なおみってさ

猫と唄って日々の足跡

久しぶりのログイン

2017-10-02 16:14:46 | 日記
よく探偵小説などで

「故人は毎日かかさず日記をつけているような几帳面な人物」
という表現が出てくる。

判ってはいるが、私はつくづく几帳面ではない人物なのです。
ブログの放置は欲あることでしょう。
最後の記事から3年近く経ってしまった。

気まぐれにまたぼちぼち書いていこうと思う。
誰かの目に入るかも知れない日記。

書きこんでいた端末を新しくしたことや
Facebookを始めてしまった事も原因なのだけど
Facebookの場合は、文字数も考えて投稿する必要がある。
とりとめのない長文がタイムラインにあがっててもねぇ。

ここは私のスペース。

3年の間に起こったことも、今起きていることも
うまく日記に残せたらと思う。



ワタシと猫

2014-09-16 01:51:15 | 日記
うちには五匹。

猫がいる。
ワタシがいつから猫を好きになったのかは判らない。

ただ、ワタシは小さい頃に近所に住んでいた「チビ」と呼ばれていた白い犬が大好きだった。
野良犬(捨てられた)が迷い込んできて、母に飼いたいとせがんだりもした。

祖母も父も、動物が好きな方ではなかった。
祖母は漁師町に生まれたので、猫は「子猫が生まれたら袋に入れて海に捨てる」と平気で言えたし
幼心に、祖母はひどい人だと思っていた。

16才の頃、二匹の子猫が迷い込んできた。
キジネコと、黒猫。
鳴き声が可愛いし、ワタシと妹・弟で母に内緒でミルクをあげた。

必ず決まった時間に可愛い鳴き声が響く。
姿は見せないけれど、ミルクの皿は空っぽ。

そのうちに二匹はうちに居着くようになった。
車庫にダンボールを置いて、「キジ」と「クロ」と呼んで可愛がった。
ワタシはうちに帰るのが楽しみになった。

「クロ」の体調が急変した。
もしかすると、持病があったのかもしれない。
彼女は母の腕の中で亡くなった。
仲良しだったキジはひとりぼっちになった。

季節は秋から冬になろうとしていた。
母は、飼ってもいいと言ってくれ、メスだったキジは避妊手術をした。
ワタシには動物の避妊手術が必要だという知識がなかったけれど
母は適切な判断をしていたなと今も思う。


猫のノミのかゆさを味わったのもこの頃。
フロントラインがまだ普及してない時代だった。
とにかくグルーミングやシャンプーなど。

名前は13歳で死ぬまで「キジコ」だった。

キジコは、近所の柿木に登ってカラスと言い合いするくらいお転婆な面もあるし
絶対家の中で粗そうすることもなく、
お行儀のいい猫だった。キジコー!と呼ぶと必ず返事をしてやってきた。

母の機嫌が悪いときは、キジコをだっこさせると良くなった。

ワタシは猫という動物の良さしか見えなかった。
デザインを専攻していたので、学校の課題にもキジコを登場させたりした。


祖母もキジコだけは「他の猫とは違う」くらいなことを言い出した。
内心ほっとした。
一度家族で旅行した時、お隣のおばさんにエサなども面倒を頼んだのだけど
電話で「キジコがご飯を食べない」という。
電話口にキジコを呼んで「キジコ!ご飯食べて!」
と声を聞かせたら食べるようになったと言う。

猫に電話の意味がわかるはずはないとおもうのだけど。
彼女は納得したのでしょう。


ワタシは進学で上京する事になった。

荷造りする。
スーツケースの上にキジコがいた。
涙が出た。
タクシーに両親と乗り、祖母と見送るキジコに
「もう、ワタシは出て行くんだ」と実感した。
サヨウナラ。

妹は犬派だった。

妹が飼いきれなくなったポメラニアンが実家に登場。

キジコは、その雰囲気を察して犬に譲った。
犬は手が掛かるのだ。
悪いいみではない。
犬は飼い主を守る 義務を背負っているところがある。
それは愛情というエネルギーを与えてあげなくてはならない。
猫とはまた違うアプローチで。

