オルタナティブボードを中心に、過去様々なボード特集を行ってきたBlue.。フィッシュ、ハル、シモンズ、ピッグ……。
ときにはガンやフィンレスなど、コアなボードにも焦点をあててきました。それは、サーフボードこそカルチャーでだからです。そして今回は“ミッドレングス”をクローズアップします。“Mid Lenghth”、そう“長さ”の話しです。アウトラインもテール形状もフィンもフォイルも、そこには何ひとつルールはありません。ショートボードより長く、ロングボードより短いボード。その長ささえも、人によって捉え方は様々です。あまりにも万能なボードのため、日本ではビギナーや女性用のイメージが強く、ときにファンボードなどと軽視される始末です。しかし、良質なミッドレングスはそのレベルではなく、また、リベラルな感性をもったカリフォルニアのサーファーを中心に、いま注目が集まり始めています。失われたレングスを追い求めてトランジション・エラまで遡り、その本質を探究。“ミッドレングスにしか描けないライン”を紹介します。
その他の特集は、ナイトシーンで着こなすビーチファッション、母になったベリンダ・バグスのライフスタイル、シドニーのサーフィン史を伝えるサーフシティ・イベント・レポートなどをピックアップ。
そして今月は、サーフボード専用のマルチツール付録付きです。2種類のフィンキー(六角とマイナス)を搭載することで、すべてのボードに対応。カラビナを付けてバッグや身に着けるのもよし、車内に置いたりトリップにも便利です。今月限定の特別付録です!
Blue. No.34
2012年3月10日発行/1290円
MIDLENGTH