今年触れた作品を、私ちくぜんめが勝手に意味もなく表彰する「ちくぜんアワード」のお時間がやってまいりました。
※あくまで自分が2024年に触れた作品なので、2024年より前に出た作品も含まれる。
昨年までのアワード作品や今年のノミネートに関しては下記リンク参照。
●これまでのちくぜんアワード日記
これまでのアワード日記は下記リンク参照。
・2011年ちくぜんアワード
・2012年ちくぜんアワード
・2013年ちくぜんアワード
・2014年ちくぜんアワード
・2015年ちくぜんアワード
・2016年ちくぜんアワード
・2017年ちくぜんアワード
・2018年ちくぜんアワード
・2019年ちくぜんアワード
・2020年ちくぜんアワード
・2021年ちくぜんアワード
・2022年ちくぜんアワード
・2023年ちくぜんアワード
●2024年ちくぜんアワードノミネート日記
・2024年ちくぜんアワードノミネート(書籍部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(映像部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(新日本プロレス系部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(競馬部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(ゲーム部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(音楽部門)
それでは今年のちくぜんアワードの作品を書いていく。
■書籍部門
10位:魚豊『チ。―地球の運動について―』
9位:王欣太『地獄の家』
8位:呉勝浩『爆弾』
7位:夕木春央『方舟』
6位:麻耶雄嵩『隻眼の少女』
5位:原田久仁信『劇画 プロレス地獄変』
4位:鈴木央『七つの大罪』
3位:サンドロビッチ・ヤバ子 原作、MAAM 作画『一勝千金』
2位:森見登美彦 著、上田誠 原案『四畳半タイムマシンブルース』
1位:波切敦『レッドブルー』
10位は魚豊『チ。―地球の運動について―』
元々読もう読もうと思ってて寝かしておいた作品だったのだけど、読んでみて本当におもしろい。
読んだ後に調べたら、地動説の迫害って言うほどなかったんだなっていうのが分かったり色々興味深いものがあった。
そういう意味では、地動説という主張を権力者たちに屈することなく声高に叫んでいく姿から、思想・信条の自由に重きを置いた作品として観るのが良いと感じた。
9位は王欣太『地獄の家』
これは結構昔の作品で、蒼天航路よりも前の作品になる。
王欣太と言えば『蒼天航路』なんだけど、その雛型のようなキャラが出ていて、あの壮大なキャラや演出は、もうこの時から熟成されていたんだなと感じた。
特になんか衝撃的なシーンがあるとキュビズム的な絵柄挟んでくるのはこの頃からなんだなって。
8位は呉勝浩『爆弾』
これは本当に犯人のスズキタゴサクがただただ胸糞悪かった。
「コイツ本当にクッソ惨めな最期遂げて欲しい」と思いながら読んでいた。
でも、これだけキャラに感情移入しちゃうのは、その作品が名作という証なんだと思う。
7位は夕木春央『方舟』
ラストが本当に衝撃的だった。
ヤベェ、なにこのラスト。マジでスゲェ。
「アァーッ‼️😳」ってなった。
あと、ランクインしたのは方舟だけど、『十戒』とセットで読むとなおよし。
6位は麻耶雄嵩『隻眼の少女』
数年前にメタルギアソリッドやデスストランディングの小島監督が紹介してたのでチェックしてた作品。
これもラストで結構衝撃を受けた。
こんなヒロイン、俺も描いてみてぇ~ってなった。
5位は原田久仁信『劇画 プロレス地獄変』
どこまで本当なんだろうなっていうのと、やっぱプロレスの裏側ってドロドロしてておもしれー!っていうのがある。
猪木、ゴマシオ、長州力辺りのハナシがかなりドロドロ。
そりゃ暗黒期になりますよって思いました。なんとなく。
あと、ターザン山本をリアルタイムで俺が触れてたらどうなるんだろうなとは感じた。
後になって事情が出ている状況で観ているからこんだけ客観的に観てはいられるけど、リアルタイムで活字プロレスっていうヤツに触れてたら、俺も変なかぶれ方しちゃってた気もする。
SNSが俺が中高生時代に無くて良かったっていうのと同じくらい、こういうのを中高生時代に触れてないで良かったと思った。
4位は鈴木央『七つの大罪』
これも結構前の作品。
鈴木央作品は、俺が中学~高校の頃だったか、『ライジングインパクト』がめっちゃ面白かったんだよね。
こんなおもしろいのに何で打ち切りみたいな終わり方させちゃうのか不思議で仕方ない漫画家っつったらこの人みたいなところがあった。
もちろん『Ultra Red』なんかもチェック済みで、これもめっちゃおもろいのに打ち切りみたいなところあったよな。
「集英社ホント分かってねーな」って思ってたよ当時は(笑)
で、その時からアーサー王伝説好きなんだろうなってくらいアーサー王周りのキャラ設定してきていた。
だからどこかでファンタジー描くんだろうなってぼんやり思っていたらやっぱり抜いてきたという。
まあ当然のごとく面白いよね。
3位はサンドロビッチ・ヤバ子 原作、MAAM 作画『一勝千金』
『ダンベル何キロ持てる?』のコンビの新作なんだけど、とにかくキャラがしっかり立ってて良い。
個人的に好きなキャラは柚巴・リーとレフェリーの新村つかさ。
柚巴・リーの試合はもっと描いてほしい。やっぱ中国拳法なんだワ。
新村ちゃんはマンガワンのちょい足しでホス狂出ることが判明してこれまた笑った。
2位は森見登美彦 著、上田誠 原案『四畳半タイムマシンブルース』
上田誠の戯曲「サマータイムマシン・ブルース」をベースにした新しい四畳半世界のストーリー。
相変わらずのキャラたちがバカやってて面白かった。
ナニがおもしれぇって、スゲェ馬鹿馬鹿しい光景がめっちゃ堅い文章で描写されてるギャップが面白い。
役に入り込みすぎた新撰組の連中のくだりとかスゲェ好き。
そして、こんなバカバカしくてくだらないやり取りの日々こそが、かけがえのない青春なんだなって。
