日々是好日

1月23日(木)モニターツアー4日目

今日は新大阪駅で待ち合わせ。東京にある旅行会社の方が、今日と明日、モニターツアーに参加される。今日は大阪府の職員さんではなく、泉州のツーリズムのお仕事をされている女性の方が参加された。


最初の訪問地は阪南町にある『浪花酒造』


酒蔵もご自宅も有形文化財に登録されている。


まずは9分間のビデオを見せていただいた。前半はお宅拝見、後半はお酒の造り方。これまで日本酒の造り方の勉強のために、何軒か酒蔵を訪ねたが、なかなか理解できなかった。このビデオは大変よくできていた。テレビ局に勤めていた方に作っていただいたそうだ。


日本酒は去年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。この写真は、蒸したお米を広げて冷ましているところ。


これは麹菌をふりかけているところ。例えばワインなら、ぶどうの中にすでに糖分が含まれているので、酵母を使って発酵させるだけで作れる。ところが日本酒の場合は、蒸したお米には糖分が含まれていないので、麹菌をふりかけて米のでんぷんを糖化しなければならない。麹菌をふりかけるところが、酒造りのミソ。


難しいお話しはさておいて、利き酒タイム。あてはカマンベールチーズ。左が1番甘くて、右にいくと辛くなっていく。私は1番辛い『波有手(はうで)』が気に入った。お土産に買った。


お宅を拝見してから


酒蔵に向かった。


麹米を味見させてくれた。甘い。栗のような味がする。


酵母菌を入れてこのタンクの中で発酵が進んでいる。酵母菌を入れて10日目で甘いお酒ができるそうだ。発酵日数を増やすにつれて辛くなっていく。日本酒はアルコール度数は17〜18度以上にはならない。19度になると自分のアルコールで死んでしまうそうだ。この意味、よくわからないが、自分のメモにこう書いてあった。発酵が止まってしまうということだろう。このタンクの中に頭を突っ込むという体験をさせてくれた。鼻がつーんとした。炭酸ガスが充満していた。危険⚠️


直売所。


次の訪問地は、江戸時代に創業した海産商『藤左エ門』


Q: どちらが養殖? 天然?

A: 尾びれが小さい方が天然の鯛。写真では、上の小さくて尾びれの小さい方。養殖の鯛の方が見慣れている。

鮮度処理。神経を取っているところ。


もう少しでお造り完了。このツアーは東京から来られた方が多かったので、大阪と東京の言葉やイントネーションの違いが、しばしば話題になった。東京では『おさしみ』


まずは天然の鯛をいただいた。何もつけなくても美味しかった。イワシは夏が脂が乗って美味しいとおっしゃったので、節分のイワシは美味しくないのですか、と尋ねた。あれは冷凍したイワシらしい。東京では節分にイワシを食べる習慣がないそうだ。びっくり!


ディナーは岸和田市にある、フランス料理の名店『ボン・ヴィラージュ・オゼ』で。


今日は男性1名、女性4名


メニュー。地元の食材を使っておられる。


和泉市木下ファームのトマトと泉州産紋甲イカのタルト。カラスミをかけてくれた。


カクテル。メモをするのを忘れた。


泉州産キクイモのフラン、フォアグラ温かいコンソメ仕立てなど


白ワイン


海の幸のパフェ。泉州産天然真鯛、雲丹、あわび、足赤海老


泉州産天然トラフグのシャンパン蒸し


ブリオッシュ


小皿には海藻入りバターとリエット


泉州産カブのポタージュ


泉州産天然真鯛、オマール海老、鮑、帆立貝のパイ包み焼き


和泉市産完熟みかんのグラニテ


さて、これは何の肉でしょうか。


鹿の肉でした。熟成士『渡邊さん』の15日熟成エゾシカのロースト


デザートのために、2人の方がこのレストランまで出張してくれた。
まずは洋風デザートのシャルパンティエ・マツイさんが登場。イチゴの食べ比べ。


白いイチゴを使ったデザート。


次は和風デザート。餅匠しづくの石田さんが、目の前でイチゴ大福を作ってくださった。


出来立てのイチゴ大福。私は粒あんを選んだ。美味しそう。でもお腹がいっぱいで食べられなかった。


この箱に入れて、


お土産に持たせてくれた。右は白餡。


今日も充実したモニターツアーになった。美味しいものをいただいき、研修もさせていただいた。その上、お給金までいただくことになっている。感謝。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る