湘南生活クラブ生協茅ヶ崎コモンズなのはなクラブ

生活クラブ生協茅ヶ崎コモンズなのはなクラブのスタッフです。
活動の様子、企画情報などを掲載します。

鶏肉の生産者(秋川牧園)生産者交流会開催されました

2010-05-14 20:36:14 | なのはなクラブ
2010年5月14日(金)10時ー12時@ちがさきセンター

生活クラブの鶏肉の生産者「秋川牧園」の方がお二人、山口県からいらっしゃいました。
秋川牧園の経営理念は「よい人生によい食べ物」
生活クラブとのかかわり、秋川牧園の農場や工場のこと、「はりま」のお話を伺い、
鶏肉の解体を見学、そして最後はもちろん試食!
あっという間に2羽の鶏肉が参加者の胃の中へと消えて行きました。

<はりまの特徴>
1)種が国産鶏種(=種のコントロールが国内でできる)

日本の鶏肉自給率は約7割。
そのうち国産鶏種は1-2%。
生活クラブで取り組んでいる「はりま」は原々種鶏(曾祖父母の代)にさかのぼって国産。

2)60日以上の飼育(一般のプロイラーは45日から50日)
長く育てている分うまみ成分がでてくるそうです。

3)鶏舎ごとにオールイン・オールアウト
一斉に雛が入ってきて、60日育てて一斉に出荷。
いなくなった鶏舎を3週間空にして清掃等を行う。

4)解放鶏舎で飼育。病気予防はワクチン接種で行い、無投薬が基本。

5)坪あたり35羽(寒さに弱いため冬は40羽)以下の薄飼い。(一般は坪あたり50から60羽)

6)餌の原料は遺伝子組み換えしていないものを使用。
とうもころしはポストハーベストフリー。
なお、現在飼料米を作付け中で、そのお米を食べてそだった鶏は来年春の供給を予定しているとのこと。飼料米の導入にはまだクリアしなくてはいけない課題がいくつかあるようですが、現在10%以下の飼料の自給率が高くなると、外国の市場価格の影響が少なくなり、安定供給につながるので、ぜひ進めていってほしいと思いました。


生産者のお話を伺い、いつもながら組合員以上に食の安全へのこだわりが強いと感じました。そういうこだわりの強いプロがいて、はじめて私たち消費者は安全なものを口にすることができる。価格の安さだけを求めたら、生産性ばかりが重視されることになりかねない。

鶏の胸肉やささみには抗疲労成分「イミダゾールジペプチド」というのが含まれているそうです。現在年間170-180万羽供給されているそうですが目標は200万羽とのこと。私たちは「はりま」を理解し、食べることで自給率アップに貢献し、安心安全な鶏を食べ続けられるようにしていきたいと思いました。


最新の画像もっと見る