キジコは弟の部屋でノンビリ寝たり、外で気ままに過ごしていたらしい。
晩年は少し痴呆が出ていた。

最後はパートから母が戻るのを待って
母の腕の中で亡くなった。

母が泣きながら電話してきた。

家に居て、いろんな事を知っていた。
色んな場面が浮かんだ。

あんなに可愛い鳴き声でなかったらどうだっただろう。
クロとはあちらで再会しただろうか。

住居の都合で飼えないので、外の猫の面倒をみたりしていたら
いつの間にかずっと猫を飼っている。

五匹っていうと、みなさん驚く。
でも苦に感じたことはない。
猫は、ちゃんと雰囲気を読める。
読めなかったり、ズボラだったり、傲慢だったり
怠慢だったり、自分勝手なのは人間の方。

彼らは何も持たないけれど、平和主義で柔らかな身体がいつも癒やしをくれる。

もらってばかりじゃ悪いので
ご飯にトイレの掃除、住居を提供しています。








歩かされるワタシ達

2014-08-08 17:32:33 | 日記
都内に出る。

ワタシは横浜在住なので、昔は桜木町から東急電鉄で終点の渋谷。
楽だった。

みなとみらい線ができて、自宅から駅が近くなったけれど、
とにかく掘られた地下までエスカレーターか階段。
荷物が多いとほんとに辛い。
それも慣れてしまったけど。


渋谷には、バンドのリハーサルで行くことも多い。
みなとみらい線から副都心線で、横浜から埼玉の果て(失礼!)まで
繋がってからは、東横線は渋谷が終点ではなくなってしまった。

終点が渋谷っていうのは、ちょっとした安心感もあった。
満員になっても、渋谷までの忍耐・・って感じもあるし。

渋谷駅は大きな商業施設に姿を変え始めた。
通りなれた通路は迷路と化して、案内板も不親切。


とにかく、金を使え・モノを買え!!ってやさーーしく押し売りされてる。
ワタシは、もうモノの価値も自分の金銭感覚も
よくわかった小市民であるので、誘惑には乗らないのだけど。
必要なら買うのだし。

ただ、この駅は不親切で、体力がない年配の方や小さな子供
体の不自由な人にはちっとも優しくない。

それは渋谷ばかりではない。


3月11日の忘れられない出来事。
思い出さなければ、それまでかもしれない。
計画は着実に進められただけなのだ。

迷路のようなこの場所で、パニックがおこったらと思うと怖い。
何十メートルも掘り下げられた地下で。
出口一つ間違うととんでもない場所。
いつも考えてしまう。

何故こんなに歩かされるのか。
この駅を避けたいと思うことが多くなった。

スタジオに行く前に、エネルギーをもぎ取られてしまってるような。
ワタシの「体質」には合わないのは承知。

東急王国はズンズン進む。
ローマ帝国みたいだな。

楽器屋で

2014-07-24 14:17:42 | 日記
ブルースハープに挑戦しようと思い、楽器屋を覗く。
楽器屋というのは、ちょっとした緊張感があって好きだ。

お茶の水や渋谷の楽器屋が立ち並ぶ場所もなんだかワクワクする。

ワタシは楽器を使いこなせてる人間ではないのだけど。

数千円から数十万、「お問い合わせ」のギター。
カスタネットからピアニカ・・どれもが
どれも誰かに奏でてもらうのを待ってる。

ワタシのお目当てのハープがあった。
店頭とネットだと1000円以上も違う。


夏休みだからか、子供を連れた人が多くいた。

小学生の低学年だろうか、陳列されてるギターに触っている。
たしか、さっきはピアノを弾いてた子供か。

母親は、諭しているように見えて「止めない」。
エレキベースの弦を引っ張っているのも「上の方を触りなさい」とさえ言う。

ワタシはアコースティックギターのコーナーから
こっちへ来なければいいな・・と思った。
あんな風に、
オモチャを試すように、楽器に触れるべきではない。

残念なことにこちらへ来る。
そして10数万するギターをも触ろうと手を伸ばした。

すかさず店員が「触らないで下さい」と声を掛けた。
母親は、息子を止めた。
でも息子は「何故触っていけないの?」と悪びれない。
母親は、その理由を話して納得させられないのだった。

