フリーポート、という自由を謳った悪党どもの街がありました。
その南の一角にとあるギルドホールがありました。
Tsuno,という表札がかかっています。中に入るとめっせーじが流れてきました。
なつさんはFRYの皮ズボンが欲しいよう欲しいようと思っていましたが、なかなか手に入りません。
それは、ろーえん、というなにやらおそろしげなところに棲む、かいぶつが持っているのだそうです。
めんどうくさがりで努力のきらいななつさんは、いいことを思いつきました。
「そうだわ。むーんふぃーるど、というところで、ズボンとまーくを交換してくれると聞いたことがあるわ。
まーくならおさいふにたくさん入っているから惜しくないわ。
おかねで解決するのは時間の節約になる良い方法ね。」
なつさんはウキウキとむーんふぃーるどへ向いました。
「今はいているのはWoEで拾ったズボン。もう古いし飽きたし。
ひだり側のは毛糸のズボンなのね。これから寒くなるしちょうどいいわ。」
なつさんは売り子さんの頬ッツラにマークをほらよ、と投げつけて毛糸のズボンを買いました。
誰もがいらないものだったのかもしれないけど、ってことは
せびりすで一人しか持っていないってことだからまあいいか、と自分をなぐさめました。
ノーラスに夜がやってきました。
夜は悪党どもがかつやくする時間です。
6人集まれば行く先はもちろん、カエルの街GUKです。
なつさんは最近カエルを見るとどうしてもケロタンを思い出して下品な気持ちになりますが、みんなにはひみつです。
悪党どものカチコミも2階までの話です。
3階へ上ると今までの勢いはどこへやら。
どうやったら倒してお宝をぶん取れるのか相談して挑戦しますが、
最後には今日はこれぐらいで勘弁してやろう、ということになりました。
とは言えなかなか健闘したので気分良くギルドホールに戻りますと、
みりょくてきな募集がみえました。
なつさんは心をひかれました。
しかしもうドチラにも、ひーらーがふたりもいます。
募集主が知り合いだったので、「ひとりキックして」とずうずうしいTellを打とうとしましたが思いとどまりました。
「いーじーなんてどうせ鉄出ないしね!さいきん全然でないもんね!
きっと今日だってあるみの箱ばっかりに決まってるわ!」
そのときつんどらさんがあきれた声で言いました。
「ほんとにもうなんなの このひとは!」
きっとみんなあるみだったんだ。
なかまに入れてもらえなくてもくやしくなんかない。だって鉄じゃないんだもん。
なつさんはそう思うと心がすっきりしたので、鉄箱がAEで出まくる夢を見よう、と眠りにつきました。