北大路からバスで金閣寺に向かった。お正月前なので、竹の柵を新しくしていた。日本ではお正月にはなんでも新しくすると説明した。「wifeを除いては」というジョークが出なかった。もしそう言ったらきっと爆笑してくれただろう。
今日の舎利殿はひときわ美しかった。風もなかったので、池に映り込んだ姿もとても美しかった。舎利殿は1950年に放火されたので、1955年に建て替えられた。私は1955年に生まれた。ここで年齢をばらしてしまう。どっちがきれい?と尋ねたら、私の方がきれいと答えてくれた。なんという心遣い😅
再び、舎利殿が見えるところがある。ここでは舎利殿を手の上に乗せて写真を撮ってもらう。モーリーさんに「重たかった?」と尋ねたら、「思ったより軽かった」という返事だった。
夕佳亭(せっかてい)というお茶室の前では、南天の床柱がいかに貴重なものかを、写真を見せながら説明できた。この床柱は樹齢千年を超えているそうだ。私の家の直径1センチの南天と比べた。写真を見せるとよく理解してもらえる。不動堂の前では、お線香の煙を私は頭にかけた。少しでも頭が良くなるように。
今度はタクシーで嵐山に向かった。竹林の浄化された空気を吸い、天龍寺の庭園に入った。受付の方に、豆柿はどこにあるのかと尋ねたら、わざわざ私たちを案内してくれた。これが豆柿。実の直径は2センチくらい。食べられるそうだ。お二人は日本に来て初めて柿を食べたそうだ。ホテルの朝食で。
天龍寺の鯉は丸々太っていた。
お二人は歩くことがお好き。ブライアンさんはフルマラソンをされている。天龍寺を出て大堰川まで歩いた。工事をしていた。なんの工事かわからなかった。現場の人に聞くのが得意なおばさんガイドも、さすがに工事現場まで行くことは能わなかった。
お二人は歩くのが速いし、買い物に興味がないので、予定より早く進んだ。時間があるので嵐電嵐山駅の屋上に上がってみた。この景色を見て、モーリーさん「屋根がきれい」🎵いら〜かのな〜みと 雲の波🎵 そう言われれば、瓦屋根って美しい。今まで気付かなかった。手前に見えているのは『着物フォレスト』 友禅染の着物の生地が円筒形の中に入れてある。インスタ映えするので若者に人気になった。
嵐電と地下鉄に乗って、京阪三条に着いた。いつもの『がんこ』にお連れした。モーリーさんは、ネギトロ定食、ブライアンさんはカツとじ定食をタブレットで注文された。定食なのでお蕎麦がついていた。お二人は中に入っているお揚げさんをお箸を一本ずつ両手に持って器用に割っていた。ブライアンさんはカツとじのトンカツもお箸でスプリット。そして私はこの歳になって、初めて気づいた。欧米人がナイフとフォークでキレイに切り分ける理由を。彼らにとっては食べ物を歯で噛み切ることはマナー違反だった。お箸を一本ずつ両手で持って食べ物を割ることは、私にはマナー違反に思えた。面白い文化の違いだった。トンカツが柔らかくて良かったね、ブライアンさん。
私はお寿司定食をいただいた。こんな若い人に奢ってもらっていいのかな?
京阪電車で伏見稲荷大社に行った。いつもの千本鳥居。ブライアンさんに2〜3本、寄付したら?と言ってみたら笑っておられた。一番大きな鳥居の初穂料は1,890,000円とネットに書かれている。しかも奉納場所によって初穂料は異なるそうだ。古くなったら取り除かれて新しい鳥居に変えられる。それでもウェイティングリストには順番待ちの人の名前がある。
パワースポットの熊鷹社まで行って、マジカルパワーをもらった。ここでは曇っていた。
タクシーで清水寺に着くと天気は回復していた。拝観券の売り場前の人混み。このお寺は年がら年中、混んでいる。それでも紅葉の頃に比べたらマシだろう。
清水の舞台や奥の院は人だらけだったが、奥の院から下っていくと人の数は減ってくる。3時33分の景色。お二人がここで写真を撮られたので、私も写してみた。日の入り前の時間をgolden hourというそうだ。golden hourの景色に感動されていた。
京阪電車で伏見稲荷大社に行った。いつもの千本鳥居。ブライアンさんに2〜3本、寄付したら?と言ってみたら笑っておられた。一番大きな鳥居の初穂料は1,890,000円とネットに書かれている。しかも奉納場所によって初穂料は異なるそうだ。古くなったら取り除かれて新しい鳥居に変えられる。それでもウェイティングリストには順番待ちの人の名前がある。
パワースポットの熊鷹社まで行って、マジカルパワーをもらった。ここでは曇っていた。
タクシーで清水寺に着くと天気は回復していた。拝観券の売り場前の人混み。このお寺は年がら年中、混んでいる。それでも紅葉の頃に比べたらマシだろう。
清水の舞台や奥の院は人だらけだったが、奥の院から下っていくと人の数は減ってくる。3時33分の景色。お二人がここで写真を撮られたので、私も写してみた。日の入り前の時間をgolden hourというそうだ。golden hourの景色に感動されていた。
清水坂を下ると、人、人、人。欧米人は友人や家族、ガイドにまでハグをするが、見知らぬ人と触れるほど近づくことを好まない。日本人と許容できる距離が違うと何かで読んだことがある。買い物には興味がないようだったので、清水坂では誰もいない小さなお寺に入った。そこには東日本大震災の時に、津波に押し流された流木で作られた仏像が安置されている。奇跡の一本松の写真もある。
産寧坂はこんな感じだった。転ばないようにしよう。
八坂の塔。
八坂の塔。
二年坂のトトロショップ。昨日、たまたまホテルで『となりのトトロ』をご覧になったそうだ。
そのあと、石塀小路を通り抜け、祇園でツアーは終了した。6時に和牛ビーフのレストランを予約しているそうだ。英単語がなかなか出てこない、こんなおばさんガイドに付き合ってくれてありがとう。金閣寺のお線香の煙は効果がなく、時々Siriさんに「〇〇は英語でなんて言うの?」と尋ねた。日本人が英語を話すのが苦手な話しになった時、日本は一度も植民地になっていないことを言おうとした。ところが英語の”colonize”どころか、日本語の『植民地化する』という単語も出てこなかった。苦し紛れに、”For example, India was …. by United Kingdom.”と言ったら、賢いブライアンさんが”colonize”と言ってくれた。まるでクイズ。どうもありがとう。大阪ツアーもお楽しみください。