日々是好日

12月27日(金)清水から祇園、そして錦市場へ

今日も昨日のゲストを案内する。ハイアット・リージェンシーに迎えに行った。


昨日と同じドライバーさんの運転で清水寺へ。清水寺に行く時は、必ずゲストに私のファミリーネームを覚えているか尋ねる。たいていのゲストさんはうろ覚えだが、リーさんはちゃんと覚えていてくれた。「clean water?」 私「さあclean water templeに行きましょう!」

仁王門の横にある首振り地蔵。いつもは寄らないが今日は時間がたっぷりあるし、3人の若者がいたので寄ってみた。私「このお地蔵さんの首、回るんですよ」と言いながら回した。「好きな人のいる方向に顔を向けると恋が実りますよ」グダグタ英語になってしまったが、意味は理解してもらえた。今日はご家族のムードが明るい。


今日は龍の像を見た。今年はドラゴンの年です。


「皆さん、何歳ですか?」 この12支のパネルを見せたら大盛り上がり。


当たってる?当たってない?などと言いながら集まるご家族


今日の清水寺は空いていた。もう、修学旅行生はいない。靴を脱いで本殿の外陣に上がった。奥にある観音様を拝んでから、外陣に戻ると、大きなおりんの前には誰も並んでいなかった。これはチャンス。私がやり方を見せておりんをそっと鳴らした。ゲストさんも全員、神妙な顔をしておりん体験。でもなんのことかわかりませんよね。リーさんが質問してくれたので、普通のおりんはもっと小さくて法事の時に僧侶がお経の途中で鳴らすことを説明した。

随求堂にも行列がなかった。真っ暗い地下を大きな数珠状のロープを掴みながら進むと明るいところがある。そこでサンスクリット文字が書かれている石を触りながら、願い事をすると願いが叶うそうだ。願いは控えめに、一つだけにしてと言われた。その暗い地下は母親の胎内に例えられている。胎内巡りが終わると”reborn”できるそうだ。昨日は瞑想の後”reborn”した。

こんな時期でも紅葉が残っていた。マイケルさん、お庭の紅葉したもみじの木の写真を見せてくれた。日本の紅葉を植えているそうだ。


濡れて観音で、観音さんにお水をかけるエミリーさん。観音さん、微笑んでくれました。


10時20分の本堂。


面白い景色があると、エミリーさんに教えてあげた。買ってもらったばかりのキャノンのカメラでたくさん写真を撮っておられた。


子安の塔にも足を伸ばした。


子安の塔から見た本堂


音羽の滝もこの程度の行列。3本の細く流れ落ちる滝の水のご利益を一応、説明した。リーさんはgood schoolもgood marriageも手に入れたから、長寿だけ飲めばいいとおっしゃった。私は滝の正面から写真撮影に専念。


懸け造りの構造を称賛し、時折写真を撮りながら清水坂に降りて行った。


今日の清水坂。これならショッピングを楽しめる。時間がたっぷりあるから、好きなお店に入ってね、とゲストに言った。


ランチはラーメン。ドライバーさんが紹介してくれたお店『まると』に入った。食券を買ったら、満席だった。20〜30分、待つように言われたので、私だけ待ち、ゲストたちは開放。テーブルが空いた時、リーさんにワッツアップで連絡した。


ゲストさん全員、『NO PORK 鶏ガラ和風ラーメン』を召し上がった。豚肉は食べないと情報が入っていたので、このメニューがあってよかった。私は鶏ガラチャーシュー麺をいただいた。3種の味噌をお好みで後から加えるところがミソ。


産寧坂もこんな感じ。


リーさんとエミリーさんはアクセサリーのお店に、男性3人は他の店で刀やTーシャツなどを見ていることが多かった。結局、マイケルさんがサングラスを買っただけだった。産寧坂でアイスクリーム休憩。昼間はアイスクリームを食べたくなるような陽気だった。


そして八坂の五重塔へ。四重しか見えません。


反対側に回れば見えますよ。


そしてこれからが今日のハイライト、焼き物体験。電気ろくろを使って瀬戸物を作る。八坂の塔のすぐ近くの瑞光窯に行った。お店の写真を撮る暇はなかった。これはネットの写真。


私はゲストさんが、楽しそうに電気ろくろで思い思いの陶器を作っている写真をたくさん写した。写真に自信のあるお店の人もたくさん写してくれた。その中でもいいものを選んで、リーさんのワッツアップに送った。ここではこの写真でお許しを。5人の作品は焼いて色をつけてアメリカに送ってもらう。届くのに1ヶ月半くらいかかるそうだ。楽しみだね〜


この後、写真はないが八坂庚申堂、石塀小路、安井金毘羅宮などを通り、祇園まで歩いた。花見小路ではたまたま舞妓さんに会えた。リーさんは”Memoirs of a Geisha”を読まれているので、舞妓についてたくさん質問をされた。年配のゲストでこの小説を読んだという人に何人かお会いしたが、47歳のリーさんが読んでいるとは思わなかった。私は50ページくらいで読むのをやめたと告白。もう少し我慢して読めば面白くなるのかもしれないが、最初の方は漁村の貧しい家に生まれた可哀想な少女のお話なので、気が滅入った。リーさんはあの小説を読んでいるので、今、舞妓になっている人とのギャップが掴みにくいようだった。ネットフリックスの『舞妓さんのまかないさん』をお勧めした。映画SAYURI はひどい映画だと個人の感想を述べた。主人公が中国人女優。舞妓さんの服装などにも違和感があった。外国人が見たら面白い映画かもしれないが、日本人が見たら恥ずかしくなる映画だと思う。


辰巳神社まで車で迎えに来てもらい、最終目的地、錦市場に行った。時間があるのでご家族でゆっくり日本の『食』を楽しんでいただいた。


ここではパンと飲み物


奥に庭があったのでびっくり。小さなテーブルでエミリーさんとベンジャミンさんが真剣に腕相撲。かわいい。


えび、大福餅、唐揚げなど色々試食されたが、餃子では随分待たされた。リーさんも家で餃子を作るそうだ。


ゆったり東山で一日過ごし、ホテルにご帰還。忙しいご家族がようやく日程を合わせて旅行に来ることができた。弁護士のマイケルさんはホテルでも少々、仕事をされているそうだ。帰国して仕事がわーっとくるよりは少しはこちらでもしておきたいそうだ。ザカリさんは、ホテルで時々勉強。大学入学を控えている。日本とは入学のシステムは違うが、希望する大学に入るには大変な努力がいるそうだ。リーさんは会社のCEOをされている。それぞれスケジュールを調整して目一杯、10日間の旅行を楽しんでおられる。明日はお茶・着物体験、明後日は自転車ツアー。30日は奈良に行き、31日に東京に移動。元旦は東京のホテルでおとなしくされる。2日相撲ちゃんこディナー、3日東京でも自転車ツアー。そして4日にアメリカに帰国。アクティブなご家族だ。楽しんでください。



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