登った山:桧横手山(2021m)布引山(2583.7m)
平成23年4月29日(金)晴 単独 所要時間:13時間00分 距離:GPSにて計測=12.5km
高度の上昇2659m/高度の下降867m
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雨畑(老平)05:00---奥沢谷0---広河原06:30---山ノ神07:33---造林小屋跡08:15---
桧横手山 09:58 ---布引山13:33---所ノ沢越17:38---1泊幕営地18:00
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早川町老平(おいだいら)集落最奥にある登山口ゲートの登山ポストに2泊3日の登山計画書を投函します。
朝陽に照らされた布引山の全容が見えています。
30分程歩くとこの廃屋が現れます。周辺は杉林となっていますが石垣が何段にも築いてあるので以前は畑だったんでしょう。
今も手入れされている茶畑を通過します。
奥沢谷の断崖絶壁にわずかな隙間をうがつように登山道が設置されていますが、以前は森林トロッコの軌道が引かれていた感じです。
ここは滝のように水が落ちてきていますが、傘が掛けてあったので拝借させていただきました。
広河原の渡渉地点で渡りきったところです。今回も水量が多く流木の上を4点確保(ストック+落ちていた木の棒)し渡り切りました。
渡りきったところに清水が湧きでており、水4.5ℓ補給しザックがずっしり重くなりました。
順調に山ノ神まで登り上がってきました。ここで1本とります。
重い
澄み切っていれば富士山(後ろから2枚目の写真)の見えるポイントなのですが本日は白いベールに包まれています。
造林小屋跡
伐採材の巻取機の動力装置やらが置き去りにされています。ここまでどうやって運んだのでしょうか?
はじめて布引山・笊ヶ岳に登った時、力尽きてテン泊した地点の桧横手山(2021m)です。
桧横手山からはご覧のような雪で、ズボ、ズボ、ズボ、ズボ・・・・・・助けて~
なんとか布引山手前のガレまで登り上がりました。ここから辿る山々が見渡せますが山伏が遠く~遠く~に見えています。
南アルプスの主峰が見え始め、少し元気が出はじめてきました。
手前が稲又山、左奥が青薙山、稲又山の右奥に見える笊の様な山が信濃俣でしょう。
う~ん、素晴らしい!
でもこのくさった雪、ズボ、ズボ、ズボ・・・体力がどんどん消耗していきます。
でも癒しはこのパノラマにありです。
真っ白な雪、雪・・・
雲が稜線上にかかり始めていますが、左側が「聖岳」で右側が「赤石岳」
さて、布引山のガレに沿って所ノ沢越まで下ります。
雪でトレースは無く、この様な標識があるととても喜んでしまいます。ヤッホ~
永野敏夫さん(左2冊目の著者)寄贈と書かれています。
ひどい雪が続きます。
所々、風や陽の当たり方により雪の無い場所もありますが・・・・
この手前で大きくロスしてしまいました。ガレに沿って下降したのですが2400mのちょっとした支尾根に入ってしまい
(地形図を読み取ることが出来なかったのです。)リカバリするのに時間をロスしてしまったのです。
これでは稲又山まで行くには時間切れとなってしまいます。
マーキングテープがあるたびにホッとし、大きな声で「ありがとう」叫んでしまいます。
また雪です。
風倒木もご覧のようにいたるところに現われます。
先ほどロスった支尾根がよく分かります。この時、ガレをトラバースしようかと考えましたが安全第一で止めました。
所ノ沢越手前から稲又山を仰ぐ。
ここでも右側へ引っ張られましたが山座同定(稲又山の頂点と右側2250mピークを確認)し左方向へ修正!
ここには40mm程のワイヤロープが所ノ沢越方向に張られていますので、それに沿って行けば水場に着くことができます。
東海フォーレストが設置した標柱、位置確認するには最大の威力となります。(ここから5分ほど下ると水場あり。40mmワイヤーも)
所ノ沢越で水を補給し稲又山の登りで時間切れとなりテント設営しました。
夕食はカップラーメンで暖を取り、50度のウイスキーでちょこっと祝杯
防寒対策として上着5枚+フリース+レインウェアーを重ね着し、靴下はハイソックス+ホッカイロで完全防備
おかげ様で翌日朝寝坊してしまったのでした。 つづく
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