なおみってさ

猫と唄って日々の足跡

楽器屋で

2014-07-24 14:17:42 | 日記
ブルースハープに挑戦しようと思い、楽器屋を覗く。
楽器屋というのは、ちょっとした緊張感があって好きだ。

お茶の水や渋谷の楽器屋が立ち並ぶ場所もなんだかワクワクする。

ワタシは楽器を使いこなせてる人間ではないのだけど。

数千円から数十万、「お問い合わせ」のギター。
カスタネットからピアニカ・・どれもが
どれも誰かに奏でてもらうのを待ってる。

ワタシのお目当てのハープがあった。
店頭とネットだと1000円以上も違う。


夏休みだからか、子供を連れた人が多くいた。

小学生の低学年だろうか、陳列されてるギターに触っている。
たしか、さっきはピアノを弾いてた子供か。

母親は、諭しているように見えて「止めない」。
エレキベースの弦を引っ張っているのも「上の方を触りなさい」とさえ言う。

ワタシはアコースティックギターのコーナーから
こっちへ来なければいいな・・と思った。
あんな風に、
オモチャを試すように、楽器に触れるべきではない。

残念なことにこちらへ来る。
そして10数万するギターをも触ろうと手を伸ばした。

すかさず店員が「触らないで下さい」と声を掛けた。
母親は、息子を止めた。
でも息子は「何故触っていけないの?」と悪びれない。
母親は、その理由を話して納得させられないのだった。

色んな楽器を見てみたい、触ってみたい好奇心は
子供らしいと思う。大人だってある。


色んなコトが頭をよぎる。

この母親がティファニーへ行って、
我が子が陳列されたダイアモンドを触ろうとしたら
絶対に阻止しただろう。


子供のすることは何でも寛大でなくてはいけないのか?

ここは玩具売り場とは違う。
壊してまた買い換えれば同じモノが買える場所ではない。


ワタシの相方が
「親の躾が・・」と呟いた。

躾とは、親が子を怒ることが躾なのではないが。

店のモノに触ってはいけない。
それだけで十分かもしれない。

多分、足りなかったのは

楽器に対する価値観や敬意だったのではと思えてくる。







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