レジェンド、ジョルジの存在

ジョルジーニョ監督の決意は固く、もはや引き留めることは叶わないようです。

アントラーズモバイルには「家族への愛情」というタイトルで、監督の苦悩が明かされています。
それが全てだとは思っていません。今季低迷したことも原因のひとつにあるんじゃないでしょうか。

常に“集中力”“精神力”という言葉を使い、失点やミスを重ねるチームを鼓舞し続けてきたジョルジーニョ監督。
私は新しいファンなので、監督の鹿島現役時代は見ていません。けれど、世界を制覇した最高のサイドバックということは知ってます。
そして何より人格者であることは、今季１シーズンで良く分かりました。常に責任を背負い選手をかばう紳士の姿勢。時に熱く強く、時に冷静にレフェリングを批判する一貫した態度。

実際にスルガ銀行ＣＳとヤマザキナビスコ杯をとりましたが、リーグ戦では報われぬ結果が続きました。
選手たちは、誰が監督をしているのか分かっていたのでしょうか？少しでもサッカーの話をしたのでしょうか？
レジェンドが自分たちを指導して、率いてくれている、その奇跡を自覚している選手がどれだけいたのでしょうか？？

家族の問題を解決させるだけの魅力が、今の鹿島に足りなかったのでしょう。家族と離れて日本で仕事をしているサッカー人はたくさんいますから。
でも「永遠の別れじゃない」と監督は言ってくれました。家族がみな自立したら、きっと戻ってきてくれると信じています

今年は史上初めて二桁順位、史上最弱のチームということになりますが、若手の台頭を促してタイトルをとってくれたジョルジーニョ監督と闘えた、貴重なシーズンになりました。
2012年シーズンのユニフォーム、ジョルジーニョ監督への想いをこめて着続けます

明日はホーム最終戦。天皇杯は４回戦に残っているので、一試合でも多く采配してもらえるよう、選手たちには奮起を促したいです
優勝で監督を送り出せますように…私も精一杯、応援します