数日前に広島県呉市、「大和ミュージアム」に行った話をしました。
最大で最強だった大和が、なぜ沈没したのか。
今回の映画で、より分かりやすく知ることが出来ました。
~あらすじ~
2005年4月、内田二曹の娘(養女)、内田真貴子は、戦艦大和が沈んだ場所に父の遺骨を散骨するため、鹿児島を訪れた。
その時に出会った、戦艦大和乗組員だった神尾克己(かつみ)と共に、戦艦大和が沈んだ場所に船で向かう。
神尾は船を操縦しながら、戦艦大和の乗組員だった頃を思い出していた...
神尾が少年の頃、少年兵として戦艦大和へ乗り込んだ。
そこでは、厳しい訓練の日々、仲間達の友情、愛を持って接してくれる先輩達と共に、戦いに励むのであった。
しかし、多くの戦艦が破壊されていき、劣勢に立たされているなか、上層部から、戦艦大和を沖縄に向かわせ戦えと無謀な指令を出すのであった。
護衛もなく、戦艦大和を向かわせるのは無謀な指令であるが逆らえず、大和は沖縄へ向かうのだが、その途中でアメリカ軍戦闘機と戦うことになり、そこで戦艦大和は沈没してしまう..
船は、戦艦大和が沈没した場所に着いた。
内田真貴子は散骨し、内田二曹を大和の仲間達のもとへ送ったのだった。
~感想~
この映画を観たあとに大和ミュージアムにいくと、より理解が深まったのかなと思いつつ、映画のお陰で、戦艦大和の内部の仕組みが分かりました。
(あと、当時は精神論の風潮だったのでしょうか、乗組員がミスしたら、罰としてお尻を木の棒や鉄パイプで叩くという痛々しい場面もありました。)
あと俳優人が豪華なんですよ。
仲代達矢、鈴木京香、松山ケンイチ、蒼井優、反町隆史、中村獅童、池松壮亮、長嶋一茂、渡哲也などなど。。
皆さん演技力が凄かったので、純粋に映画の世界に没頭して、号泣でございます。
調べると、乗組員3332人のうち、生還したのは276人だそうです。
それを知り、とても込み上げる思いはあるのですが、言葉にすることが出来ませんでした。
この映画を見て、戦争によって、生きてほしい人々が亡くなっていく悲しさ。
当時の日本の精神論、連帯責任、同調圧力が強かったこと。
そんな中を、少年達はお国のため、家族を守るために戦っていたこと。
主人公の神尾を通して、上記の状況が痛いほど胸に刺さりました。