ゲストはブラジルの南部からお越しのシセロさんと息子のミゲルさんだった。ミゲルさんはウルグアイとの国境に近いポルト・アレグレというところに住んでおられる。お父さんのシセロさんとお母さんは約300キロ北にある町に住んでおられる。いずれにしても南部なので暑さはそれほどでもないそうだ。最高気温は35度くらい。
シセロさんは獣医さんで、クリニックを経営されている。犬と猫だけを診るそうだ。それ以外の動物を診るにはかなり勉強が必要なので、犬と猫だけにされている。今はペットは家族同然。薬石効なく、となった時には持ち主さんの悲しみは尋常ではない。大変なお仕事だと思う。
父子で旅行するのは初めてだとおっしゃった。ミゲルさんが是非日本に行ってみたいというので日本に決めたそうだ。2回、航空機を乗り継いで。ゲストに女性がいないと、話しにくいことがよくあるが、お二人ともよくお話をしてくれたし、私の話も聞いてくれた。ミゲルさんの英語はまるでネイティブのような発音だった。まずは伏見稲荷大社へ。お元気なお二人だったので、熊鷹社までお連れした。ミゲルさんは『インターナショナル』というサッカーチームのファンで、そのチームのロゴが入った赤いシャツを着ておられた。なぜかシャツの胸側には『和光デンキ』、背中には『阪和病院』という日本語が大きく印字されていた。スポンサーになっているのかな?
シセロさんに稲荷は“inari“ か“inali“か?と聞かれた。「私にとってはLもRも同じ音に聞こえるんです」と答えて日本語の音の話になった。私「12歳から長年、英語を学んできたのに、play とprayの違いが私の日本語耳にはわからないんです。」
ドル紙幣を円に交換できるところを教えて欲しいと言われた。またしてもLine グループにヘルプを出した。複数のガイドさんが調べてくれた。京阪の伏見稲荷のプラットホームにあることがわかった。
お京阪で三十三間堂へ。あまりに多い観音様に驚かれていた。
2列に並んで歩く日本の中学生たち
お昼はお寿司を食べたいとおっしゃったので、四条通りにある『もりもり寿司』にお連れした。
タッチパネルで注文。お二人はサーモンの盛り合わせ、マグロ、ビールを注文された。
私はこれ↓
食後は、タクシーで清水寺に行った。「茶碗坂を上がれるところまで上がってください」とドライバーにお願いしたら「実は茶碗坂には行ったことがないんです」という返事だった。そんなドライバーもいるんだ。坂に上がり、Uターンできる場所を教えてあげた。
清水寺はやはり混んでいたが、それほど気にされないゲストだったので良かった。大黒さんに商売繁盛をお願いした。
混んでいたので、おりんも鳴らさず、滝の水も飲まずにどんどん降りていった。下から見上げる本堂。もみじには赤とんぼ。
ショッピングストリートまで降りましょう。
清水坂や産寧坂などのショッピングストリートでは試食できるところがある。おたべと抹茶クッキーとふりかけを試食された。
京都でしか買えない抹茶クッキーをお店のベランダでいただいた。(実はネットで買える)
八坂の塔を通り、車が入れる道まで歩いた。暑かったのでゲストには日陰で待ってもらい、タクシーを探した。ほどなく見つかり、タクシーで金閣寺に向かった。
金閣寺に到着。陸舟の松がこんなに空いていた。3時40分。
職員さんが、池の鯉に餌やりしているところに遭遇。1日に一回あげるそうだ。鯉がいっぱい集まり、大きな口をパクパク開けていた。ここの鯉が冬でも冬眠しない理由がわかった。
この後、タクシーで北野天満宮に行ったが、写真は一枚もない。でも楽しいことがあった。大黒さんの鼻に小石を乗せる一種のゲームをしている中学生のグループがいた。これは使えそう。声をかけてみた。すると1人の女の子が”My name is Cocoa.” と言い、もう1人の女の子も自己紹介してくれた。埼玉からきた中学生だった。3人の男子もフレンドリーで、ゲストがブラジルからきたことに大いに反応していた。サッカーが好きな子にとっては憧れの場所なのだろう。Cocoaちゃん「一緒に写真撮ろう!」 中学生グループ、ドライバーさん、私のゲストさんで記念写真。私はカメラマン。
金閣寺に到着。陸舟の松がこんなに空いていた。3時40分。
職員さんが、池の鯉に餌やりしているところに遭遇。1日に一回あげるそうだ。鯉がいっぱい集まり、大きな口をパクパク開けていた。ここの鯉が冬でも冬眠しない理由がわかった。
この後、タクシーで北野天満宮に行ったが、写真は一枚もない。でも楽しいことがあった。大黒さんの鼻に小石を乗せる一種のゲームをしている中学生のグループがいた。これは使えそう。声をかけてみた。すると1人の女の子が”My name is Cocoa.” と言い、もう1人の女の子も自己紹介してくれた。埼玉からきた中学生だった。3人の男子もフレンドリーで、ゲストがブラジルからきたことに大いに反応していた。サッカーが好きな子にとっては憧れの場所なのだろう。Cocoaちゃん「一緒に写真撮ろう!」 中学生グループ、ドライバーさん、私のゲストさんで記念写真。私はカメラマン。
大黒さんの写真を載せます。ネットより。
その後、上七軒を歩いた。行程の場所は時間内に全部行けた。このツアーは時間的に厳しいが、ゲストさんがお元気で、ショッピングには興味がなかったので、予定通りに進めることができた。上七軒のバス停に行くと、ちょうどホテルの近くを通るバスがきた。ついている。ホテルまでお送りしてツアーは終了。お二人は、すでに東京、箱根、広島に行かれているので、かなり日本のことにお詳しくなっておられた。北野天満宮で、神社には人間を祀ることもあるんですよ、と言うと、シセロさん「ああ、明治神宮もそうですね」京都が原爆投下の候補地の一つだったこともご存じだった。素敵な親子と充実した1日を過ごすことができた。ありがとう。
頑張ったご褒美は、星乃珈琲で
モンブランとコーヒー
モンブランとコーヒー