ゲストは英国、オックスフォードから来られたホセさん、マリアさんご夫妻と6歳の息子さんダンテ君。ご夫妻はスペイン生まれのスペイン人で、2人の会話はスペイン語で、家族3人の会話は英語だった。スペイン語訛りの英語は時々理解できなかったし、私の日本語訛りの英語は聞き返されることがよくあった。でもフレンドリーで明るいご家族なので、楽しく進めることができた。特にホセさんは誰に対しても愛想が良く、拝観券を買うときでも相手を笑顔にさせる特技をお持ちだった。
最初は金閣寺。ちょっと油断をすると修学旅行生の集団に巻き込まれる。今日は中高生が戻ってきた。そろそろ中間テストが終わったのかな。少し、紅葉が始まっている。
お天気が良く、少し汗ばむほどだった。金閣は後ろから見ても美しい。池があるからだろう。
鯉魚石の隣に、コイン投げコーナーがある。鯉魚石よりずっと人気のスポットになっている。この石仏群は、付近の宅地造成などで、掘り出されて金閣寺に持ち込まれたもの。観光客がやたらにいろんな所にお金を投げるので集める方も困っていた。それで石仏を1箇所に集める方がいいだろうということでここに置かれたそうだ。元気なダンテ君はポケットに入っていた小銭を投げ始めた。ホセさんが 2 cupsに入れるんだよ、と説明していたが、6歳の坊やには無理だった。マリアさん、1発で仕留めた。恐るべし。このコインも金閣寺の収入になる。
お茶室は観光客で混み合っていた。ダンテ君、ちょっとご機嫌斜め。アイスクリームで復活した。
お天気が良く、少し汗ばむほどだった。金閣は後ろから見ても美しい。池があるからだろう。
鯉魚石の隣に、コイン投げコーナーがある。鯉魚石よりずっと人気のスポットになっている。この石仏群は、付近の宅地造成などで、掘り出されて金閣寺に持ち込まれたもの。観光客がやたらにいろんな所にお金を投げるので集める方も困っていた。それで石仏を1箇所に集める方がいいだろうということでここに置かれたそうだ。元気なダンテ君はポケットに入っていた小銭を投げ始めた。ホセさんが 2 cupsに入れるんだよ、と説明していたが、6歳の坊やには無理だった。マリアさん、1発で仕留めた。恐るべし。このコインも金閣寺の収入になる。
お茶室は観光客で混み合っていた。ダンテ君、ちょっとご機嫌斜め。アイスクリームで復活した。
金閣寺から嵐山に向かうタクシーの中では、後ろの席でご家族が大はしゃぎ。とっても楽しそうにされていたので、邪魔をしたらあかんね。嵐山の竹林では、少しひんやりして心地よかった。みんなで円陣を組んで、竹林を写す方法を伝授した。マリアさんは、日本が2回目で今日のコースはほとんど行かれているそうだ。ホセさんは初めての日本が楽しくてたまらない様子。私にたくさん質問し、ダンテ君を楽しませながらも写真撮影に大忙し。高性能のスマホの自撮り棒を持ち歩いておられた。ボタンを押すとスマホがぐるぐる回転する。
天龍寺のお庭に入った。ホセさん、この花が美しいと言って写真を撮られた。これは『ほととぎす』という花で茶花に使われる。こんな地味な花の良さに気づいてくれてありがとう。
昼食は桂川の近くにある『奥の庭』で。日本料理が食べたいとおっしゃるので、ここにした。私はこの『とうふうどん』を頂いた。出汁がとてもおいしかった。ご夫妻は、しゃぶしゃぶ御膳と西京焼き御膳をシェア。ダンテ君はお子様ランチ。日の丸の旗は立っていたが、ご飯やうどんが中心の和風お子様ランチだった。ご夫妻はすごい勢いでどんどん食べていかれた。食べ終わったら、品数が多くて食器の多い料理をマリアさんがテキパキと片づけた。広がっていた料理が全部お盆に戻った。このあとも何かを食べてゴミが出たとき、私がレジ袋を差し出すと、要らないと言われた。年上の者に、そんなことをさせてはいけないと思っているようだった。
