室に人が増え、マットレスも毛布もなくても、
それぞれ工夫して畳の上に横たわる。
なかなか寝付けない。時折、言い争う声が聞こえる。
「てめえ、俺の寝場所をとりやがったなぁ!」
「わたくしの毛布がないざます。あなた、わたくしの毛布をお取りになったざましょ?」
言い争う以外にも、ぼそぼそと会話する声、いびき。
熟睡できずに、うつらうつらと朝を迎えた。
東海道線を含め全ての鉄道が運休。熱海に行くことも、東京に帰ることも出来ない。
一時間か二時間もすれば動くかなと思い、小田原城あたりを散歩。
でもラジオを聞いていると、状況はなかり悪いみたい。
相変わらず携帯電話は通じず。
売店の横に公衆電話があったので使ってみると自宅につながり、
家族の無事が確認できた。
駅前の公衆電話は長蛇の列だったので、ここまで来て良かった。
こういう時のために、テレホンカードは1枚ぐらい持っていた方が良いと思った。
携帯は通話だけでなく、メールもすんなりと送受信できず。
なんとか受信できたメールによると先に熱海に着いた人は、避難勧告によりホテルから避難しているとか。
日も沈め始め、気温も下がって来た。
今夜は帰れないかもと言う思いが強くなり、朝まで居られる日帰り温泉施設、万葉の湯に入った。
が、お風呂の設備が点検中で、また受付が出来ないとのこと。
とりあえず下足札を預け三階の休憩所で待つことに。
7時20分に受付開始したけど混雑しているので、三階で待っている人はもうしばらく待って欲しいのアナウンス。
でもしばらく待っても、その後の案内がないからフロントまで降りてみたら、すごい人混み。
ようやく受付の手続きをして、館内着に着替えて浴場に行く。
あの受付の状況からして、浴場はかなりの混雑と思っていたら、とてもすいている。
「あれだけの人はどこに行ったのかなぁ。食事ているのかなぁ。」と思いながら
ゆっくり風呂につかった。
露天風呂に入っていると、小田原市街に大津波警報しらせるアナウンスが頻繁に聞こえる。
非常事態の中での露天風呂。変な感じだ。
風呂からあがってから、テレビが付いたリクライニングシートがあるリラックスルームに行ってみた。
リラックスするというより、眠る場所って感じのところだ。
かなり広くて、沢山のリクライニングシートがあるけど、そこはすべて埋まっている。
館内着に着替えることなく、既に眠っている人も多い。
人がそこにいなくても荷物を置いて場所取りをしている。
浴場が混んでいなかった理由はこれかぁ。
みんな真っ先にリラックスルームに来ていたのだな。
温泉施設に来たら、まず入浴。そらから寛ぐ。
そう言うもんだと思っていたが、こんな事態のときには、
そんな考えじゃ駄目なんだね。
しかたなく、食事処に行き、夕飯を食べる。
テーブル席と座敷があるが、座敷では横になって眠っている人がいる。
リラックスルームで寝られないなら、ここなのかなと思い、
食事後に座敷の端に場所を確保する。
でも、明かりが煌々とついているので眠れないだろう。
とりあえず、その場に読みかけの本を置いて、
館内の他の場所を巡ってみると、廊下とかにマットレスを敷いて眠っている人がいる。
仮眠用のマットレス。そういうものもあるようだ。
でも、既に全部貸し出されてしまっているようだ。
他に寝場所が無いものか探すと、大きな座敷の広間に「仮眠室」の札が。
普段は違うけど、急遽仮眠室にしたみたいだ。
明かりの消えている中を除くと、数名がマットレスを敷いて寝ている。
寝る場所はまだある。でもマットレスがない。でも座布団がある。
座布団を8枚集めて寝床を作り、毛布もないので着て来たフリースと、中綿ジャケットを着る。
時間がたつにつれて、仮眠室に人が増え、マットレスも毛布もなくても、
それぞれ工夫して畳の上に横たわる。
なかなか寝付けない。時折、言い争う声が聞こえる。
「てめえ、俺の寝場所をとりやがったなぁ!」
「わたくしの毛布がないざます。あなた、わたくしの毛布をお取りになったざましょ?」
言い争う以外にも、ぼそぼそと会話する声、いびき。
熟睡できずに、うつらうつらと朝を迎えた。