【撮影日:2024/9/8】
【本日の山行】
5:35 上坊神社出発
6:24 「二合目」?標識
6:39 休憩 ~6:50
6:54 茶碗のある祠
7:46 分岐点「ツルハシ」
8:07 休憩 ~8:25
9:05 平笠不動避難小屋 休憩 ~9:40
10:16 お鉢まわり分岐
10:20 山頂 休憩 ~10:45
11:10 平笠不動避難小屋
11:52 ツルハシ
12:31 茶碗のある祠
13:00 休憩 ~13:20
13:36 上坊神社到着
【本文】
今年も夏がクッソ暑かったです(*´Д`)
そんな8月の登山を避けて、朝晩が涼しくなり始めた9月になりました。
久しぶりに岩手山に挑戦したいと思います。
これまで何度となく岩手山に登り、さまざまなコースに挑戦してきました。
そこで、まだ登っていないのが、ここ、上坊(うわぼう)コースです。
「焼走り」の近くです。
このコースは途中で「焼走りコースと合流するコースでもあります。
岩手山の山頂まで行くのに、最も所要時間が短いコースでもあります。
今回は伐採作業中で林道が通行禁止になっていた(でも行けたらしい)ので、神社の方から行きます。
「上坊神社」です。ここまでは車で来ることができます。
ただし、道がデコボコですので、できればオフロードカーが望ましいでしょう。
最近の雨で道がだいぶ削られたものと見えます。以前より道が悪くなりました。
まずは、登山前にお参りです。
コチラの鳥居から行きます。この日は若いカップルも登るところでした。
最初は石灯籠があります。鳥居もあるため、車での侵入はできないでしょう。
(なんか轍の跡がありますが…)
登っていると、間もなく林道に合流します。この辺までは車で侵入できるのです。
駐車場に来ました。クルマはここまでです。
現在(2024年9月初旬)、岩手山は火山活動がやや活発ですが入山が規制されるほどではありません。
ここから、登山道です。最初はなだらかです。
大岩がありました。
登山道としては普通です。普通に森の中の登山道です。
クマよけに鳴らす缶があります。
こっちも、クマよけ……???
最近の大雨の影響か、所々、道がえぐれています。
そして倒木がありました。なにやら看板がついています。
「沼宮内営林署」とあります。こっちは沼宮内の管理なんですかね???
そして歩いていきます。時々、土嚢があって、道を補強しています。ありがたい。
階段らしきものも敷設されています。
上坊コースは登る人が少ないですが、それでも手入れは行き届いていると思います。
木の根元に石碑らしきものが見えてきました。
▲よく読めないのですが、多分「二合目」と書かれてあります。だいぶ古そうです。
そして昔は土に刺してあったのでしょう。だいぶ古そうです。
ちなみに、「一合目」ってどこにあったんでしょうか????
だんだん斜度がきつくなってきました。そして足元には火山性の丸い小石が多くなってきます。
登りはいいのですが、下りは足を取られそうで帰り道は苦労しそうです。
祠がありました。中に白いものが見えます。
白いのはお茶碗のようです。「なんとかモーターズ タカハシ」とあります。
さらに行きます。足元は小石だらけです。
(これに、帰りはかなり足を取られて何度も転びました( ;∀;))
さらに、このあともう一つ祠を発見。今度は「三合目」とあるようです。
この辺になると、さらに斜度がきつくなります。岩手山っていっつもこう…(*´Д`)
そして、ようやく「ツルハシ」に出ました。
ここは「焼走りコース」との合流点。
T字型になっているので、「ツルハシ」の名前がついているものと推測されます。
さて。ここにきて悩みました。
ここから先、山頂まではすでに行ったことがあるからです。
「焼け走りコース」に私は過去登っています。
これで全コースコンプリートはしたわけですし、
「わざわざ山頂まで登らなくてもいいかなあ……」
なんて気がムクムクと頭をもたげてきました。
…… …… ……
…とはいえ、天気もいいし、まだ朝だし、体調もいいし、せっかくだから山頂まで行ってみようか!