色んな楽器を見てみたい、触ってみたい好奇心は
子供らしいと思う。大人だってある。


色んなコトが頭をよぎる。

この母親がティファニーへ行って、
我が子が陳列されたダイアモンドを触ろうとしたら
絶対に阻止しただろう。


子供のすることは何でも寛大でなくてはいけないのか?

ここは玩具売り場とは違う。
壊してまた買い換えれば同じモノが買える場所ではない。


ワタシの相方が
「親の躾が・・」と呟いた。

躾とは、親が子を怒ることが躾なのではないが。

店のモノに触ってはいけない。
それだけで十分かもしれない。

多分、足りなかったのは

楽器に対する価値観や敬意だったのではと思えてくる。







菌のこと

2014-07-07 17:41:59 | 日記
引っ越した相方の家。
築20年以上経つのだけど、室内はほとんどリフォームされている。
細かい所を見てしまうと、
やはり「築20年・・」って思える。
でも、この付近でこの家賃はなかなかない。

引っ越しが終わり、間もなく梅雨入りした。

とたんに、何かの臭いが気になり出す。

玄関の付近。
備え付けの靴箱のような、タイルのような。
臭いの発生源が特定できない。

猫のおしっこの臭いにソックリ!

他の部屋・廊下などは全く臭いはせず、
前に住んでた人が猫を飼ってた様子はない。

雨や、湿気の多い日に気になるようになり、
タイルの間の目地の隙間を埋めたり、消臭スプレー
色々試すが効果がない。

古い家とはいえ、どこかのノラちゃんがわざわざ玄関の中まで入ってオシッコ?
考えられない。

そこで色々ネット検索して
EM菌 というバクテリアで消臭効果があるということを知る。
たまたま、近所のホームセンターに3倍希釈する原液が売られていて買った。

希釈する水は二時間以上汲み置きして、カルキを飛ばす。
金魚飼うときを思い出した。
そうか、塩素で菌が死ぬのかも。

そして、液を作り
裏庭の土から玄関全体に噴霧器で、菌を「飛ばす」。
こんなんでホントに消えるのか・・。

某通販サイトでの口コミだと
外飼いしてる、ワンコの尿の臭いが消えた
生ゴミにかけておくと、臭わなくなった
猫が粗そうしたソファーの臭いが消えた

などなど、素晴らしい効果の数々・・。

で、効果は・・というと



消えました。


なんじゃこれ?っていう位、なくなりました。
床下の土からなのか原因はつきとめられずじまいだけど。
臭いがきつかった玄関の隅っこの一カ所は原液を垂らしておいたんです。
それも良かったのかな。

原液は無臭。
色は茶色だけど、薄めると紅茶くらい。

この菌は、臭いを発する物質を食べちゃうんでしょうね。
本当にすごいです。
出回ってる、ファ○リースとか子供だましな感じがします。
本当に良いモノはCMなんてしないのよね。

これは舐めても害がなく、生ゴミの分解にも使用されてるらしい。
犬猫を飼っているお宅は必需品かも。
スプレーしちゃう子や、ストレスで粗そうする子も多いから。

菌自体は、悪いものではない。

腸にもイイ菌を持ってないといけないのだし。

イイものを嗅ぎ分けられる「鼻」も持ってなくちゃね!

今後も色んな場所でこの菌の効果を試してみようかと思っている。