自民党の三原じゅん子参議院議員が座長となって、「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチーム」を立ち上げた。5月26日の三原議員のツイッターでは、「これまでも傷ついた方が沢山いらっしゃった事を省みながら、法整備を含めあらゆる施策を取り入れ皆様を守っていきたいと思います」と書かれてあった。その前の彼女のツイッターを読むと、傷ついた方というのはプロレスの木村花さんのことだとわかる。
しかし、あたしは政府が規制したいのはむしろ、一時、ツイッターのトレンドにもあがった「#検察庁法改正案に抗議します」みたいなものなんじゃないかな、と。この動き、恐ろしくないか?
どれだけ後で言い訳して訂正しようが一度やってしまった後では取り返しがつかないことがあると、木村氏の件で学ばなかったのかね。
政府の批判とて、テレビその他で散々言っておきながらそれが事実と異なるとわかった後で同じだけの情熱で訂正してるかね?知らぬ存ぜぬで黙してるのは正義か?
文末で書いているとおり、政府や権力が表現の自由に介入しかねないことには自分も反対という点では同じ意見。
だが、ではテラスハウスの事件に関してテレビ局側に問題があったことを明言したかね?
フジテレビに限らずTVメディア全般がSNSを介して煽るような事をすべきでないと主張してるかね?
政府与党を批判するだけじゃなく、事の本質がどこにあるのか、どうすれば過ちを繰り返さないのかを論じず、ネットの誹謗中傷の問題にすりかえるのなら、権力が「#検察庁法改正案に抗議します」みたいなことを規制するって事に手を貸してるのと変わらんと思うがね。
自身を『ネットいじめを受けたあたし。』って木村花氏になぞらえているが、こと日の丸マスクの件に関しては、木村氏を自殺に追い込んだ誹謗中傷の側でしょうよ。
その自覚が無い所がむしろ恐ろしい。
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