アニメ版もおもしろかった。
ディズニープラス、これだけのために入っちゃったよ(笑)
1位は波切敦『レッドブルー』
ラッパーの般若が紹介してたのを観て、気になった作品ですね。
どんな作品かは彼がバッチリ言語化してるので、こっち参考にした方が良い。
今年はこれが一番面白かった。間違いない。
グラップラー目線での総合格闘技のおもしろさが凄いよく出ていると思う。
格闘技はやっぱり打撃が華になりがちだけど、極めるっていうのにスポットライトが当たっているのは本当に良いと思う。
■映像部門
10位:小市民シリーズ
9位:<第1話 一挙無料配信>【公式】闇芝居 一期~十三期
8位:【怪談朗読】「獄恐怪談7話総蒐編」 都市伝説・怖い話朗読シリーズ
7位:【超衝撃】面白すぎて眠れなくなる世界の謎【勉強や作業に最適】
6位:「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」
5位:生き生きとした全身ポーズが描ける「はじめてのジェスチャードローイング」を解説!【前編】
4位:「岸辺露伴は動かない」
3位:A Metaphor in Fantasy - Katsura Hashino, Shigenori Soejima & Shoji Meguro
2位:「らんま1/2(リメイク版)」
1位:「ミッドサマー」
10位はアニメ版の「小市民シリーズ」
米澤穂信の小市民シリーズが満を持してアニメ化。
古典部シリーズとはまた違った感じではあるけど、青春ミステリーモノとしておもろい。
なんかもう2期が確定したみたいで、今後も楽しみ。
9位は「闇芝居」
Youtubeで動画がライブ配信されてて、作業用として今年は重宝してた。
8位はヤミツキテレビ「獄恐怪談7話総蒐編」
これも毎年の怪談系の動画として作業用や睡眠導入のお供にしている。
声のトーンが凄い良い塩梅なんよね。
7位はバイエンスの動画。
これも作業用ですね。
非常に扱う話題が興味深いので好き。
6位はジョジョ6部のアニメ。
個人的には3部、4部、5部の流れが本当に完璧だったので、ソコと比較しちゃう形にはなっちゃいがちではあるんだけど、6部も十分おもろいんだよな。
特に序盤のグェスとジョンガリ・Aが好きなんよ。
5位はジェスドロの動画。
今年絵の練習でこのジェスチャードローイングを取り入れだしたんだけど、これがかなり肌に合っているように感じる。
何より短い時間でできるので、絵の練習の習慣化には一番向いている気がする。
この辺の動画を観て来年も絵の技術を勉強していきたいところ。
4位は「岸辺露伴は動かない」のアニメ版。
富豪村の「おいおいおいおいおいおいおい、だから、おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」の再限度スゲェ良くて笑った。
3位はメタファー:リファンタジオのドキュメンタリー動画。
こういう意図や目的でこのゲーム作られたんだっていうのがよく分かる。
今年は本当にこのゲームの影響を受けた。
人生観に影響出たかもしれない。
2位はリメイク版のアニメらんま。
おもろいよね。色褪せない。
やっぱ留美子はスゲェなって。文句なしです。
ラブコメやろうと思ったら留美子の『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』は絶対通った方が良いよなって。
1位は映画「ミッドサマー」
スッキリ終わる映画じゃないんだよね。
モヤモヤは終わっても残るし、胸糞も悪いし。何やこの村って嫌悪感しか残らない。
でも衝撃的なんだよね。
ドカーン!みたいな衝撃じゃなくて、ジワリジワリと毒のように効いていくタイプの衝撃。
3日に1回くらいミッドサマーのあの嫌悪感たっぷりなシーンたちがフラッシュバックするんよ。
気分が落ちている時に観ちゃいけないし、何度も観るもんじゃあない。
だけど、人生で1回は絶対観て欲しい映画でもある。
■新日本プロレス系部門
5位:石森太二vs永井大貴(2024年11.12新宿FACE)
4位:DOUKIvsSHO(2024年10.14両国国技館)
3位:HENAREvs鷹木信悟(2024年6.16北海きたえーる)
2位:ザックセイバーJr.vs辻陽太(2024年8.18両国国技館)
1位:男色ディーノ、エル・デスペラードvs外道、ディック東郷(2024年6.10後楽園ホール)
5位は超人石森興行から石森vsヤングライオンの永井くん。
ナニが見どころかって、石森の黒ショートよ。
めっちゃフレッシュ。これだけでこの興行の元取れてる。
まあその後も見どころ沢山あって素晴らしかったのが石森興行なんだけども。
次はマジで後楽園でやって欲しい。
4位はDOUKIさんとSHOくんのタイトルマッチ。
SHOくんの煽りが日に日にイキイキしてきてて良いと思う。
あとマスクとられたDOUKIの鬼神ライガーリスペクトなムーブもグッド。
秒殺決着でタイトルマッチとしては物足りなさこそあったけど、DOUKIのマスクとったらどうなるかっていうのを印象付けるには良い試合だったと思う。
3位はHENAREと鷹木のNeverタイトルマッチ。
今年はHENAREかなり良かったっていうは跳ねたと思う。
それだけに怪我しちゃったのは可哀想だった。
靱帯やっちゃったみたいだから長期離脱にはなっちゃうんだけど、また元気に戻って躍動して欲しい。
2位はザックと辻のG1決勝。
鈴木軍時代から応援してたザックがついにG1をとった。
外人選手がG1獲るって、滅多にないっていうかほぼないのよ。
その中でG1獲ってIWGP世界ヘビーも獲ったっていうのは、本当に認められてるんだと思う。
間違いなく団体の顔レベルまで来たと思わせるような内容だったし、その内容に見合うG1制覇&IWGP戴冠だった。
1位はデスペインビ興行のメイン。
”フェロモンズごっこ”というテーマでフェロモンズを再現させた。
この興行が今年一番おもしろかったっていうか、ここ数年で一番面白い興行だった。
フェロモンズというユニットは当時からおもろいこと連発してて俺もチェックしてたんだけど、まさかデスペが影響受けてるとは......