嵐山から伏見稲荷は遠い。電車も提案したが、ゲストはタクシーを選ばれた。小さなお子さんがいるので、正解だったと思う。タクシーに乗ると今度はとても静か。すぐに眠りの世界に入られた。お腹、ふくれたものね。任天堂本社前では、そっとホセさんに声をかけた。ドライバーさんにゆっくり走ってもらった。ホセさんは写真撮影。
伏見稲荷に着くと、雷がなり雨が降り始めた。ダンテ君、『earthquake, earthquake(地震)』と言って、怖がっていた。幸い、雨はすぐに止み、千本鳥居から熊鷹社まで歩いた。ダンテ君はパパに肩車をしてもらっていた。たまにはいいか。小さいのによく歩いてくれたものだ。熊鷹社のこだまヶ池では、手を叩いたが、何も返ってこなかった。思い切って「ヤッホー」と叫んだら、しっかり返ってきた。マリアさんの「ヤッホー」が一番よく響き、ベストこだま賞。オペラ歌手みたい、という冗談で終わった。
天龍寺のお庭に入った。ホセさん、この花が美しいと言って写真を撮られた。これは『ほととぎす』という花で茶花に使われる。こんな地味な花の良さに気づいてくれてありがとう。
昼食は桂川の近くにある『奥の庭』で。日本料理が食べたいとおっしゃるので、ここにした。私はこの『とうふうどん』を頂いた。出汁がとてもおいしかった。ご夫妻は、しゃぶしゃぶ御膳と西京焼き御膳をシェア。ダンテ君はお子様ランチ。日の丸の旗は立っていたが、ご飯やうどんが中心の和風お子様ランチだった。ご夫妻はすごい勢いでどんどん食べていかれた。食べ終わったら、品数が多くて食器の多い料理をマリアさんがテキパキと片づけた。広がっていた料理が全部お盆に戻った。このあとも何かを食べてゴミが出たとき、私がレジ袋を差し出すと、要らないと言われた。年上の者に、そんなことをさせてはいけないと思っているようだった。
嵐山から伏見稲荷は遠い。電車も提案したが、ゲストはタクシーを選ばれた。小さなお子さんがいるので、正解だったと思う。タクシーに乗ると今度はとても静か。すぐに眠りの世界に入られた。お腹、ふくれたものね。任天堂本社前では、そっとホセさんに声をかけた。ドライバーさんにゆっくり走ってもらった。ホセさんは写真撮影。
伏見稲荷に着くと、雷がなり雨が降り始めた。ダンテ君、『earthquake, earthquake(地震)』と言って、怖がっていた。幸い、雨はすぐに止み、千本鳥居から熊鷹社まで歩いた。ダンテ君はパパに肩車をしてもらっていた。たまにはいいか。小さいのによく歩いてくれたものだ。熊鷹社のこだまヶ池では、手を叩いたが、何も返ってこなかった。思い切って「ヤッホー」と叫んだら、しっかり返ってきた。マリアさんの「ヤッホー」が一番よく響き、ベストこだま賞。オペラ歌手みたい、という冗談で終わった。
伏見稲荷から清水寺までが最後のタクシー。えらい運転の荒い高齢ドライバーに当たってしまった。混雑を避けるという名目で産寧坂まで、歩行者を蹴散らしながら上がっていった。やれやれ。
清水寺には4時半ごろに着いた。とても混み合っていたが、ゲストたちは意に介さず、弁慶の鉄の棒を持ち上げたり、おりんを鳴らしたりして、楽しまれた。そして舞台や奥の院からの景色に魅了されていた。日没は5時10分とお知らせすると、奥の院で日の入りをずっとご覧になっていた。美しかった。ご夫妻は感情表現が豊かで、ハッピーな時は、ハグやキスをされていた。ここではダンテ君がスマホ自撮り棒を使って、幸せそうなパパとママを写していた。幸せ家族は、もう少しここにいて、どこかで夕食をとり、それから京都駅から大阪に戻るとおっしゃった。祇園には行かなくていいそうだ。私の仕事はここまで。しっかりしたお二人は、ガイドなんかいなくても全く不安はないと思う。もう少しこの景色を楽しんでください。どこが一番気に入りましたか?の質問には、もちろんここ、だった。たまたま、いいタイミングで清水寺にお連れすることができた。お邪魔虫は帰ります。
清水の三重塔。美しい。