4月28日(金)3年ぶりの祇園ウォーキングツアー

今日のツアーは2時から6時までだが、3年ぶりだし、ゲストの奥様は車椅子を使われるので、早めに行って下見をした。

宮川町のお店でランチを食べた。

トンカツ定食。ガッツリ食べたい気分だった。カウンター席でいただいた。

たまたま隣りに座った女性が、花街のこと、大変お詳しくて、色々、教えていただいた。今夜もお友達と舞妓さんディナーを楽しまれるそうだ。

私がファイルに入れている2017年に写した写真をお見せしたら、

左の舞妓さんは芸妓さんに、右の芸妓さんは、今年の京おどりで、いい役をもらったことを教えてもらった。舞妓さんに、出会う時間帯や場所も教えていただき、大満足のランチになった。

上の写真のお二人の表札がかかったお茶屋さん

2時少し前に、ツアーがスタート。コロラドのデンバーからこられたご夫妻だった。ご主人が奥さんの車椅子を押してくれた。デンバーと聞いて、”Country road”を口ずさんでしまったが、John Denverとコロラドのデンバーとはなんの関係もなかった。相変わらず、アホなガイドだ。でも中年のカップルは一緒に歌ってくれた。

地下鉄と阪急電車に乗って、祇園に行った。どの駅もエレベーターがあるのだが、1ヶ所しかないので、たくさん歩かなければならなかった。また、地下鉄四条駅と阪急烏丸駅の間の10数段の階段の脇にはリフトがあった。インターホンを押すと、職員さんが飛んできてくれた。それぞれの職員は一生懸命に助けてくれるが、ハード面が悪すぎる。日本人として、恥ずかしかった。

これは建仁寺の茶碑とお茶の木。建仁寺を開創した栄西は、禅だけでなく、お茶も日本に持ち帰った。ゲストは昨日、町屋で着物を着て、抹茶体験をされた。お茶のきれいな葉っぱをお見せできてよかった。


建仁寺では、奥様は杖を使って歩かれた。龍の天井画のある法堂に行くのはあきらめた。滑りやすそうな数段の階段があったので。歩行が不自由なのに、よくこのツアーを申し込んでいただいたものだ。私はリウマチ持ち。今は注射のおかげで歩けるようになった。コロナ前にここ建仁寺で、ゲストと坐禅をしたら、立ち上がれなくなってしまったことがあった。お寺の職員さんがびっくりして助けてくれた。

多少、アップダウンはあったが、ご主人に頑張ってもらって、八坂の塔、八坂神社に行った。八坂神社は南の門から入れば階段はないと思ったが、行ってみると数段の階段があった。私が奥様を支え、ご主人が車椅子を階段を持ち上げた。無事に参拝を終え、また階段を降りて、四条通りにある漢字ミュージアムに入った。祇園祭のホコやビデオを、見ながら休憩していただいた。ここまでのご主人の運動量はすごい。

6時前後、舞妓さんに会える可能性が高い。でもゲストはディナーを予約しているので、5:45までにホテルに戻って着替えたいおっしゃった。舞妓さんには会えなかったがホテルに戻ることにした。ホテルでお別れする時、たくさん歩かせてごめんね、と言うと、自分たちがこのたくさん歩くツアーを選んだのだから、満足していると仰った。豪華なディナーを楽しんでください。

帰り道、京王プレリアホテルの前を通った。２週間前にサンノゼの高校生たちと宿泊したホテルだ。随分、昔のことに思える。