直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

お気楽な戦争時代

2021年07月09日 | ちょこのひとかけ
友達の録画の中に戦争の番組があったので見ました。
……と。そこで出てきた国々の考えにびっくりしました。

まず、戦争をしかけるほうは、自分を正義だと考えています。

だから、相手国が逆らうのも、降伏しないのも悪で罪であり、
ぶん殴って目を覚まさせ、従わせようとします。

負けた国が、
『逆らうなんてもう決して思いません!
領土は自由に使い、人は奴隷にお使いください!
邪魔ならいらない分は好きに殺してください!』
と未来永劫喜んで言い続けると考えます。

……だから、狂った敵国の目を覚まさせるために、
いろんなことをやってもいいと考えたように見えます。

たとえば、新しい兵器を開発して、
敵国民を半分くらい殺してやろう、
機関銃で、毒ガスで、戦車で、戦闘機で、
決してかなわないと目を覚まさせてやろう、
と思うわけです。

で、この気分から、
『戦争終結までは三か月』
などと言い出します。

では、実際三か月で戦争は終わるのか
……と言えば、そんなことには決してなりません。

なぜか。

普通の国民、普通の人間だったら、
『国中みなごろしにされるのなら、
最後の一人になっても殺されるまで戦おう』
と思うでしょうし、
『家族が奴隷にされるくらいなら、敵兵をぶちころしてやる』
と思うでしょうし、
『敵がただ殺すための手法を考え、
毒ガスをまくならこちらも毒ガスをまくし、
戦闘機で空爆するならこちらも空爆する』
となるでしょう。

外国人だっていきなり他人からぶん殴られたら、
反対側のほほを差し出すキリストのどれかの教徒だって、
たぶんぶんなぐり返します。
やられたらやり返すなんて自分たちの生活でもわかっているのに、
なぜか戦争では、敵国は新兵器でやられたらやられっぱなしで、
そのまま意気消沈してそのまま従うだろう、としか
考えていないのです。
相手がもっと復讐や殺すことに特化した兵器を作り、
殺し合いを望むようになるとは一切思いません。

なんでそんな考えができるのか、
驚くと同時にまったく意味がわかりませんでした。
世界大戦など、あの時代の考えがそうだったのでしょうか。
それとも、戦争中だからおかしくなっていたのでしょうか。

たぶん同じ番組の別の回では、
日本が他国に侵略する際、
『日本は鉱物資源や食糧資源に乏しく、このままでは立ち行かなくなる。
よって、他国にそれを求めるのは、戦争で活路を見出すのは正義だ』
とか、論理も道徳も存在しないような
頭いかれたスピーチをやっていてくらくらしましたけれど。

あの時代は一体なんだったのでしょうか。
やっぱり戦争をやるような人間は頭がおかしいです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一度も忘れたことがない | トップ | 下閉伊郡の猟師 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ちょこのひとかけ」カテゴリの最新記事