という気になりまして、山登り、再開です。
まだこの「ツルハシ」のあたりは木が高いです。もう少し進むと、木が低くなってくるはずです。
木々の間から下界が見えます。
八幡平温泉街の方です。
この辺りは山の斜面を横断していくコースなので、あまり斜度はきつくなくて、
むしろ上り下りが交互に続きます。
山頂までは1.4キロ。平地だとなんでもない距離ですが、山では2倍の時間と10倍の体力を必要とします。
ましてやここは岩手山。このあと、地獄が待っています。( ;∀;)
分かってても進むんだから、私も大概ですよね…。(*´Д`)
大岩が現れました。阻まれるように道が折り返します。
祠があるところを見ると、この祠も岩を何かに見立てて祀っているようです。
ただ、石碑は古くて読めませんし、何が祀られているのかよくわかりません。
岩の奥にも何か挟まれています。お札でしょうか。
ココからだんだん登りになっていきます。
また、折り返しました。だんだん木々が低くなってきます。
笠のような大岩が見えてきました。
「平笠不動」と呼ばれる大岩群です。
あの麓に避難小屋があったはずです。
向かい側には岩手山の山頂が見えます。
さっきの大岩が見えてすぐにこの標識があります。
そして少しだけ藪の中を進みます。
ひときわ大きく「平笠不動」が見えてきました。
でかいですねえ(*´▽`*)
避難小屋に着きました。無人ですがキレイです。ここの前は日差しをよける場所もないので、中に入って休むのがおススメです。
窓を開ければ、風が通って涼しいですよ。
(ちなみに、ここで遅い朝食を摂りました(*´▽`*))
小屋の近くから「平笠不動」を撮るとこんな感じです。まるで石仏が列をなしているようにも見えます。
おそらく、近くまで行けるのだと思います。
近くの広場に小さな花壇があります。誰が作ったのか、風流なものです。
こんな感じです。
野草を愛でる気持ちを忘れてはいけません。
さあ、岩手山まではもう少しです。山頂が見えています。
(ただ、ここからがキツイ)
登っている人がいますね。
ワタシも頑張りましょう(*´▽`*)
ここのルートは見通しがいいので、登れば登っただけ振り返るのが楽しくなります。
▼こんな風に。
▼目を凝らすと鳥海山も見えそうです。
もっと手前。多分、黒倉山かもしれません。登山道らしきところも見えますし。
▼で、こっちが多分「赤倉山」こっちには近づけません。
さらに登ると、どんどん景色が変わってきます。
大分上まで来ました。平笠不動が小さく見えます。
▲ズームするとこんな感じになります。
湖が見えます。御釜湖でしょう。
あの湖の麓にも行きましたねえ…(*´▽`*) いい感じでした。
ただ、山頂までは遥かな道のり。ここは上を見ずに登るのがおススメです。
(まだまだ着かないんだ…って気持ちになりますから…( ;∀;))
そのかわり、登れば登るほど景色が変わるのが気持ちがいいです。
この日は天気がよくて、最高でした!!(*^▽^*)
登ってよかった…!
平笠不動の後ろに八幡平の里が見えます。けっこう高くまで来ました。
山頂付近の「釜のフチ」までもうすぐです。かなりガレ場になっています。
着きました!(*^▽^*) 釜のフチです。奥に見えるのは「鬼が城」方面です。
ココから山頂までは間もなくです。
「八合目避難小屋」から来るより、こっちのルートの方が格段に楽なのです。
▲ここまで登ってきたルートです。けっこう上がってきました。(30分弱です)
ちなみに、ここを「お釜」というのは釜のフチのように火口が形成されているからです。
真ん中には溶岩の盛り上がり(薬師岳というらしいです)があります。
南東の方を見やると、早池峰山が見えます。
岩手県No.2の山。最近、行ってないなあ…。
山頂に着きました!!!久しぶりです!!!(*^▽^*)
西側から順に取っていきます。八幡平の山々、八幡平温泉郷の方面が見えます。
この日は風も弱く、温暖な日でした。岩手山にしてはすごく珍しく好天でした。
こちらは市役所などある方面。北側です。
これが2000mの眺めです。
下りて行くと、釜のフチ沿いを歩けます。(一周一時間ほどかかるが…)
もちろん、この日も釜のフチを歩く人はいました。景色が気持ちいいんですよね~~ココは。。
ただ、滅茶苦茶疲れますけどね。
もう一度、早池峰山です。
いいですね~~(*´▽`*)
南側です。遥か先には盛岡の街並みが見えるかもしれません。
肉眼では無理か……(*´Д`)
「八合目避難小屋」からの登り口は南側なので、続々来ます。
人がゴマ粒のようです。さっきの写真との違い分かります? 上空なので、雲がすごい速さで動いて変化しているのです。
アップにすると、だいぶ見えますよね。
はるか向こうに、山形と秋田の境の鳥海山も……見えるかな…(*´Д`)
今日は視界がクリアです。登って来てよかった……(*´▽`*)
さて、帰りです。岩手山ですから、帰りも長いのなんの…(´・ω・`)
足元は砂利だらけで、これがまた、滑る滑る……( ;∀;)
まるでスーパーボールの上を歩いているようです。(´;ω;`)
光の道標を頼りに進みます。
けっこう、この日も疲れました…( ;∀;)
(おわります)
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