LINEもメールも無い時代は電話で漢字氏名をお聞きしていたので、その確認作業は結構大変でした。
タカユキさんのユキの字をお尋ねすると、若い男性が「雪之丞変化のノの字です」と予想外の事を言われたり
ユキノさんのノの字をお尋ねすると「刀の右側が角々する字です」「乃木大将の乃ですね」「ノギタイショウって何ですか?」
「うーん、でも間違いないと思います」
テツヤさんのヤの字をお尋ねすると「木村拓哉さんのヤです」「それでは志賀直哉のヤで土の下に口と書くヤですね」「いやいや他人の他の字のニンベンが無い、何円ナリの字ですよ」「うーん??」
こんな事が沢山有りました。FAXは無い方も有り、郵送では時間が掛かるとなると電話をとなります。今は便利で隔世の感が有ります。
子供が幼稚園の時に配られた名簿を見て、隣の席のお母様が「あー!うちの息子の名前は聡なのに恥になってるよ!」とビックリされていました。さっぱりした方で、この話笑い話に使えるわと笑っていたから良かったものの、相手が相手だったら大変だったかもと、今でもたまに思い出します。
おおらかなお母様のお陰で事なきを得た幼稚園でしたが、自分も人的ミスをしないように気を引き締めて作業に入りたいと思います。