
大好きで大好きで何度も読み返していた植物図鑑がバラバラになっちゃった女の子が、
直してくれる人を探して街を巡るんだけど、やっと出会ったのが「ルリユールおじさん」。
ルリユール、というのはフランスの手工芸的な製本技術のことらしい。
おじさんが図鑑を直してくれるところをさらっとした水彩の絵で順に追っていくのだけど、
色使いといい構図といい超好みだわん。
こんなにバラバラになってまで「でもこの本をなおしたいの」って言われる本って
幸せだろうな~。
淡々と修理を続けるおじさんと、興奮して喋りまくる女の子の掛け合いも楽しい。

自分は読むことは大好きだったけど、概して「本」という物体を大事にはしてこなかった方なので
いささか耳が(目か?)が痛かったりもして^^;
ただ眺めるだけでも美しい一冊。


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