でも本当にフェロモンズはスゲェ良いユニットだったんだワ。
当時から「辛い時はフェロモンズを観ろ」ってよく言われてたんだけど、これは本当に嘘じゃない。
単に下品なことをやってるところを笑ってくれって意味じゃなくて、やりたいことを全開でやってる人間をみて、自分の活力にしてくれって意味なワケ。
だから俺はフェロモンズ大好きなんだろうな。
やりたいことをやってはっちゃけてるヤツって、やっぱ印象的だよ。
■競馬部門
5位:NHKマイルカップ「ジャンタルマンタル」
4位:チャンピオンズカップ「レモンポップ」
3位:日本ダービー「ダノンデサイル」
2位:皐月賞「ジャスティンミラノ」
1位:ジャパンカップ「ドウデュース」
5位はNHKマイル杯。
ジャンタルマンタルがね~、横綱相撲したよね。
皐月賞の走り観てて、こいつは絶対マイル戦線盛り上げると思ってたから、ここで獲ったのは想定通りではあった。
ジャンタルマンタルとアスコリピチェーノは来年のマイル戦線で熱いと思う。
4位はチャンカンでのレモンポップ。
チャンカン2連覇にして有終の美。
海外こそ向いてはいなかったけど、国内ダート戦線で敵なしって感じだった。
3位はダービーのデサイル。
ノリさんがね~、やってくれたよね。
武豊の記録を更新するのはすごいな~。
ノリさん流石なんだワ。
2位は皐月賞のジャスティンミラノ。
勝った馬も凄いけど、ジョッキーインタビューに熱いものがある。
亡くなった藤岡康太のご冥福をお祈り申し上げます。
1位はジャパンカップ。
ここで勝ったドウデュースが凄いっていうのは言うまでも無いけど、個人的には2位のシンエンペラーが印象的。
去年ラジオN杯京都2歳Sを獲ってからチェックしてきているのだけど、結構安定してるんだよね。
レースのほとんどを掲示板以内で来ているし、あと一歩のところが多いので、来年どこかでG1をとると思っている。
そして今年の個人的な年間代表馬はシンエンペラー。
ポテンシャルはあるけどこんだけ惜しいレース続けてきて、こいつは絶対どこかで突き抜けるという期待感に満ちた馬。
勝利こそなかったが、今年一番出走したときに目がいった馬でもあり、来年の動向を一番注目している馬でもある。
■ゲーム部門
10位:「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk and Milk outside a bag of milk outside a bag of milk(Switch版)」
9位:「GRANBLUE FANTASY Relink」
8位:「レインコード」
7位:「FINAL FANTASY VII REBIRTH」
6位:「スーパーマリオRPG(リメイク版)」
5位:「ヴァンパイアサバイバーズ」
4位:「サイバーパンク2077」
3位:「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」
2位:「ユニコーンオーバーロード」
1位:「メタファー:リファンタジオ」
10位はインディーゲーの「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk」と「Milk outside a bag of milk outside a bag of milk」
ミルクを買いに行くだけ。
こんな心がジワジワ蝕まれることある!?ってくらいやってて辛い。
9位はグラブルリリンク。
延期に延期を重ねたタイトルだけど、しっかりした良いキャラゲーになっている。
個人的にはナルメアさんのモデルが大好き。
8位はレインコード。
感想は以前日記に書いた通り。
ダンガンロンパ系ミステリーの新しい軸ができたと思う。続編希望。
7位はFF7リバース。
前作のリメイクに比べるとかなり気合入れて作ってきたと思う。
マップが広大になり、ミッションや演出も更にブラッシュアップされて非常に面白い。
でも、まだできるだろう。まだやれるだろう。
FFに対しては俺は過度に期待してしまう所がある。
非常にわがままではあるとは承知の上だけど、次回作はもっとスゲェのが出てくると期待しているよ。
6位はスーパーマリオRPGのリメイク版。
色褪せることない安定のおもしろさ。
難易度選択ができるようになり、よりライトユーザーも取り込みやすい作りになっているのもグッド。
5位はヴァンサバ。
「ヴァンサバ」ライクというジャンルを作り出したゲームで、配信者が一時期スゲェゲーム実況に使っていたタイトル。
どんなもんかと思って触ってみたら、スゲェ中毒性がある。
自分がどんどん強くなっていく演出と、敵がワラワラ出てくるのを薙ぎ払う快感の表現が非常に秀逸。
こういうゲームがスマホとかでどんどん出てくれば良いのにとも思った。
4位はサイバーパンク。
感想は以前日記に書いた通り。
発売直後は不具合や動作に問題があったけど、度重なるアプデで名作に昇華された。
広さと密度が本当に凄い。
FF7Rもこれくらいやってくれよっていうのが正直な所。
3位はエルデンリングのDLC。
PS4版でプラチナ獲ったのに、PS5版でもプラチナ取り直すくらいには面白かった。
約束の王、ラダーンが狂暴過ぎたけど、アプデで弱体化もされたらしい。
結局舞台設定が全て理解できたわけではないので、続編を希望。
そんでもって、来年発売予定のナイトレインも勿論注目している。
2位はユニコーンオーバーロード。
感想は以前日記に書いた通り。
オウガバトルサーガで思春期を過ごした俺にとっては最高のゲームだった。
魅力的で多彩な登場人物、二転三転するストーリー、戦略性に満ちた戦闘。
どれをとっても素晴らしかった。
特にヴァニラウェア作品は戦闘が大味なイメージがあったので、今回の戦闘の気合の入リっぷりは本当に驚いた。
1位はメタファー:リファンタジオ
今年はユニコーンオーバーロードとこれが頭1つ抜けていた。
特にメタファー:リファンタジオは本当に凄い。
不安に向き合うとは何か?幻想のあるべき形とは何か?という問いに対して1つの回答があって、それが俺の人生観に影響与えるレベルだった。
文句なし。今年は「メタファー:リファンタジオ」だ。
■音楽部門
※公式MVがある楽曲に関しては、動画リンクも入れている。
●シングル・アルバム・EP系
5位:Cookie Plant「CookieTape vol.3」
4位:Dr.Feelgood「Down by the Jetty」
3位:BAD HOP「BAD HOP(THE FINAL Edition)」
2位:アトラスサウンドチーム「メタファー:リファンタジオ スペシャル・サウンドトラック」
1位:マキシマム ザ ホルモン「キ・セ・イ・ラッシュ」
●楽曲単発
10位:奥村愛子「まやかし横丁」
9位:米津玄師「RED OUT」
8位:City Girls「Twerk ft. Cardi B」
7位:Mori Calliope「Overkill」
