直列☆ちょこれいつ

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レビュー:映画 ナルニア国物語 第2章

2011年03月09日 | レビュー系


1章から1000年以上も経って世界が様変わりしたころ、
かつて異世界に召喚された主役である4人の少年たちは、
また異世界に召喚されます。
呼び出したのは、その国の王になるはずの王子で、
王亡き後政権を握った男に殺されかけたためでした。

具体的なことは何も知らず呼び出された主役たちは
やっかいごとに巻き込まれながらも
いろいろ歩いているうちに王子と出会って合流します。
人間以外の見た目の種族と力をあわせて、
王国を支配しようとする悪者と戦おうとします。

主役たちの提案で、城に奇襲をかけますが、
王子が知り合いを助けに向かい、
出会った悪者も殺さなかったため、作戦は失敗。
乱戦になり、主役側の兵は半数近く死にます。
主役たちが撤退して砦に戻ると、悪者たちが攻めてきます。

主役たちは、主役の二人を送り、その世界の神のような
存在を呼びに行かせることにします。
残ったほうは、時間稼ぎのために悪者の親玉と一騎打ちをします。
一騎打ちでは主役が勝ちますが、悪者にとどめはさしません。
けれど悪者の手下の裏切りで悪者は殺され、全面戦争になります。

主役たちは戦いますが、効果的に戦えないために状況は不利になり、
砦に引き返そうとしたところで砦の入り口が破壊され、
入れなくなってしまいました。

困ったところで神様的存在が登場し、援軍も到着します。
援軍に悪者軍は退却を始めますが、
援軍たちは追撃を行い、大多数を滅ぼして戦争が終わります。

悪者たちは主役たちのように別の世界から
やってきた人間だったそうで、神様的な存在は
元に返ってはどうかと言います。
主役も時期なので帰るといいます。
世界は平和になり、大部分において円満な結末がやってきました。


……というようなお話です。

こどもたちと大人たちがけんかをしているところへ、
こどもがコネを使って地方の有力者をつれてきたので
けんかがおさまりましたという感じでした。

または、大人とこどもがいさかいを起こし、
普通に解くと二日はかかる問題をそれぞれ解くことに
なったとします。
大人たちの解くスピードにこどもはおいつけません。
どういう概念を用いて、どういう公式をはめればいいのかと
四苦八苦しているところに、
こどもの仲間がやってきて、言います。
「問題と解答がそのまま載ってる本を持ってきたぞ! 
こっちの勝ちだ!」

そんな話、なにもおもしろくありません。
あるレベルで話が進んでいるのなら、
その解法も同じレベルで行われなければすっきりしません。
映画の話がはじめから、世界の神をよみがえらせようとする
こども対、それを阻止しようとする大人
という図式であれば納得は行きましたが……。

というところで、話自体はなにも面白くありませんでした。
けれど、映像はなかなか面白かったです。

たとえば、逃げる王子を追う兵隊が
つぎつぎやられていくところ。
なにに襲われ、誰が殺されて、
王子も狙われるのかどうかという場面もよかったです。

その他も、それぞれの人物が活躍するところは、
動きとして魅せていました。

その中で一番問題があったのは主役の一人の
弓矢を使う女性で、すごい弓を持っているはずなのに
まともに弓は撃たず、効果的に使おうともせず、
最後は弓で兵隊を殴る始末でした。
狙撃のできる優れた弓兵なら、
見つかってつかまって敵兵に集団でなぶり殺しにされるまで
隠れて撃ち続けるのが見せ所だと思います。
とにかくこの映画では近距離で戦おうとするのが
納得できずに不愉快でした。

話は微妙、戦略も戦術も微妙ですが、
動きのシーンはなかなかおもしろかったので、
これは動き以外のものはどうでもいい映画なのだと割り切ると、
アクション映画としては結構おもしろかったです。
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2 コメント

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Unknown ()
2011-03-09 21:16:43
ナルニア第一章なら見たことありますけど
これって第何章で完結なんでしょうね

きっと矢が無かったから弓で殴打したのでしょう!
返信する
Unknown (あまね)
2011-03-09 23:24:46
原作は終わっているはずなので、
行ったとしても原作の巻数+2くらいじゃないでしょうか。

弓は、もう1章は覚えてませんけど、
1本撃ったらもう1本矢筒に出てくるとかいう、
ぞうりのおとぎばなしみたいなものじゃ
ありませんでしたっけ?
返信する

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