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仕事前の一服。
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パブロさん、アレさんご夫妻と奈良に向かった。今日は奈良ハイキングツアー。お二人は、ハイキングにふさわしい服装と靴でロビーに来られた。丸太町から地下鉄で竹田駅へ。同じホームで近鉄電車に乗り換えると、🦌🦌🦌
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ドアにも鹿の絵が。
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近鉄奈良駅に着いて少し歩くと、もう鹿がお出迎え。
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お辞儀までしてくれる。
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しばらく歩いて依水園に到着。ほとんど貸切状態。静かな美しさに心が洗われる。
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お寺の柱の礎石も庭石に使われている。
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何かの儀式が行われていた。何度も『神(かみ)』という言葉が発せられた。神道の神をGodというと、何かそぐわない気がする。また、deityという言葉はあまり知られていない。神道の神は”kami”というのが私には一番しっくりする。ここで何度も”kami”という言葉をゲストも聞いたので、このあとは”kami”を使った。
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睡蓮が咲き始めた。ご夫妻、依水園を大変、気に入られた。今日は格別に美しかった。庭園を出る時、係の人がいた。アレさん「beautiful は日本語でなんと言うの?」 私「きれい」 アレさん、心を込めて係の人に「kirei!」とおっしゃった。日本語で気持ちを伝えたかったのだろう。良い方だと思った。
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依水園から東大寺の大仏殿まで歩いた。途中で小学生の集団がお弁当を食べていた。とてもフレンドリー。大声で「Hello」「 I’m sleepy. 」「こんにちは」 etc やはり大阪の小学生たちだった。ゲストさんもフレンドリー。
大仏殿に到着
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昔の人たちは、死後、地獄に落ちることを大変恐れていた。昨日の三十三間堂では、仏像の数で勝負、ここでは大きさで勝負、みたいな説明をした。ふざけたガイドだ。
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柱の穴くぐりの前に行列はなし。大人の男性が成功して歓声があがった。
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立派な鐘楼
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昔の人たちは、死後、地獄に落ちることを大変恐れていた。昨日の三十三間堂では、仏像の数で勝負、ここでは大きさで勝負、みたいな説明をした。ふざけたガイドだ。
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柱の穴くぐりの前に行列はなし。大人の男性が成功して歓声があがった。
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立派な鐘楼
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二月堂の前の食堂『あぜくらや』で昼食。
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私はぶっかけそばをいただいた。なかなか美味しかった。パブロさんはビールがお好き。ここでお二人がハイネケンにお勤めだということがわかった。職場結婚!ハイネケンの本社はオランダにある。パブロさん、出張で本社に行かれることもあるそうだ。今度ハイネケンを飲んでみよう。
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二月堂から奈良の静かで美しい景色を一望できた。新緑がきれいな季節にお連れできて良かった。アレさん、奈良がたいそう気に入られたようだった。
若草山を見ながら、春日大社に向かった。申し分のない天気。神々しいまでに美しい鹿。やはり神の使いかもしれない。
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春日大社では特別拝観をして、できるだけ”kami”に近づいた。今では灯籠には年に2回しか火が灯らない。
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それでこの藤浪之屋という建物の中で灯籠体験をした。
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それでこの藤浪之屋という建物の中で灯籠体験をした。
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神道では山自体が”kami”である。御蓋山遥拝所
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この杉の木は御神木。雷を受けたが生き延びた。自ら避雷針となり、身を挺して神社を守ったありがたい杉の木。屋根より大切にされている。
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またまた儀式? 明日献茶式があるので、準備をされているそうだ。写真OKかと尋ねたら、神様にカメラを向けなければいいと言われた。残念ながら私には神様が見えませぬ。
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奈良まちまでタクシーで行き、『にぎわいの家』という昔ながらの町屋を見学するつもりだったが、閉まっていた。ごめんね。猿沢の池まで歩いた。あらあら、興福寺の五重塔のそばにはクレーンが。写真スポットだったのに。120年ぶりの修復工事は去年から始まっていて、8年くらいかかるそうだ。
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池のほとりにあるスターバックスで休憩。パブロさんはエスプレッソが大好き。スターバックスではご当地カップが売られているが、エスプレッソ用の小さなカップは日本では売られていないそうだ。とても残念そうだった。
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商店街を通り抜け、近鉄奈良駅に到着。乗り換えなしで京都丸太町まで1時間の列車の旅になった。おしゃべりしたり、うたた寝したり、携帯を見たり、穏やかに時間が過ぎ去った。ホテル前でお別れした。今日も素晴らしい天気のもと、ツアーを楽しんでいただけた。明後日の直島ツアーも晴れますように🙏