6位:貢献Girls「Let's貢献! ~恋の懲役は1,000,000年~」
5位:OZworld「MIKOTO 〜SUN NO KUNI〜 feat. 唾奇 & Awich」
4位:TENSONG 「蝉時雨」
3位:女王蜂「01(ZERO ICHI)」
2位:星街すいせい「ビビデバ」
1位:amazarashi「君のベストライフ」
まずはシングル・アルバム・EP系から。
5位はクッキープラント。
昨年Maddy Somaが俺の中で大当たりし、今年もチェックしていた。
Maddy Somaソロも好きだけど、クッキープラントとしての作品も好き。
4位はドクターフィールグッド。
かなり昔のバンドなんだけど、ミッシェルガンエレファントのお師匠さん的存在。
パブロックっていったらこの人たちみたいなところもあるね。
3位はバッドホップ。
ラストの東京ドームはようやったなって。
邦ヒップホップの1つの到達点になった存在だと思う。
それだけに直前のビーフ騒動が残念で仕方ないね。
アレに関わってた奴等が最近パクられまくっているだけに尚更。
どっちが足引っ張ってるかって、もう明確なんじゃあないの?(笑)
2位は「メタファー:リファンタジオ」のサントラ。
いや~本当に今回も良い曲多いよな。
宗教音楽をテーマにしてて、教会音楽で固めてくるかと思いきや、OP曲がエスペラント語のお経なんだもの。
ビルガ島の音楽なんかバチバチにケチャだしよ。
そんでもってED曲の「幻想は生き続ける」も素晴らしい。
アカデメイアの曲にもあったサビのコーラスが本当に心地良い。
1位はホルモンのシングル。
共犯:生田斗真バージョンの「殺意vs殺意」や、新しい学校のリーダーズの「シミ」が好き。
本当にホルモンも色褪せないよな~と思う。
ここまで出来る人たちだから、サブスクリプションに抗っていても支持されるんだと思う。
次は楽曲単発部門。
10位は奥村愛子「まやかし横丁」
「闇芝居」のED曲の1つで結構好き。
というか闇芝居のED曲は結構良いのが多い。
9位は米津玄師「RED OUT」
いやーまいった。とうとう俺も玄米をランクインせざるを得なくなってしまった。
米津、めっちゃニコニコ臭くて嫌いなんだよね俺。
同族嫌悪的なもんなんだろうけど、ボカロPの出ってだけで俺は結構穿った目で観ちゃう。
でもここまでやられたらもうアカンですわ。エエ曲やんけってなりますわ。参りました。
8位はCity Girls「Twerk ft. Cardi B」
Twerkダンス掘ってたら行き当った。
いやほんとTwerkは可動域凄いよなって。
7位は森カリオペ「Overkill」
この人もここ数年常連になりつつあるな。
米津同様、Vtuberも嫌いな部類なんだけどね。
でも結構俺好みの曲出してくるんよなこの人。
6位は貢献Girls「Let's貢献! ~恋の懲役は1,000,000年~」
フリーダムウォーズがリマスターされるってことで再燃した曲。
懐かしいよな~(笑)
5位はOZworld「MIKOTO 〜SUN NO KUNI〜 feat. 唾奇 & Awich」
今年聴いたヒップホップではこの曲が一番好きかな。
レオクマ時代の印象があるからバトルラッパーってイメージがあったけど、オズワルド名義になってからバンバン音源で良いの出していると思う。
4位はTENSONG 「蝉時雨」
100均行ったときに有線で「普通なんていらないよ」を聴いてくらっちまってからチェックしている。
個人的には蝉時雨が一番好きですね。
3位は女王蜂「01(ZERO ICHI)」
マジでカッコイイんだよね。
コロナ禍でワンマンライブ行けなかったのが本当に悔やまれる。
フェスとかでも良いからまたライブを観たい。
まあ育児あるからライブは暫く無理だけども。
2位は星街すいせい「ビビデバ」
星街が来ましたね今年は。amazarashiの新曲来なかったらこの曲が今年のベストソングだった。
嫌いなVtuberでいよいよベストソングでちまうのかって複雑な気持ちになっちゃったけど、いやマジで良い曲よこれは。
まあ作曲者が「フォニィ」の人でしょ。ヒットメーカーだよなって。
あと個人的に、サビの振り付けが好きなんだよね。TikTokでもバズってたな(笑)
モーションアクターさんの踊ってみたとかスゲェカッコ良かったね。
米津もそうだけど、自分の嫌いな属性のモノから俺好みの作品が出てきた時って、何か複雑な気持ちになるね(笑)
まあでもソレは単純に俺が観る目ないってことでもあって、寧ろそういう属性の人達から学ぶものがあるというか、色眼鏡抜きで良いもの見つかったって喜びの方が近年強くなってきている。
これはこれで良いことであると思っている。
1位はamazarashi「君のベストライフ」
今年の1位はコレだね。
ビビデバをギリギリで捲った。
もう「全部大嫌い」って締めでこれだ!ってなった。
これだよね。俺の根底にあるドロドロしたモンがこれだよ!ってなった。
この大嫌いっていうのが凄い大事なんだよ。俺はこれを忘れちゃいけないと思う。
理想としては希望を持って生きるべきなんだけど、その裏に必ず絶望だったり嫌悪感っていうのは同居していて。
この嫌悪感を無理に抑えつける必要はないんだと。
寧ろ何か表現する、発信するって時は、それを有象無象に食らわせるくらいの気概でやれと。
そういうことが全部この曲に詰め込まれているように感じた。
やっぱ俺は秋田ひろむに凄い共感しちゃうんだな。
俺の人生観にデカい影響を与え続けているのは間違いない。
■2024年ちくぜんオブザイヤー
上記の各部門ランクイン作品の中から、「今年の1本」的なものである「今年一番自分の心に残った・感動した作品」という名目で大賞(ちくぜんオブザイヤー)も勝手に表彰する。
もちろん、ただの自己満足であり、大賞を取ったからと言ってこの日記で取り上げられるだけで他に何の恩恵もない。
2014年から始まった歴代のちくぜんオブザイヤーは以下の通り。
・2014年
音楽(シングル・アルバム・EP)部門:amazarashi「夕日信仰ヒガシズム」
・2015年
ゲーム部門:スプラトゥーン(WiiU)
・2016年
書籍部門:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』
・2017年
新日本プロレス部門:オカダ・カズチカvsケニー・オメガ(2017年1.4東京ドーム)
・2018年
書籍部門:米澤穂信『満願』
・2019年
新日本プロレス部門:天山広吉&矢野通&オカダ・カズチカvs飯塚高史&鈴木みのる&タイチ(2019年2.21後楽園ホール)/鈴木みのるvs獣神サンダー・ライガー(2019年10.14日本武道館)
※上記2試合が同時受賞
・2020年
音楽(楽曲単発)部門:amazarashi「未来になれなかったあの夜に」
・2021年
書籍部門/映像部門/ゲーム部門:ウマ娘プロジェクト
