本でも読もうか
「コンビニ人間」by村田沙耶香
2016年の芥川賞受賞作品
1週間ほど前、毎日新聞編集委員の伊藤智永さんの
「コンビニ人間」と自民党についての面白い記事を読んだ。
すぐにアマゾンに注文した
主人公、古倉恵子は、人間である以上にコンビニ店員である。
人を好きになったり、嫉妬したり、悪口を言わない、
というか、人に対して感情がない。
ただ、生きていくために他人の言葉を真似し、他人のように振る舞おうとする。
でもやはり、コンビニで働く優秀なロボットなのだ。
不思議な小説だった。
作者、村田沙耶香さんをWikipediaで調べてみると、こんな一節があった。
小学生の時にルナールの「にんじん」を読み、最後まで絶望的であることに救われ、、、
私は中学生くらいの時に「にんじん」を読んだ。
最後はお母さんは「にんじん」に優しくしてくれるのでは、と期待しながら読んだが、期待は裏切られた。
凡庸な私にとっては、後味の悪い小説だった。
村田さんとは、正反対の読後感だった。
村田さんが、このような小説を書いたのは、わかるような気がした。
雨が止んだので、少しは歩かねば
桃ヶ池公園のお花
今日はカモが姿を表した
竹下景子さんの写真につられて買ってしまった
目次。老後に備えねば
元気なうちに探しておきたい「終の住み処」にドキッ😵
とはいえ、母や義母の世話をしているので、まだ自分の番だと思えない
母は私の自宅から徒歩3分のところにあるグループホームでお世話になっている。
要介護5
これがホームから送られてきた請求書
明細、左の端の費用総額が 335,332円(ピンク色)
ところが、そのうちの1割を負担すれば良い。
1割 33,534円が入居者の負担になる。(水色)
すなわち、301,798円が介護保険から支払われる。(黄色)
1割 33534円(水色)と 自費負担額176,202円(水色)の合計額209,736円が請求されている。
介護保険から毎月30万円くらい支払われていることになる。
介護保険がなかったら、どのようにして母の世話をすることができるだろうか。
介護保険を創設した人々に感謝の念に堪えない
介護の度合いが低くても、歳をとると、お風呂に1人で入るのは難しくなる。
デイケアでお風呂に入れてもらえて、喜んでいる家族は多い。
少し調べてみた
1997年に介護の法案が国会で成立した。首相は橋本龍三郎、厚生大臣は小泉純一郎
スタートは2000年4月1日、小渕内閣の時。ところが翌日小渕さんは緊急入院し、4月5日に森内閣が発足した。(思い出しますね〜
五人組)
介護保険のキーパーソンは橋本さんだったようだ。
1989年の参議院選挙で自民党が大敗した。
自民党の人気をあげる方策として、介護サービスを考え始めた
当時の橋本大蔵大臣がその重要性を認知して、道筋を作ったらしい。
スタートまで10年かかった。
自民党が大敗すると、いいこともある。