直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

アマテラスとスサノオの誓約ウケイについて

2018年04月11日 | ちょこのひとかけ


日本側資料から邪馬台国の読みや位置などを探し、
原稿用紙300枚くらいの文章にまとめる挑戦中です。

邪馬台国の日本語名と読み、卑弥呼の読みがわかり、
卑弥呼の後継者の中国名漢字と、日本読みまではわかりました。
そこまでまとめ終わったところ、原稿用紙換算は170Pで、
300Pにはあと130Pも足りません。

なにかそう脱線もしない話でページ数を稼げないかと思い、
ネタを探していたところ、アマテラスは卑弥呼なのか、という
話があるのを思い出し、古事記と日本書紀の最初のほうを
また読み直してみました。

今までは、まあ違うんじゃないかなと思っていましたが、
ひとまず卑弥呼や邪馬台国の名前がわかったあとに読むと、
アマテラスと卑弥呼はまったくの別人だということがわかりました。
あやふやな気分などではなく、別人だという根拠の叙述も見つけられたので
今回はちょっと自信があります。

さらに読んでいったところ、前はよくわからなかった、
アマテラスとスサノオの誓約(ウケイ・ウケヒ)のシーンの
意味もほぼわかるようになりました。


アマテラスとスサノオのウケイには、疑問として、
アマテラスが作った姫はなんなのか、
どちらに属するものとして考えるべきか。
スサノオが作った男はなんなのか、
どちらに属するものとして考えるべきか。
このシーンはそもそもなんなのか、と言ったものがありました。
わたしも既存の話をいろいろ調べましたが、
納得行くように書いているものはひとつも見つけられていませんでした。

が、卑弥呼と邪馬台国の本名や漢字がわかった上で、
卑弥呼とアマテラスは別物であるという根拠をもって読むと、
その根拠から、誓約(ウケイ・ウケヒ)のシーンの意味が
完全に理解できたのです。

このシーンは、アマテラスやスサノオの子がどっちの所属だとか、
そんな内容は最初に考えることではありませんでした。
実はその前に、真っ先に考えなければいけないことがあったのに、
調べた限りの人々はみんなそれを見落としているせいで
解釈に失敗していたのだと見受けられました。

それは、『矛盾』です。

誓約(ウケイ・ウケヒ)のシーンにおいては、
気にせず読んでしまうと、文章の根底さえ覆すほどの
矛盾になってしまうものが描写されています。
でもかつてのわたし含め、見る限りの人々は
その矛盾に気づかずに読んでいるせいで、
文章の意味がわからなくなってしまっていたのでした。

たとえば、矛盾が地名だったとしましょう。
アマテラスとスサノオは日本にいたとして、
スサノオは、アマテラスに会いに行くと言ってでかけます。
その後、ウケイのシーンで、
二人は北極で出会ってウケイをしました、
と書いてあったら、普通に読めばそのおかしさがわかるはずです。

でも、今は、おそらく誰もそのおかしさを気にしません。
なぜか、と言えば、きっと原文を読み込んでいないからです。

原文を読めば日本から北極に至って文章を破綻させているのに、
訳文では、その最大の矛盾『北極』を、都合のいいように合わせて、
『日本の最北端』などと訳してしまっているのです。

実際の矛盾点と書き方は違いますが、
わかってしまうとばかばかしい話です。

わたしも竹取物語の解読のときに、
誰とも知らない者が適当に作った訳のせいで
さんざん苦労させられました。
なぜ意味が通じないのか散々迷った結果、
原文全部を自分で訳すことで、
既存訳の誤りを乗り越えた経験があったのが、ここで生きました。


個人的には、邪馬台国の日本語漢字とか卑弥呼の読みとか、
卑弥呼の後継者の名前とかウケイの意味とか、
結構な発見をしたと思っています。
話を聞いてくれる誰かと熱く語ってみたいのに
周りにはそういう誰かがいないのがとても残念です。
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