・2022年
ゲーム部門:エルデンリング(PS4)
・2023年
書籍部門:佐藤将『本田鹿の子の本棚』
そして注目の2024年ちくぜんオブザイヤーは……
ゲーム部門
・メタファー:リファンタジオ(PS5)
今年のちくぜんオブザイヤーは、ゲーム部門の「メタファー:リファンタジオ」に決定した。
このゲームは本当に凄い。自分の人生観に影響が出るようなタイプのコンセプトやシナリオだった。
特に今年のテーマでもあった不安を詳らかにするという部分にも確実にヒットしてきた。
来年以降の自分の心構えに対して、この作品が指針の1つになっていくと思う。
今年の1本は「メタファー:リファンタジオ」だ。
■総括
以上が今年のちくぜんアワードの内容となる。
今年も素晴らしい作品に巡り合えて満足している。
こうして毎年毎年悩ましいほどに素敵な作品が出てくるというのは、自分がこの世界に見限りをつけない要因の1つとなっている。
この楽しみが無ければ冗談抜きで生きていけるかどうかも分からない。
そういう意味でも、この名作たちが前に進むための背中を押すものとして役立っているのは間違いない。
今年触れたすべての素晴らしい作品・イベントに、心からのお礼を言いたい。
来年も良く生きて行こうと思う。
※あくまで自分が2024年に触れた作品なので、2024年より前に出た作品も含まれる。
昨年までのアワード作品や今年のノミネートに関しては下記リンク参照。
●これまでのちくぜんアワード日記
これまでのアワード日記は下記リンク参照。
・2011年ちくぜんアワード
・2012年ちくぜんアワード
・2013年ちくぜんアワード
・2014年ちくぜんアワード
・2015年ちくぜんアワード
・2016年ちくぜんアワード
・2017年ちくぜんアワード
・2018年ちくぜんアワード
・2019年ちくぜんアワード
・2020年ちくぜんアワード
・2021年ちくぜんアワード
・2022年ちくぜんアワード
・2023年ちくぜんアワード
●2024年ちくぜんアワードノミネート日記
・2024年ちくぜんアワードノミネート(書籍部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(映像部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(新日本プロレス系部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(競馬部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(ゲーム部門)
・2024年ちくぜんアワードノミネート(音楽部門)
それでは今年のちくぜんアワードの作品を書いていく。
■書籍部門
10位:魚豊『チ。―地球の運動について―』
9位:王欣太『地獄の家』
8位:呉勝浩『爆弾』
7位:夕木春央『方舟』
6位:麻耶雄嵩『隻眼の少女』
5位:原田久仁信『劇画 プロレス地獄変』
4位:鈴木央『七つの大罪』
3位:サンドロビッチ・ヤバ子 原作、MAAM 作画『一勝千金』
2位:森見登美彦 著、上田誠 原案『四畳半タイムマシンブルース』
1位:波切敦『レッドブルー』
10位は魚豊『チ。―地球の運動について―』
元々読もう読もうと思ってて寝かしておいた作品だったのだけど、読んでみて本当におもしろい。
読んだ後に調べたら、地動説の迫害って言うほどなかったんだなっていうのが分かったり色々興味深いものがあった。
そういう意味では、地動説という主張を権力者たちに屈することなく声高に叫んでいく姿から、思想・信条の自由に重きを置いた作品として観るのが良いと感じた。
9位は王欣太『地獄の家』
これは結構昔の作品で、蒼天航路よりも前の作品になる。
王欣太と言えば『蒼天航路』なんだけど、その雛型のようなキャラが出ていて、あの壮大なキャラや演出は、もうこの時から熟成されていたんだなと感じた。
特になんか衝撃的なシーンがあるとキュビズム的な絵柄挟んでくるのはこの頃からなんだなって。
8位は呉勝浩『爆弾』
これは本当に犯人のスズキタゴサクがただただ胸糞悪かった。
「コイツ本当にクッソ惨めな最期遂げて欲しい」と思いながら読んでいた。
でも、これだけキャラに感情移入しちゃうのは、その作品が名作という証なんだと思う。
7位は夕木春央『方舟』
ラストが本当に衝撃的だった。
ヤベェ、なにこのラスト。マジでスゲェ。
「アァーッ‼️😳」ってなった。
あと、ランクインしたのは方舟だけど、『十戒』とセットで読むとなおよし。
6位は麻耶雄嵩『隻眼の少女』
数年前にメタルギアソリッドやデスストランディングの小島監督が紹介してたのでチェックしてた作品。
麻耶雄嵩さんを読んだことがない。文春文庫フェアのコーナーで麻耶雄嵩さんの「隻眼の少女」を見かけて購入。全面帯カバー。 pic.twitter.com/RUecOgGqNp
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) October 1, 2022
これもラストで結構衝撃を受けた。
こんなヒロイン、俺も描いてみてぇ~ってなった。
5位は原田久仁信『劇画 プロレス地獄変』
どこまで本当なんだろうなっていうのと、やっぱプロレスの裏側ってドロドロしてておもしれー!っていうのがある。
猪木、ゴマシオ、長州力辺りのハナシがかなりドロドロ。
そりゃ暗黒期になりますよって思いました。なんとなく。
あと、ターザン山本をリアルタイムで俺が触れてたらどうなるんだろうなとは感じた。
後になって事情が出ている状況で観ているからこんだけ客観的に観てはいられるけど、リアルタイムで活字プロレスっていうヤツに触れてたら、俺も変なかぶれ方しちゃってた気もする。
SNSが俺が中高生時代に無くて良かったっていうのと同じくらい、こういうのを中高生時代に触れてないで良かったと思った。
4位は鈴木央『七つの大罪』
これも結構前の作品。
鈴木央作品は、俺が中学~高校の頃だったか、『ライジングインパクト』がめっちゃ面白かったんだよね。
こんなおもしろいのに何で打ち切りみたいな終わり方させちゃうのか不思議で仕方ない漫画家っつったらこの人みたいなところがあった。
もちろん『Ultra Red』なんかもチェック済みで、これもめっちゃおもろいのに打ち切りみたいなところあったよな。
「集英社ホント分かってねーな」って思ってたよ当時は(笑)
で、その時からアーサー王伝説好きなんだろうなってくらいアーサー王周りのキャラ設定してきていた。
だからどこかでファンタジー描くんだろうなってぼんやり思っていたらやっぱり抜いてきたという。
まあ当然のごとく面白いよね。
3位はサンドロビッチ・ヤバ子 原作、MAAM 作画『一勝千金』
『ダンベル何キロ持てる?』のコンビの新作なんだけど、とにかくキャラがしっかり立ってて良い。
