12月14日（土）ホテル丸福樓より嵐山へ

今日もジェイソンさんたちを迎えにホテル丸福樓に行った。今日は9時から1時までの嵐山半日ツアー。これは丸福樓の床の写真。木の床は旧任天堂本社。絨毯の部分は安藤忠雄設計の新棟。

一昨日のドライバーさんの運転で嵐山に向かった。9時35分、もう少しで渡月橋に着く。人力車の予約は9時45分。

今日はあいにくの雨。気温も下がっている。人力車のえびす屋さんに到着。お客さんに雨がかからないように準備しているところ。

行ってらっしゃい。ミシェルさんとサムさんが一緒に乗り、ジェイソンさんが1人で乗られた。30分の竹林ツアー。

待っている間、団体さんが来た。人力車10台くらいが出動した。コロナを乗り切ったえびす屋さん、社長さんが細かい指示を与えていた。

戻ってきて写真撮影。ジェイソンさんが車を引いているふりをしている写真を撮ってあげた。次は車で岩田山モンキーパークへ。

坂道を20分くらい上る。雨は止んでいたが寒かった。ジェイソンさんはいつものように明るかったが、ミシェルさんとサムさんの表情が冴えない。体調が悪いのかな？

モンキーパークに到着。天気は良くなってきた。

人間が小屋の中に入って、野生のお猿さんに餌をあげる。映画『猿の惑星』を思い出す。餌代もツアーに含まれていたので、りんごを買ってミシェルさんに渡した。りんごは美味しいのだろう。お猿さんたち、すごい勢いで寄ってきた。なぜかサムさんは餌やりに加わらず。

もう少し、山の上まで上がれる。ジェイソンさんと私が上がった。職員の方がいたので、少しお話しした。ここには130匹くらいの猿がいるが、ほとんどがメスでオスは10匹くらいしかいないそうだ。ジェイソンさん「lucky boys」

ミシェルさんが寒そうだったので、カフェで温かい飲み物でもどうですか？と提案した。人力車から見えたお店でホットバナナチョコレートを飲むことにした。これで体が温まった。

最後の目的地は天龍寺。あまり時間の余裕がない。専用車の時は、車の延長ができないので時間管理に気を遣う。

庭園内「紅葉」は『なごり』　ゲストさんにはゆっくり歩いてもらって、私は拝観券を買いに急いだ。ところが入り口まで来たのは、ジェイソンさんとミシェルさんだけ。サムさんはホテルに帰りたいそうだ。車は天龍寺の駐車場に停まっているので、サムさんをホテルまで送ってもらうことにした。ご夫妻は嵐山でランチをとりゆっくりされるそうだ。サムさんは門の辺りにおられた。サムさんを見つけて車まで一緒に歩いた。サムさん、急に饒舌になり、昨日は3〜4時間しか寝ていないので、眠たくてしんどいと仰った。そうだったんだ。これまでのご家族の雰囲気が理解できた。

ご夫妻と天龍寺の伽藍に入った。僧侶たちが毎晩、座禅するところに座って、お庭を見ながら、達磨や天龍寺の歴史など、簡単に説明した。鎌倉に行っておられたので、足利尊氏と後醍醐天皇が一緒に鎌倉幕府を倒したお話ができた。ミシェルさんがこういうお話しを好まれることに初めて気づいた。彼女は、瞑想をよくされるそうだ。ジェイソンさんは、こけら葺きの屋根に感心された。よく見てくれるとうれしくなる。

名残の紅葉。天気予報通り、午後から天気は回復した。

達磨の掛け軸の前でこれを差し上げた。とっても喜んでくれた。昨晩、用意した甲斐があった。お名前を漢字変換し、昨日のお茶体験で説明があった『一期一会』も書き添えた。天龍寺の前でお別れした。簡単なメモを書き、嵐電で四条大宮に帰ることをお勧めした。病院に行くことから始まったツアーだったが、また素敵なゲストと出会えて楽しませてもらった。学びも多かった。ご夫妻の次の海外旅行地はオランダ。来年4月に行かれるそうだ。羨ましい限りだ。