堺市にある陶芸家八田亨さんの工房へ。
お忙しい中、工房を案内してくださった。知らないことばかりで、メモが追いつかなかった。
土づくりが陶芸の要。地元の土を使いたいからここに工房を構えた。土はブレンドする。日本で1番いい土は岐阜県にあるそうだ。
二代目の窯。体のサイズに合わせて京都の職人さんが作ってくれたそうだ。1ヶ月に1回、5トンの薪を使って焼く。煙を見て、火事の通報をされることがあるそうだ。京都の五条には、昔は多くの窯があったが、煙がひどくて、清水焼団地に移ったそうだ。
胴回りが100センチあるような物は、窯の中で手前と後ろで温度差が出るので、割れてしまうことがあるそうだ。
割れちゃいました。でも花器に使えないかしら。
次は富田林の寺内町(じないまち) ボランティアガイドさんが案内してくれた。戦国時代にできた寺院を中心とした土居や堀に囲まれた宗教自治都市だったが、その後、江戸時代に商業の町として発展したそうだ。
旧杉山家住宅。女流天才歌人、石上露子の生家。
胴回りが100センチあるような物は、窯の中で手前と後ろで温度差が出るので、割れてしまうことがあるそうだ。
割れちゃいました。でも花器に使えないかしら。
次は富田林の寺内町(じないまち) ボランティアガイドさんが案内してくれた。戦国時代にできた寺院を中心とした土居や堀に囲まれた宗教自治都市だったが、その後、江戸時代に商業の町として発展したそうだ。
旧杉山家住宅。女流天才歌人、石上露子の生家。
中村家。若き日の吉田松蔭が訪れたそうだ。
屋根の上には、煙出し。その下には台所があった。2階には虫籠窓(むしこまど)
道が曲がっている。『あてまげ』というそうだ。弓矢が届かないための工夫。
興正寺別院。大阪府内で最古の浄土宗本堂。
鬼瓦と鍾馗さん
そして歩いてビアホール『万里春(ばんりのはる)』へ
昭和58年までは日本酒を製造していたそうだ。明治3年に建てられた酒蔵。
あとを継ぐ人がいなくなったが、2023年からクラフトビールの製造が始まった。製造している方にお話を聞いた。何年か修行をしたのち、ここでビールを作り始めた。水は金剛山からの伏流水。タンクは5つあるので、同時に5種類のビールが作れるそうだ。無濾過なので冷蔵しなければならない。大手ビールメーカーのビールは熱処理しているので、常温で保存できる。
先週樽詰めをしたビールをいただいた。
また少し歩いて、
Oasi(おあじ)でディナー
ワインを製造しているご夫妻も参加。ワインのお話をいっぱい聞かせていただいた。
シャインマスカットの皮を剥いて、少しずつ手で潰し、発酵させたワイン。職人芸。大量には作れない。
地元の野菜や果物を使ったお料理をいただいた。イチゴは河南町の紅ほっぺ
人参とわさび菜(河南町)
菊芋(河南町)
生姜のパン
菜園という名の野菜づくし。秋から春までの野菜が使われている。
ローズマリーとレモンライムが入ったワイン
河内鴨(松原市)
八田さんが焼いたお皿。ゴマのような黒い点がある。土の中にある鉄の層をそのまま生かしたもの。
ワインではありません。秀吉が好きだったお酒のレシピを復元させた古酒
プリンではありません。酒粕で作ったデザート。純米吟醸酒の搾りかす(河内長野)
これもデザート
毎日、美味しいお話と食べ物で消化不良気味。聡明な頭と頑丈な胃が欲しい。