個人的に好きなキャラは柚巴・リーとレフェリーの新村つかさ。
柚巴・リーの試合はもっと描いてほしい。やっぱ中国拳法なんだワ。
新村ちゃんはマンガワンのちょい足しでホス狂出ることが判明してこれまた笑った。
2位は森見登美彦 著、上田誠 原案『四畳半タイムマシンブルース』
上田誠の戯曲「サマータイムマシン・ブルース」をベースにした新しい四畳半世界のストーリー。
相変わらずのキャラたちがバカやってて面白かった。
ナニがおもしれぇって、スゲェ馬鹿馬鹿しい光景がめっちゃ堅い文章で描写されてるギャップが面白い。
役に入り込みすぎた新撰組の連中のくだりとかスゲェ好き。
そして、こんなバカバカしくてくだらないやり取りの日々こそが、かけがえのない青春なんだなって。
アニメ版もおもしろかった。
ディズニープラス、これだけのために入っちゃったよ(笑)
1位は波切敦『レッドブルー』
ラッパーの般若が紹介してたのを観て、気になった作品ですね。
どんな作品かは彼がバッチリ言語化してるので、こっち参考にした方が良い。
今年はこれが一番面白かった。間違いない。
グラップラー目線での総合格闘技のおもしろさが凄いよく出ていると思う。
格闘技はやっぱり打撃が華になりがちだけど、極めるっていうのにスポットライトが当たっているのは本当に良いと思う。
■映像部門
10位:小市民シリーズ
9位:<第1話 一挙無料配信>【公式】闇芝居 一期~十三期
8位:【怪談朗読】「獄恐怪談7話総蒐編」 都市伝説・怖い話朗読シリーズ
7位:【超衝撃】面白すぎて眠れなくなる世界の謎【勉強や作業に最適】
6位:「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」
5位:生き生きとした全身ポーズが描ける「はじめてのジェスチャードローイング」を解説!【前編】
4位:「岸辺露伴は動かない」
3位:A Metaphor in Fantasy - Katsura Hashino, Shigenori Soejima & Shoji Meguro
2位:「らんま1/2(リメイク版)」
1位:「ミッドサマー」
10位はアニメ版の「小市民シリーズ」
米澤穂信の小市民シリーズが満を持してアニメ化。
古典部シリーズとはまた違った感じではあるけど、青春ミステリーモノとしておもろい。
なんかもう2期が確定したみたいで、今後も楽しみ。
9位は「闇芝居」
Youtubeで動画がライブ配信されてて、作業用として今年は重宝してた。
8位はヤミツキテレビ「獄恐怪談7話総蒐編」
これも毎年の怪談系の動画として作業用や睡眠導入のお供にしている。
声のトーンが凄い良い塩梅なんよね。
7位はバイエンスの動画。
これも作業用ですね。
非常に扱う話題が興味深いので好き。
6位はジョジョ6部のアニメ。
個人的には3部、4部、5部の流れが本当に完璧だったので、ソコと比較しちゃう形にはなっちゃいがちではあるんだけど、6部も十分おもろいんだよな。
特に序盤のグェスとジョンガリ・Aが好きなんよ。
5位はジェスドロの動画。
今年絵の練習でこのジェスチャードローイングを取り入れだしたんだけど、これがかなり肌に合っているように感じる。
何より短い時間でできるので、絵の練習の習慣化には一番向いている気がする。
この辺の動画を観て来年も絵の技術を勉強していきたいところ。
4位は「岸辺露伴は動かない」のアニメ版。
富豪村の「おいおいおいおいおいおいおい、だから、おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい」の再限度スゲェ良くて笑った。
3位はメタファー:リファンタジオのドキュメンタリー動画。
こういう意図や目的でこのゲーム作られたんだっていうのがよく分かる。
今年は本当にこのゲームの影響を受けた。
人生観に影響出たかもしれない。
2位はリメイク版のアニメらんま。
おもろいよね。色褪せない。
やっぱ留美子はスゲェなって。文句なしです。
ラブコメやろうと思ったら留美子の『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』は絶対通った方が良いよなって。
1位は映画「ミッドサマー」
スッキリ終わる映画じゃないんだよね。
モヤモヤは終わっても残るし、胸糞も悪いし。何やこの村って嫌悪感しか残らない。
でも衝撃的なんだよね。
ドカーン!みたいな衝撃じゃなくて、ジワリジワリと毒のように効いていくタイプの衝撃。
3日に1回くらいミッドサマーのあの嫌悪感たっぷりなシーンたちがフラッシュバックするんよ。
気分が落ちている時に観ちゃいけないし、何度も観るもんじゃあない。
だけど、人生で1回は絶対観て欲しい映画でもある。
■新日本プロレス系部門
5位:石森太二vs永井大貴(2024年11.12新宿FACE)
4位:DOUKIvsSHO(2024年10.14両国国技館)
3位:HENAREvs鷹木信悟(2024年6.16北海きたえーる)
2位:ザックセイバーJr.vs辻陽太(2024年8.18両国国技館)
1位:男色ディーノ、エル・デスペラードvs外道、ディック東郷(2024年6.10後楽園ホール)
5位は超人石森興行から石森vsヤングライオンの永井くん。
ナニが見どころかって、石森の黒ショートよ。
めっちゃフレッシュ。これだけでこの興行の元取れてる。
まあその後も見どころ沢山あって素晴らしかったのが石森興行なんだけども。
次はマジで後楽園でやって欲しい。
4位はDOUKIさんとSHOくんのタイトルマッチ。
SHOくんの煽りが日に日にイキイキしてきてて良いと思う。
あとマスクとられたDOUKIの鬼神ライガーリスペクトなムーブもグッド。
秒殺決着でタイトルマッチとしては物足りなさこそあったけど、DOUKIのマスクとったらどうなるかっていうのを印象付けるには良い試合だったと思う。
3位はHENAREと鷹木のNeverタイトルマッチ。
今年はHENAREかなり良かったっていうは跳ねたと思う。
それだけに怪我しちゃったのは可哀想だった。
靱帯やっちゃったみたいだから長期離脱にはなっちゃうんだけど、また元気に戻って躍動して欲しい。
2位はザックと辻のG1決勝。
鈴木軍時代から応援してたザックがついにG1をとった。
外人選手がG1獲るって、滅多にないっていうかほぼないのよ。
その中でG1獲ってIWGP世界ヘビーも獲ったっていうのは、本当に認められてるんだと思う。
間違いなく団体の顔レベルまで来たと思わせるような内容だったし、その内容に見合うG1制覇&IWGP戴冠だった。
1位はデスペインビ興行のメイン。
”フェロモンズごっこ”というテーマでフェロモンズを再現させた。
この興行が今年一番おもしろかったっていうか、ここ数年で一番面白い興行だった。
フェロモンズというユニットは当時からおもろいこと連発してて俺もチェックしてたんだけど、まさかデスペが影響受けてるとは......
