
■ナトゥースでは18日の午後から発売です。
★ロブ・マチャド最高です。
サーフィンの本質は、常に形を変える波のように捉えどころがない。
それはスポーツであり、生活習慣であり、自己表現の手段であり、危険な冒険であり、自由の象徴であり、競技である。
『DOWN THE BARREL』は、フロリダのケリー・スレーター、カリフォルニアのロブ・マチャド、ハワイのカラニ・ロブ、オーストラリアのジョエル・パーキンソンの4人の観点から“サーフィン”の本質を見つめ、その魅力とスリルをかつてないほどに映し出している。
■4人のトップサーファーの観点から見る“サーフィン”
カリフォルニアのサーファーであるスティーブ・ローレンスは、一年以上に渡って4人のプロサーファー【ケリー・スレーター、ジョエル・パーキンソン、ロブ・マチャド、カラニ・ロブ】の日々を記録した。ローレンスは、彼らとサーフィンや食事、旅を共にすることで、彼らの、サーフィンというスポーツとの関係、緊張状態の試合、創造性、哲学をフィルムにとらえていった。
ローレンスが選んだ4人は、2人のレギュラーフットと2人のグーフィー。代表地はハワイ、カリフォルニア、フロリダ、オーストラリアとそれぞれ別の4箇所。ASPのワールドチャンピオンに向けて集中しているケリーとパーキンソン。逆にカラニ・ロブとマチャドの2人はASPの重圧から離れて独自のサーフィンを楽しんでいる。様々な個性を持ち、バランスの整った4人の観点から、サーフィンの本質を追っていった。
■ワールドツアーの舞台裏にみるトップサーファーの精神性
ケリー・スレーターは世界的に知られるサーファー。『ダウン・ザ・バレル』はケリーの8度目世界チャンピオン獲得の軌跡を記録している。また、ケリーを追い上げるオーストラリア・ゴールドコーストのパーキンソンが、いかにオーストラリアのサーファーが世界チャンピオンの座に対してハングリー精神を持っているかを私たちに知らしめている。ローレンスは、ツアーの決定的な瞬間をフィルムに記録するとともに、その裏側をとらえることに成功した。サイパンでのビラボンプロ・ファイナルラウンドの直前のパーキンソンは、リラックスした様子で娘と遊びながら、自分がケリーのポジション―世界タイトルの防衛―をうらやましく思っていないことを話す。「彼の方が緊張しているはずだよ。僕は娘とブロックで遊ぶ余裕がある」また、スレーターとアンディ・アイアンのバトルに隠れたドラマも記録している。ケリーに負けたアンディ・アイアンは冷静さを失い、「勝者を撮影しろよ」とカメラに向かい暴言を吐く。
■カラニ・ロブ、ロブ・マチャドのフリーサーフィン
ケリーやパーキンソンとは対照的にカラニ・ロブとロブ・マチャドは、競うことよりも楽しむことを選んだ。大会のプレッシャーから解放され、自由にサーフィンを楽しんでいる。去年のWCTランク・TOP45に名前が出ていないにも関わらず、サーフィン界は彼らを蚊帳の外には置かない。サーファーやファン達はこの2人にプロのフリーサーファーとして大きなリスペクトを持ち続けている。独自にそのスポーツを進めるフリーサーファー。彼らの選択は意義深く、サーフィンの重要な一面を見せている。
■サーフィンが持つ多様性
そしてローレンスは、ケリーやマチャドら、トップサーファーにインスピレーションを与えている二人のサーファーを紹介する。85歳にしてなおサーフィンを楽しむパスコウィッツは、サーフィンの面白さを興奮しながら語る。シャークアタックに合い、片腕を失ってもなおサーフィンを続けるベサニー・ハミルトンはサーフィンを愛し続け、女性サーファーのトップクラスに君臨している。彼らがサーフィンを楽しみ続ける姿はサーフィンが持つ多様性を言わずとも語っている。『DOWN THE BARREL』は、様々な角度からサーフィンの本質を見つめ、その魅力を余すことなく伝えている。
キャスト
【 ナレーション 】
エリック・バウアー
1977年カリフォルニア出身、俳優・ミュージシャン。
「24」「The O.C.」など数々の人気ドラマに出演。
【 サーファー 】
ケリー・スレーター
ロブ・マチャド
ジョエル・パーキンソン
カラニ・ロブ
ウェイン・“ラビット”・バーソロミュー
マーク・オキルーポ
タジ・バロウ
ミック・ファニング
アンディー・アイアン
シーン・スレーター
べサニー・ハミルトン
ドリアン・パスコウィッツ 他