ゲームの話。
前々から気になっていたゲーム「VA-11 Hall-A」が今日配信開始された。
早速会社から帰宅後購入。
現在小一時間ほどプレイし、1日目が終わった所だが、期待通りの面白さだ。
注文されたお酒を出して日銭を稼ぎながら、個性的な客たちの愚痴や猥談に耳を傾ける。
主人公が女の子なのだけど、没入感のあるゲームだなという印象がある。
そして、この酒を飲んでいる客たちの話こそがこのゲーム一番の魅力なんじゃないかと思う。
Lサイズのビールを飲みながらアクセスを稼ぐためにいかに自分たちが苦労しているかを熱っぽく語るゴシップ記事の編集長。
初対面の女性にいきなり「オーガズムに達したフリをしたことがあるか?」等という猥褻な言葉をぶっかけてくる、ある種思想家的な男性。
権力者側の立場にありながら心優しい雰囲気の女性。
目が覚めたと同時に女の子である主人公を強姦魔と勘違いする女の子。
とにかく来客者たちが個性的なのだ。
また、この登場人物を取り巻くサイバーパンク的かつ退廃的な舞台設定も、その個性に磨きをかけているといえる。
彼らから放たれる言葉はどこか風刺的・刹那的で、人間の悲哀さが滲み出ている。
この夜にグラスを傾けながら語られる人間的なやりとり。
これが本当に俺の心に響くものがあった。
そして何より驚いているのが、このようなゲームを作っているのがベネゼエラのインディーゲームという点だ。
俺はこういうアニメチックなADVは、国内のゲームが有利だとこれまでは思っていた。
海外のフォトリアルなゲームのグラフィックやテキストを観ると、国内のそれとは明確に違うものを感じる。
また、贔屓目がちな好みの問題でしかないが、国内の作品に慣れている自分としては国内の方が触れやすい印象があった。
しかし、このゲームをやってみると、その先入観が見事に覆されていく感覚に襲われる。
所謂バタ臭さのようなものが極力削がれており、絵柄や雰囲気から日本のゲームやアニメに触れている時とほぼ同じ感覚なのだ。
もちろん日本のアニメ・ゲーム文化の影響を少なからず影響を受けているのだろう(そもそも開発会社の名前が「スケバンゲームズ」なのだから)。
しかし、ラテン系の人々の感性でここまで日本向けな作品が作れてしまうものなのかと。
もはやこういうアニメチックな作風は日本だけのものではないのだ。
その点に非常に驚いている自分が存在していた。
改めてインディーゲームのポテンシャルの高さに感心した瞬間だった。
日本語版がアナウンスされた時から注目していた作品だったが、買って良かった。
引き続き飲み物とつまみもので腹を満たしながら、リラックスした感じでプレイしていきたい。
前々から気になっていたゲーム「VA-11 Hall-A」が今日配信開始された。
早速会社から帰宅後購入。
現在小一時間ほどプレイし、1日目が終わった所だが、期待通りの面白さだ。
注文されたお酒を出して日銭を稼ぎながら、個性的な客たちの愚痴や猥談に耳を傾ける。
主人公が女の子なのだけど、没入感のあるゲームだなという印象がある。
そして、この酒を飲んでいる客たちの話こそがこのゲーム一番の魅力なんじゃないかと思う。
Lサイズのビールを飲みながらアクセスを稼ぐためにいかに自分たちが苦労しているかを熱っぽく語るゴシップ記事の編集長。
初対面の女性にいきなり「オーガズムに達したフリをしたことがあるか?」等という猥褻な言葉をぶっかけてくる、ある種思想家的な男性。
権力者側の立場にありながら心優しい雰囲気の女性。
目が覚めたと同時に女の子である主人公を強姦魔と勘違いする女の子。
とにかく来客者たちが個性的なのだ。
また、この登場人物を取り巻くサイバーパンク的かつ退廃的な舞台設定も、その個性に磨きをかけているといえる。
彼らから放たれる言葉はどこか風刺的・刹那的で、人間の悲哀さが滲み出ている。
この夜にグラスを傾けながら語られる人間的なやりとり。
これが本当に俺の心に響くものがあった。
そして何より驚いているのが、このようなゲームを作っているのがベネゼエラのインディーゲームという点だ。
俺はこういうアニメチックなADVは、国内のゲームが有利だとこれまでは思っていた。
海外のフォトリアルなゲームのグラフィックやテキストを観ると、国内のそれとは明確に違うものを感じる。
また、贔屓目がちな好みの問題でしかないが、国内の作品に慣れている自分としては国内の方が触れやすい印象があった。
しかし、このゲームをやってみると、その先入観が見事に覆されていく感覚に襲われる。
所謂バタ臭さのようなものが極力削がれており、絵柄や雰囲気から日本のゲームやアニメに触れている時とほぼ同じ感覚なのだ。
もちろん日本のアニメ・ゲーム文化の影響を少なからず影響を受けているのだろう(そもそも開発会社の名前が「スケバンゲームズ」なのだから)。
しかし、ラテン系の人々の感性でここまで日本向けな作品が作れてしまうものなのかと。
もはやこういうアニメチックな作風は日本だけのものではないのだ。
その点に非常に驚いている自分が存在していた。
改めてインディーゲームのポテンシャルの高さに感心した瞬間だった。
日本語版がアナウンスされた時から注目していた作品だったが、買って良かった。
引き続き飲み物とつまみもので腹を満たしながら、リラックスした感じでプレイしていきたい。