涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

Move & Return to basics/動け。そして基本に忠実であれ。

2021-12-31 11:29:25 | チラシの裏
2021年もいよいよ大晦日だ。
今年もコロナ禍の脅威は続き、あまり外に出られず、人に会うことも少ない1年となった。
流行り病が危険視される中で見栄と利権に満ちたオリンピックが強行されて迷惑したり、首がすげ変わったと思ったら信念の欠片もなさそうな日和見がコロコロ態度変えてたり、気休めにもならない給付金を1回やる程度でガス抜き施策を満足してそうだったり。
まあなんだ。社会的な部分としては観ての通り、惨憺たる状況だ。

特に不安視しているのが、前に日記で書いたが、モノ不足が加速して物価が値上がりし始めている事。
買い負けも起きていることから、来年もこの傾向が続くだろう。
物価は上がるくせに賃金は上がらずマネーストックは減っていく一方。
所謂スタグフレーション化が加速するんじゃないか。

そんな状況で今のお上が効果的な施策を打つ手立ても覚悟もあるのかと問われれば、無いだろう。
この国は緩やかに死んでいっていると俺は思っている。
5年後10年後はどうにかなっているだろうが、その先の20年30年は分からないな。

俺ら国民も国民で「まだ死んでいないから大丈夫」「俺達の世代では問題ないからセーフ」と言い訳し続けて、現状に対する危機感も対策も打たないままなんだろう。
年金がちゃんと貰えると思っている若者は今どれくらいいるんだろうな。
どこかの世代でそのツケを払う時が来るんだけど、そのツケが来た時が終わりの始まりだ。

まさに衰退国の典型的なモデルだ。
後世の世界各国におかれては、我が国を良い反面教師にしてもらって、こんなド低能な国家運営にはならんことを願う。

社会ではロクに明るい話題がないが、俺はと言えば結構明るい話題があった。
何と言っても2月20日(土)に第一子が生まれ、家事や育児に追われがちな毎日を送っている。
仕事も在宅勤務メインに変えたことで、ライフワークバランスがより良くなっていった。

しかし育児は本当に大変だと実感した。
家事はルーティンに近いものがあるので慣れてしまえば問題ないが、育児はイレギュラーな事が日常茶飯事だ。
想定していない事が毎日のように起きてしまう。

この1年での育児は、俺が想像していた育児の3倍は軽く超える困難さだったな。
まあ元々そういうのが苦手だったのかもしれないが。
人以外のものだったら感情がない分やった事に対しての反応は想定できるものが大半だけど、赤ちゃんは感情がある上に喋れないから理解が難しい。
他者の意図が理解できない状態で不満を解消させていかなければならないので、非常に難しい。
日々の暮らしの中で近くに居て少しずつ分かっていくしかないんだけど、これを怠ると親子共々大変なことになるんだろう。

電車や集合施設で子供がギャンギャン泣いているのを止めないで呆然と突っ立ってる親に腹が立ったものだけど、もうやる手立てが考え付かないんだろうなと、今にしてみれば思う。
自分のコンディション管理と同時に子供を四六時中観てなくちゃいけないあの状況下では、思考が止まる気持ちも分からなくはないなと理解するようになれた。
とは言っても第三者にとっちゃ迷惑以外の何者でもない。
それでも泣いている子供の気を逸らす手立ては沢山あるのだから、結局のところ対策しろよって結論になるのだけど。

とにかくそんな感じで子育てが日々の生活の大半を占めるようになった。
時間を観て本やゲームをしてはいるけど、やはり自分の時間は前以上に限られるようになった。
だから、これからは今まで以上にやりたいもの・やるべきことを絞っていかなくちゃいけないんだろうなと考えている。

ではやるべきことは何かということを考えた時、それは「まずは行動する事」だろうと思う。
俺は本当にインドア派が染み付いていて、出不精だ。
外に出るにしても決まったところしか行きたがらない。

物事を取り掛かるまでに時間がかかる。
何か新しいことにチャレンジするとき、いつも尻込みしてしまう。

良い意味では慎重なのだが、悪い意味では臆病だ。
この傾向は昔から直したい直したいと思ってはいるが、一向に直る気配がない。

だが、ここ最近息子の様子を観て思うことがある。
息子はハイハイが出来るようになってから色々な所に行きたがる。
ハイハイが出来る前から周りをキョロキョロ興味深く見ることが多い。
まだ何もわからない状態なのでそれは当たり前なのだが、色々なモノが新鮮に見えて触れたいのだろう。

そして新しいものに触れて飽きるとまたすぐ新しい事に取り掛かる。
この姿を観て、俺もこういう風にしなくちゃいけないなと自らを省みた。

多少の失敗はしてもいいのだ。とにかく動いて何か成果につなげられればそれで良いじゃないか。
そもそもここまでの俺は完璧を求めすぎていたのかもしれない。
Twitterでメンタルに関する以下のような投稿を見かけた時、「60点で十分」なところはちょっと頷いてしまった。



散歩道で新しいルートに行った。新しい店に立ち寄った。新しい副業に取り組んでみた。
どんな小さなことでも良い。
来年はまだ経験していなかったような事に取り組んでいきたい。
そして、その取り組みに対して100点を目指すのはもちろんだが、出てきた結果にはまずは60点程度で満足感を得ること。
これをしていかないと俺に前進はないなと感じた。
そういう意味では来年は「Move」をモットーにやっていきたい。

しかし動くだけじゃダメなのだ。闇雲に動いていたら良いって言うもんじゃないのだ。
それはここまでの失敗で良く分かってきている。

迷ったとき、手が止まった時にどうするかだ。
それはやはり「基本に立ち返る」だと思う。

やりたての事が失敗したとき、やはり根本の基本的な練習の部分が足りていないのだと思う。
基礎練習は非常に地味でつまらないことが多い。
だが、これをやらなきゃ強くならないのだ。

動くことをビビらずにやる一方で、迷った時の基本をおろそかにしない。
タイトルの通り、「Move & Return to basics/動け。そして基本に忠実であれ」を来年のやるべき目標にして、自身を表現していこうと思う。

今年もあとちょっとで終わりだ。
来年は良く動ける年になるように頑張って走っていきたい。

ありがとう2021年。
良いお年を。

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