電話は4件しか受けず、残りの時間は作業に追われた。商品券を送る「ゆうパック」の封筒に住所のシールを貼り付ける仕事をした。シールの糊がついた部分は複雑な形をしているので、台紙から剥がす時に注意がいる。シールをグチャグチャにしてはいけない、と最初は恐る恐るやっていたが、だんだん要領がよくなっていった。商品券は65歳以上の市民がもらえるそうだ。
昼食はいつものパン屋さんで。
パンは2つとも食パンを加工したものだった。お腹がいっぱいになりすぎた。
パン屋さんの隣には不二家がある。ひな祭りの日に、着物を着せてもらっていたペコちゃん、今日はこんな感じ。オーバーオールがお似合い。
接種証明について、問い合わせがあった。携帯の接種証明アプリをPDFに変換できるかどうかというものだった。ワクチン担当の職員さんに尋ねたら、アプリは厚労省の管轄なのでそちらに尋ねてほしいということだった。そのように答えたが、電話をかけてきた人の満足を得る答えではなかったので、電話を切ってから、携帯で調べてみた。メールで質問ができるようになっていたので、質問文を送信したらすぐに返事が返ってきた。あんまり速いのでびっくりした。
紙の証明書を市町村に出してもらい、それをスキャンしてPDFにしてくださいとのことだった。デジタル庁がREGAINという会社に業務を委託していた。コロナには、どれだけ人件費がかかっているのだろうか。
午後２時４６分に、一斉放送が入って1分間黙祷を捧げた。
今でも4万人近い人が避難生活をされているそうだ。11年間のご苦労とまだ続く苦難の生活に心が痛む。
帰りの電車に乗る前に、駅から見えた夕日。５時５３分。沈む直前。