でも本当にフェロモンズはスゲェ良いユニットだったんだワ。
当時から「辛い時はフェロモンズを観ろ」ってよく言われてたんだけど、これは本当に嘘じゃない。
単に下品なことをやってるところを笑ってくれって意味じゃなくて、やりたいことを全開でやってる人間をみて、自分の活力にしてくれって意味なワケ。
だから俺はフェロモンズ大好きなんだろうな。
やりたいことをやってはっちゃけてるヤツって、やっぱ印象的だよ。
■競馬部門
5位:NHKマイルカップ「ジャンタルマンタル」
4位:チャンピオンズカップ「レモンポップ」
3位:日本ダービー「ダノンデサイル」
2位:皐月賞「ジャスティンミラノ」
1位:ジャパンカップ「ドウデュース」
5位はNHKマイル杯。
ジャンタルマンタルがね~、横綱相撲したよね。
皐月賞の走り観てて、こいつは絶対マイル戦線盛り上げると思ってたから、ここで獲ったのは想定通りではあった。
ジャンタルマンタルとアスコリピチェーノは来年のマイル戦線で熱いと思う。
4位はチャンカンでのレモンポップ。
チャンカン2連覇にして有終の美。
海外こそ向いてはいなかったけど、国内ダート戦線で敵なしって感じだった。
3位はダービーのデサイル。
ノリさんがね~、やってくれたよね。
武豊の記録を更新するのはすごいな~。
ノリさん流石なんだワ。
2位は皐月賞のジャスティンミラノ。
勝った馬も凄いけど、ジョッキーインタビューに熱いものがある。
亡くなった藤岡康太のご冥福をお祈り申し上げます。
1位はジャパンカップ。
ここで勝ったドウデュースが凄いっていうのは言うまでも無いけど、個人的には2位のシンエンペラーが印象的。
去年ラジオN杯京都2歳Sを獲ってからチェックしてきているのだけど、結構安定してるんだよね。
レースのほとんどを掲示板以内で来ているし、あと一歩のところが多いので、来年どこかでG1をとると思っている。
そして今年の個人的な年間代表馬はシンエンペラー。
ポテンシャルはあるけどこんだけ惜しいレース続けてきて、こいつは絶対どこかで突き抜けるという期待感に満ちた馬。
勝利こそなかったが、今年一番出走したときに目がいった馬でもあり、来年の動向を一番注目している馬でもある。
■ゲーム部門
10位:「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk and Milk outside a bag of milk outside a bag of milk(Switch版)」
9位:「GRANBLUE FANTASY Relink」
8位:「レインコード」
7位:「FINAL FANTASY VII REBIRTH」
6位:「スーパーマリオRPG(リメイク版)」
5位:「ヴァンパイアサバイバーズ」
4位:「サイバーパンク2077」
3位:「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」
2位:「ユニコーンオーバーロード」
1位:「メタファー:リファンタジオ」
10位はインディーゲーの「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk」と「Milk outside a bag of milk outside a bag of milk」
ミルクを買いに行くだけ。
こんな心がジワジワ蝕まれることある!?ってくらいやってて辛い。
9位はグラブルリリンク。
延期に延期を重ねたタイトルだけど、しっかりした良いキャラゲーになっている。
個人的にはナルメアさんのモデルが大好き。
8位はレインコード。
感想は以前日記に書いた通り。
ダンガンロンパ系ミステリーの新しい軸ができたと思う。続編希望。
7位はFF7リバース。
前作のリメイクに比べるとかなり気合入れて作ってきたと思う。
マップが広大になり、ミッションや演出も更にブラッシュアップされて非常に面白い。
でも、まだできるだろう。まだやれるだろう。
FFに対しては俺は過度に期待してしまう所がある。
非常にわがままではあるとは承知の上だけど、次回作はもっとスゲェのが出てくると期待しているよ。
6位はスーパーマリオRPGのリメイク版。
色褪せることない安定のおもしろさ。
難易度選択ができるようになり、よりライトユーザーも取り込みやすい作りになっているのもグッド。
5位はヴァンサバ。
「ヴァンサバ」ライクというジャンルを作り出したゲームで、配信者が一時期スゲェゲーム実況に使っていたタイトル。
どんなもんかと思って触ってみたら、スゲェ中毒性がある。
自分がどんどん強くなっていく演出と、敵がワラワラ出てくるのを薙ぎ払う快感の表現が非常に秀逸。
こういうゲームがスマホとかでどんどん出てくれば良いのにとも思った。
4位はサイバーパンク。
感想は以前日記に書いた通り。
発売直後は不具合や動作に問題があったけど、度重なるアプデで名作に昇華された。
広さと密度が本当に凄い。
FF7Rもこれくらいやってくれよっていうのが正直な所。
3位はエルデンリングのDLC。
PS4版でプラチナ獲ったのに、PS5版でもプラチナ取り直すくらいには面白かった。
約束の王、ラダーンが狂暴過ぎたけど、アプデで弱体化もされたらしい。
結局舞台設定が全て理解できたわけではないので、続編を希望。
そんでもって、来年発売予定のナイトレインも勿論注目している。
2位はユニコーンオーバーロード。
感想は以前日記に書いた通り。
オウガバトルサーガで思春期を過ごした俺にとっては最高のゲームだった。
魅力的で多彩な登場人物、二転三転するストーリー、戦略性に満ちた戦闘。
どれをとっても素晴らしかった。
特にヴァニラウェア作品は戦闘が大味なイメージがあったので、今回の戦闘の気合の入リっぷりは本当に驚いた。
1位はメタファー:リファンタジオ
今年はユニコーンオーバーロードとこれが頭1つ抜けていた。
特にメタファー:リファンタジオは本当に凄い。
不安に向き合うとは何か?幻想のあるべき形とは何か?という問いに対して1つの回答があって、それが俺の人生観に影響与えるレベルだった。
文句なし。今年は「メタファー:リファンタジオ」だ。
■音楽部門
※公式MVがある楽曲に関しては、動画リンクも入れている。
●シングル・アルバム・EP系
5位:Cookie Plant「CookieTape vol.3」
4位:Dr.Feelgood「Down by the Jetty」
3位:BAD HOP「BAD HOP(THE FINAL Edition)」
2位:アトラスサウンドチーム「メタファー:リファンタジオ スペシャル・サウンドトラック」
1位:マキシマム ザ ホルモン「キ・セ・イ・ラッシュ」
●楽曲単発
10位:奥村愛子「まやかし横丁」
9位:米津玄師「RED OUT」
8位:City Girls「Twerk ft. Cardi B」
7位:Mori Calliope「Overkill」
6位:貢献Girls「Let's貢献! ~恋の懲役は1,000,000年~」
5位:OZworld「MIKOTO 〜SUN NO KUNI〜 feat. 唾奇 & Awich」
4位:TENSONG 「蝉時雨」
3位:女王蜂「01(ZERO ICHI)」
2位:星街すいせい「ビビデバ」
1位:amazarashi「君のベストライフ」
まずはシングル・アルバム・EP系から。
5位はクッキープラント。
昨年Maddy Somaが俺の中で大当たりし、今年もチェックしていた。
