涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

賛成か 反対か 是非を問う 挙手を願う

2016-01-21 23:59:35 | 音楽
音楽の話。
2月に発売されるアルバムに先駆けて、その中からamazarashiの新曲「多数決」が配信された。



また、Youtubeにも、ミュージックビデオがアップロードされている。



この曲は昨年のCDJで先に聴いているのだが、非常に素晴らしい。
amazarashiの厭世観から来る皮肉が全開だ。

世に流れる数字で決まってしまう物事や、多数派と呼ばれる物事への欺瞞を洗いざらいぶちまけている感じがする。
そして、一番の趣旨はこの部分だろう。

僕らの価値は数字じゃない
自分の評価を人に任せる訳にはいかない
世界は移り変わる 昨日の価値は今日の無価値

―amazarashi「多数決」より一部引用


確かに数字での主張は支持されやすく、「最大多数の最大幸福」なんて言葉だってある。
その一方で、多数とは別の思想もあるわけで、その存在意義は肯定まではされずとも、理解する努力くらいはされなければならない。
「絶対的なものなどはない」という無常観(無情ではない)にも通ずる部分だと思う。
たとえ少数派というカテゴリに分類されたとしても、自身の存在まで否定されるいわれはないという事が皮肉交じりで歌詞の中に描かれている。
表向きは悲観的な曲だが、このような力強い主張が放たれていると感じた。

アルバムが出るので先行配信曲をダウンロードする必要はなかったが、移動中も聴いていたかったので、ダウンロード購入もしてしまった。
年の初めの月から素晴らしい曲を聴けて満足だ。
今年もamazarashiはおススメしたい。

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