かみさんが家族の写真をコルクボードに飾って、リビングの一画に写真コーナーを作った。
遊びに来た友人たちには概ね好評で、話題のきっかけにもなっている。
旅行先で撮った写真や動画ってどんな時に見返しますか?
何かしら大きなイベントというか、人生の転機みたいな出来事が起こったとき、無性に子どもが小さかったときのアルバムを引っ張り出して、しみじみとした、ノスタルジックな気持ちに浸るのではないでしょうか。
いやね、それが聞いてくださいよ。
息子が結婚しまして。はい。
お相手は、学生の頃からお付き合いというか、一緒に住んでいた同じ年の女性で、卒業後、就職してからも既に一緒に住んでいた方です。
とりあえず婚姻届のみですが、事実婚の状態から正式な夫婦になるとの事。
そして結婚式は二人でお金を貯めてから、三年後を目処に挙げる予定だとか。
「顔合わせ」だの「結納」だの何もなし。ただひたすらに「結婚」に向かって突っ走って行きました。
わたしが若い頃、これと同じような結婚をしようとして、物言いがつき、しっかり儀式をしてから結婚したことを思い出しました。
色々言ってくる親戚とかいて大変だったナー((  ̄- ̄))。
息子よ、この時期はいろんな人から注目されている。
結婚して、世帯主になった一人前の男として、だけど、まだ若いので大丈夫だろうかと、見られている。
余計なお世話だと思うようなこともされる。
だけどどんなに忙しくて、きつくて、顔に出そうなときでも、グッとこらえて、口角をあげて、大人の対応をしていれば、そのうち「あいつは大丈夫だ」と信頼されるようになる。周りからの評価は、いいに越したことはない。
人付き合いの苦手な父親からの、経験に基づいたアドバイスだと思ってほしい。
さて、息子のお相手の彼女だが、「養殖池で育った天然物」という感じで、芯の強さと、柔らかい雰囲気を併せ持ったお嬢さんと言った感じ。
そして、別の意味の天然も随所で炸裂して、そちらも楽しませてもらっております。
こんなことをいうのもなんだけれど、でかした。良い子を連れてきたものだ。
更に、娘も東京から彼氏と一緒に帰ってきて、こちらでの就職も決まった。
年明けには息子と同様、婚姻届のみで後日結婚式という手筈。
助け合える距離に、家族が増える。
きっといろんな思い出が増えていって、あのコルクボードにも、記念写真やスナップ写真が増えていくだろう。
なんだかとても楽しくて、とても嬉しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます