Natural Angler

取り巻く自然にも目を向け、ゆったりとフライフィッシングを愉しんでいます。

冬季ニジマスC&Rエリア開幕

2022-11-06 11:11:01 | FlyFishing

一般渓流が完全禁漁明けとなった11月1日、各地で冬季エリアがオープンし始めました。
自分の地元静岡県中部エリアでは、昨年まで楽しんだ富士宮の潤井川が今シーズンは休止ということで、
今年はいつもの天竜川と原野谷川の二つがメーンフィールドということになりました。

早速天竜川に出掛けましたが、オープンして最初の休日ということで、釣り人は多かったですが、
昼過ぎまではほぼ無風ということで、条件は厳しく、
キャッチシーンは良いポイントに入ることのできた人に集中しているような感じでした。

また、先の台風15号の影響はどこにもあり、ここ天竜川でもさらに水深が浅くなり、
ポイントの見極め、魚の着き場など考えないとニジマスにはなかなか出会えない。

最初は浅くなった上の瀬でドライを試してみるが、カワムツの反応のみ。
そして昨年後半反応の良かったポイントの少し上、
今回はじめて試してみたフライで中央の根脇を流してみると、マーカーがススッと入った。
しっかり合わせると、明らかに大物の感触。
今回もロッドは#4のフリーストーン、ティペットは5x。
序盤は一気に走られるが、ロッドのバットで何とか堪えること数回。
少しずつ寄ってきたところで、想像より大きいことがわかり、ネットキャッチを避け浅瀬に誘導する。
今シーズンの初物は美形かつヒレピンの66cmでした。

シーズン初物としては上出来!
しかし厳しい状況は変わらず、良さそうなポイントも空かないので、ちょっと早めに終了とした。

 

二日後の土曜日、今度は原野谷川へ出かける。
この日は友人のよねさんと近所のSさんの知り合いで、この日フライフィッシングデビューの方、テンカラの方と
大人数となったが、現地の他の釣り人も多く、こちらもなかなか厳しい釣りになりました。

それでも午後の時間帯、時合いが来たのか、反応が少し良くなり
ようやくヒットし始めるものの、やはり最初は厳しくバラシが多い。
そしてここでもアタリフライが見つかり、短時間で5バラシ5キャッチと好反応を楽しめた。
最後の1尾は流れのある瀬の中で定位していたので、
ドライに変更しキャストすると、一発でフッキング成功でした。

サイズはこんなのがアベレージですが、ここのニジマスは毎年ヒレピンで、良くファイトします。
この日も何度もジャンプを繰り返し、楽しませてくれました。
ただ、ここも台風15号の大増水の影響でかなり土砂が出ていることで、
下流部にはほとんど放流がされていないため、短い区間に釣り人が集中することに。
ということで、魚たちもかなりナーバスになっているので、
なかなかヒットに持ち込むのは難しそう。
雨で増水すれば、放流ポイントも生まれるとおもうので、雨に期待しよう。

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シーズンラスト、秋アマゴを求めて

2022-10-25 15:43:07 | FlyFishing

県条令により、漁協の無い川でも今月末で禁漁となる。
というわけで、毎年ギリギリのこの時期にだけ訪れるお気に入りの小渓に今年も出かけてきた。

いつものよねさん、Gooさんに加え、今年はルアー名人のKen2さんがフライで参加。
4人で賑やかに向かうことになった。

台風15号の影響が心配であったが、大丈夫だったようで、いつもの通りの流れが迎えてくれた。
小さな渓ということで、本流、支流に二人ずつ分かれての入渓。
さてアマゴたちの反応はどうだろうか。

Gooさんと自分はいつもの支流へ入らせてもらった。

すると早々に自分に出たのはこんな真っ黒な1尾!

陽の入らないポイントとはいえ、ここまでサビの出たアマゴを釣ることはあまりない。
ちょっと申し訳ない気もしたが、この時期でしか出会えない典型的な秋アマゴ。丁寧にリリースした。

その後は反応も少なく、出ても全く乗らないというストレスいっぱいの釣りになった。
Gooさんも前半は反応もほとんどないという状態にイライラ。

堰堤を越えたところで、昨年も群生していたホトトギスの花を思い出し確認すると、
今年もしっかり咲いていました。

ここのホトトギスは図鑑のようにまっすぐに咲きそろった姿が美しい。

さて釣りの方はなかなか厳しい状態が続くが、以前から良型が付くポイントにたどり着く。
今年は中央に枝が倒れこんでいたので、キャストがちょっとしにくい。
何とかギリギリの良いところにフライを送り込んではみたものの、反応は無し。

上流側の流れ込みに静かにフライを落とすと、出ました!
しかもちょっといいサイズ。
バレるなと祈りながらネットイン。

さっきの1尾とは違い、まだ秋色も薄く綺麗な魚体だった。

上流は下流よりも反応はあるものの、なかなかヒットしない状況は変わらず。
それでもGooさんにもようやく秋アマゴが出て、ほっとする。

漁協の無い小さな川で、しかもこの時期ということを考えれば、
アマゴに巡り合えただけで良しとしなければ。

帰り道、これもこの時期の贈り物か、マキの木がカラフルな実をつけていた。
実は先端の緑の部分が実で、ここはかなりの毒があるので要注意とのこと。
食べるのは赤い部分。Gooさんが食べていたが、ほんのりした甘さで美味しいらしい。
ネットで調べると、まきの実酒やジャムにすると結構旨いらしい。



というわけで、釣果は少なかったが、いつもと変わらない流れでロッドを振れたこと、
アマゴに出会えたこと、花や木の実など秋の気分も味わえたことなど、
十分満足できた。

一方別の流れに入った二人は、先行者もあって予定の区間が出来なかったらしく、
源流域まで上がったということだったが、アマゴの反応はほとんど見られず大苦戦したようだが、
なんと本来はいないはずのイワナ、それも尺に近い良型をken2さんがヒットさせたとのこと。
写真でみるとまるまる太った見事なイワナだった。

というわけで、今年の悪あがき釣行は終了となりました。

といいながらも、あと一回くらいは出かけるかも

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アディショナルタイムは、台風のつめ痕を確認しながら

2022-10-10 11:40:32 | FlyFishing

一般渓流の釣りは9月末で禁漁となったが、
静岡県には10月まで釣りのできる川がいくつかある。
アディショナルタイムということで、毎年少しだけでかけるのだが、
今年は直前に台風15号が直撃し、各地に大きな被害を残したこともあり、
釣りができるとは言っても、それぞれの川も想像できないほどの水に、どうなっているかわからない。

そんなわけで、一番近くの西の小渓の様子を見に行ってみた。
いつもの山間の近道は通行止めの可能性はあったが、とりあえず向かってみると、
中間くらいまで進んだところで、やはり通行止めの看板が。
もっと手前で知らせてほしかった。(反対側は入口に看板が出ていた)

下流のダムにはすごい量の泥水が溜まったようで、対岸の木々の半分くらいまでは茶色に汚れていた。
こちらの道路のすぐ下まで水が来ていたこともわかる。

川の下流域は大量の土砂で、昨年の渓相と大きく変わっているところがたくさんあった。
とりあえず、水量は平水まで落ちていたので、遊漁券を購入して上流の様子を見に行く。

釣り上がっていくとこんなシーンに何度も出くわす。
凄い水量だったことがわかる。

こんな崩落個所がいくつかあり、今後の雨次第ではまた土砂の流出がありそうだ。

さて魚たちは無事だろうかと、水深の多少あるポイントにフライを落とすと、
すぐに反応があった。
釣れてきたのは、こんな良型のカワムツだ。しかも次々に飛び出してくる。

 

外道とはいえ、良いサイズなのと、綺麗な魚体がちょっとうれしい。
なによりも想像を絶するような濁流の中で残っていてくれたことに驚きと感謝だ。

さてこれならアマゴにも少し期待しようと釣り上がる。

このあともカワムツのアタックは猛烈で、数えきれないほど釣れてしまう。
でもそんな中、数少ない水深のあるポイントから、ようやくアマゴが出てくれた。

放流魚のようだが、サイズはまずまずで、この状況の中なので十分満足。
このあともカワムツ10尾にアマゴ1尾くらいの割合で釣れてくれた。

サイズはみんなこんな感じで十分楽しめた。
結局カワムツは50尾以上は釣れたかな。したがってアマゴは5尾。
カワムツはその気で釣れば100尾は楽に行けそうだった

大きな期待はしていなかったので、釣りとしては楽しむことができた。

途中の川辺に栗が落ちていた。1本の木だったのと、狙って採るには難しい場所だったので、
採られずに残っていたのだろう。少しではあったがお土産に頂いてきた。

この川の下流域は11月からは例年ニジマスの冬季C&Rエリアとなるが、
今年はこの川の状況なので、どうなるか心配だ。

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支流めぐり

2022-09-19 08:48:59 | FlyFishing

今シーズンも残り1か月となりました。
雨や場合によっては台風などの影響もあって、なかなか都合よく出かけることはできません。
それでも、地元の山岳渓流は短時間でも楽しめるところがいくつかあり、
8月末から9月上旬に集中的に行ってきました。

釣果に差はありますが、どこもそれなりに楽しめました。

最初の渓は自分は初めてでしたが、釣友よねさんが春先にアマゴが結構釣れたということで、
行ってみることにしました。

急な斜面を注意しながら降りてゆくと、想像していたより良い渓相の流れでした。

落差はあって、釣り上がりはちょっぴりたいへんですが、
早々にこの渓ではまれにしか釣れないというイワナがヒット!
でもキャッチ直前でバレました。

このあとはよねさんも自分もアマゴのみ。
アマゴもいるし、渓相も素晴らしいのはいいけれど、唯一残念なのはヤマビルが非常に多いこと。
しかもその多さは半端ない。
ヒル避けの「ヒル下がりのジョニー」をウェーダーにたっぷりと吹き付ける。
上がってきたヒルは丸くなるので、デコピンで飛ばす。
それでも次々に上がってくるし、退渓点の斜面では這い上がる手にもどんどん上がってくる。
ここは時期を考えないとちょっと再訪は厳しいかな。

ということで、この渓をあとにして、近くのお気に入りの渓へ移動する。

リールのトラブルもあったが、予備のリールで何とか楽しんだ。
この渓はほとんど裏切らないのでお気に入りだ。

 

 

そして後日、再びよねさんと南ア入口の渓へ向かう。

 

サルナシや、山椒の実が色づいていた。

いよいよ秋の訪れかな。

 

さて、そして9月に入り、気になっていた上流へこれまた久しぶりのチャリで向かう。
道は走りやすくなったので、それほど苦ではない。

到着して本流をみてみると、なんと瀬切れしている。
下流への水は支流からのものだけだ。

上流と下流で川の様子が大分違うのにビックリ!

そして支流に入り込むとさらにビックリ!
本流は水が無いのに、支流は増水している。どういうことだろう?
上で取水しているのかな。

 

水量多く、ポイントが限られる。

前半はこんなのが、盛んにフライをつつく。

ハゼのようなサイズだ。でもこんな新子がたくさんいるというのは、来シーズンも期待できるかな。

前半は反応少なく苦戦したが、上流へ行くにしたがってこの日のポイントがわかってきたこともあり、

サイズもまずまずのものが釣れ出した。

良型のアマゴも出たが掛け損なった。
イワナは尺クラスも出たが、やはり乗せられず。

また来年の楽しみかな。

ということで、最終月の支流めぐりは無事終了。
あと1回くらい行けるかな。

 

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今年の初ハゼ

2022-09-18 14:37:11 | Daily Life

今年初のハゼ釣り
渓流の禁漁も近づいてきたが、この時期になると無性にハゼの天ぷらが食べたくなる。
調べてみたら、昨年も全く同じタイミングでハゼ釣りに出掛けていた。

いつもの川は、底を浚渫したらしく、今年は遡上が良くないというので
もう一つのお気に入りの川へ出かけてみた。

ここは景色も好きなので、絵を描いてみたいと思っている。
ただし、かなり海に近いので、潮をしっかり見ないと釣りにならないときもある。

この日は良いタイミングで入ったので、ハゼの活性は非常に良く、
最初から頻繁にアタリがある。しかしサイズは今ひとつだ。

それでもアタリは多いので、何とか天ぷらにできそうなサイズが30程確保できた。

ハゼは非常に美味しいのだが、天ぷらにするにはちょっと下ごしらえが大変。
こけらを落とし、頭を落とし背開きにして内臓を取り除く。
黒い膜をとって写真の状態にする。
真ん中のは中骨だが、これがまた旨い。コリコリしてビールが合う。

一人10尾くらいなのであっという間に無くなってしまう。
我が家ではミネラルを多く含む岩塩でいただく。
揚げたては最高です。

渓流魚はキャッチ&リリースなので、家では喜ばれる。
餌代も300円もあれば十分。

渓流が禁漁になってもこちらはまだしばらく楽しめるので、また行ってみよう。
同じ場所で手長エビも釣れるようなので、今度はそちらも挑戦してみたい。

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