Maddy Somaソロも好きだけど、クッキープラントとしての作品も好き。
4位はドクターフィールグッド。
かなり昔のバンドなんだけど、ミッシェルガンエレファントのお師匠さん的存在。
パブロックっていったらこの人たちみたいなところもあるね。
3位はバッドホップ。
ラストの東京ドームはようやったなって。
邦ヒップホップの1つの到達点になった存在だと思う。
それだけに直前のビーフ騒動が残念で仕方ないね。
アレに関わってた奴等が最近パクられまくっているだけに尚更。
どっちが足引っ張ってるかって、もう明確なんじゃあないの?(笑)
2位は「メタファー:リファンタジオ」のサントラ。
いや~本当に今回も良い曲多いよな。
宗教音楽をテーマにしてて、教会音楽で固めてくるかと思いきや、OP曲がエスペラント語のお経なんだもの。
ビルガ島の音楽なんかバチバチにケチャだしよ。
そんでもってED曲の「幻想は生き続ける」も素晴らしい。
アカデメイアの曲にもあったサビのコーラスが本当に心地良い。
1位はホルモンのシングル。
共犯:生田斗真バージョンの「殺意vs殺意」や、新しい学校のリーダーズの「シミ」が好き。
本当にホルモンも色褪せないよな~と思う。
ここまで出来る人たちだから、サブスクリプションに抗っていても支持されるんだと思う。
次は楽曲単発部門。
10位は奥村愛子「まやかし横丁」
「闇芝居」のED曲の1つで結構好き。
というか闇芝居のED曲は結構良いのが多い。
9位は米津玄師「RED OUT」
いやーまいった。とうとう俺も玄米をランクインせざるを得なくなってしまった。
米津、めっちゃニコニコ臭くて嫌いなんだよね俺。
同族嫌悪的なもんなんだろうけど、ボカロPの出ってだけで俺は結構穿った目で観ちゃう。
でもここまでやられたらもうアカンですわ。エエ曲やんけってなりますわ。参りました。
8位はCity Girls「Twerk ft. Cardi B」
Twerkダンス掘ってたら行き当った。
いやほんとTwerkは可動域凄いよなって。
7位は森カリオペ「Overkill」
この人もここ数年常連になりつつあるな。
米津同様、Vtuberも嫌いな部類なんだけどね。
でも結構俺好みの曲出してくるんよなこの人。
6位は貢献Girls「Let's貢献! ~恋の懲役は1,000,000年~」
フリーダムウォーズがリマスターされるってことで再燃した曲。
懐かしいよな~(笑)
5位はOZworld「MIKOTO 〜SUN NO KUNI〜 feat. 唾奇 & Awich」
今年聴いたヒップホップではこの曲が一番好きかな。
レオクマ時代の印象があるからバトルラッパーってイメージがあったけど、オズワルド名義になってからバンバン音源で良いの出していると思う。
4位はTENSONG 「蝉時雨」
100均行ったときに有線で「普通なんていらないよ」を聴いてくらっちまってからチェックしている。
個人的には蝉時雨が一番好きですね。
3位は女王蜂「01(ZERO ICHI)」
マジでカッコイイんだよね。
コロナ禍でワンマンライブ行けなかったのが本当に悔やまれる。
フェスとかでも良いからまたライブを観たい。
まあ育児あるからライブは暫く無理だけども。
2位は星街すいせい「ビビデバ」
星街が来ましたね今年は。amazarashiの新曲来なかったらこの曲が今年のベストソングだった。
嫌いなVtuberでいよいよベストソングでちまうのかって複雑な気持ちになっちゃったけど、いやマジで良い曲よこれは。
まあ作曲者が「フォニィ」の人でしょ。ヒットメーカーだよなって。
あと個人的に、サビの振り付けが好きなんだよね。TikTokでもバズってたな(笑)
モーションアクターさんの踊ってみたとかスゲェカッコ良かったね。
米津もそうだけど、自分の嫌いな属性のモノから俺好みの作品が出てきた時って、何か複雑な気持ちになるね(笑)
まあでもソレは単純に俺が観る目ないってことでもあって、寧ろそういう属性の人達から学ぶものがあるというか、色眼鏡抜きで良いもの見つかったって喜びの方が近年強くなってきている。
これはこれで良いことであると思っている。
1位はamazarashi「君のベストライフ」
今年の1位はコレだね。
ビビデバをギリギリで捲った。
もう「全部大嫌い」って締めでこれだ!ってなった。
これだよね。俺の根底にあるドロドロしたモンがこれだよ!ってなった。
この大嫌いっていうのが凄い大事なんだよ。俺はこれを忘れちゃいけないと思う。
理想としては希望を持って生きるべきなんだけど、その裏に必ず絶望だったり嫌悪感っていうのは同居していて。
この嫌悪感を無理に抑えつける必要はないんだと。
寧ろ何か表現する、発信するって時は、それを有象無象に食らわせるくらいの気概でやれと。
そういうことが全部この曲に詰め込まれているように感じた。
やっぱ俺は秋田ひろむに凄い共感しちゃうんだな。
俺の人生観にデカい影響を与え続けているのは間違いない。
■2024年ちくぜんオブザイヤー
上記の各部門ランクイン作品の中から、「今年の1本」的なものである「今年一番自分の心に残った・感動した作品」という名目で大賞(ちくぜんオブザイヤー)も勝手に表彰する。
もちろん、ただの自己満足であり、大賞を取ったからと言ってこの日記で取り上げられるだけで他に何の恩恵もない。
2014年から始まった歴代のちくぜんオブザイヤーは以下の通り。
・2014年
音楽(シングル・アルバム・EP)部門:amazarashi「夕日信仰ヒガシズム」
・2015年
ゲーム部門:スプラトゥーン(WiiU)
・2016年
書籍部門:雲田はるこ『昭和元禄落語心中』
・2017年
新日本プロレス部門:オカダ・カズチカvsケニー・オメガ(2017年1.4東京ドーム)
・2018年
書籍部門:米澤穂信『満願』
・2019年
新日本プロレス部門:天山広吉&矢野通&オカダ・カズチカvs飯塚高史&鈴木みのる&タイチ(2019年2.21後楽園ホール)/鈴木みのるvs獣神サンダー・ライガー(2019年10.14日本武道館)
※上記2試合が同時受賞
・2020年
音楽(楽曲単発)部門:amazarashi「未来になれなかったあの夜に」
・2021年
書籍部門/映像部門/ゲーム部門:ウマ娘プロジェクト
・2022年
ゲーム部門:エルデンリング(PS4)
・2023年
書籍部門:佐藤将『本田鹿の子の本棚』
そして注目の2024年ちくぜんオブザイヤーは……
ゲーム部門
・メタファー:リファンタジオ(PS5)
今年のちくぜんオブザイヤーは、ゲーム部門の「メタファー:リファンタジオ」に決定した。
このゲームは本当に凄い。自分の人生観に影響が出るようなタイプのコンセプトやシナリオだった。
特に今年のテーマでもあった不安を詳らかにするという部分にも確実にヒットしてきた。
来年以降の自分の心構えに対して、この作品が指針の1つになっていくと思う。
今年の1本は「メタファー:リファンタジオ」だ。
■総括
以上が今年のちくぜんアワードの内容となる。
今年も素晴らしい作品に巡り合えて満足している。
こうして毎年毎年悩ましいほどに素敵な作品が出てくるというのは、自分がこの世界に見限りをつけない要因の1つとなっている。
この楽しみが無ければ冗談抜きで生きていけるかどうかも分からない。
そういう意味でも、この名作たちが前に進むための背中を押すものとして役立っているのは間違いない。
今年触れたすべての素晴らしい作品・イベントに、心からのお礼を言いたい。
来年も良く生きて行こうと思う。