日にち薬

瀬戸内寂聴さんの言葉をタイトルにいただきました。
以前は「デルタ」をメインテーマに。今後は・・?

子どものネット環境

2007-09-20 01:45:17 | PC関係
「裏_○○中学校」なんて言葉で検索を掛けたら以前はごっそりと検索にひっかかったのに、今はもうほとんどなくなったようだ。

 プログって言葉で検索を掛けたら、多少は見つかるがこれも以前ほどではないような気がする。

 ブロードバンド環境も3世帯に1件はもう整っているという統計もある。ましてネット人口って携帯電話も含まれている場合が多いわけで、ネットに限れば今や使えない、使わない人のほうが少ないのかもしれない。


 こんな状況であるにもかかわらず、インターネットの世界に対する大人の対応はのんきなままだ。

 裏学校サイトやプログは新聞にも載るほど有名になった(私も新聞で知ったのだが)。

 ということは新たな手法や流行が子どもたちの中で生まれつつある、というように捉えたほうがいい。

 危ないことを好んでするのが子どもだ。体で危ないことをする機会が減った今、パソコンや携帯電話に一定の知識のある子は、まず間違いなく大人が「だめだ!」と思うようなサイト・行為をしていると考えていい。

 技術的に防ごうと思っても犯罪と同じでいたちごっこ。子どもにネットにおけるモラルとマナー、ルール、そして危険をきちんと教えるべきだと思う。


 私は自分の少年団の子に、どこ・だれ・どんな(身分や立場)を示す情報は一切書いてはならないと教える。

 できるならば、プログはもちろんブログやSNSも参加しないようにするべきと言う。

 こういうことを保護者や学校が教えていないように思えるのは気のせいなのか?

 子どもたちは便利で面白いと思うから使うのであって、危険という認識はあまりないのだろうと思う。
 「危ないよ」ではなく、「あなたに、あなたの大切な友達に、あなたの大切な家族に、危険が迫ったり、恥ずかしい思いをしたり、悲しいことになったりするよ」、と具体的に言えば子どもたちは理解する。

 子どもたちは子どもたち独自の世界を持っている。大人が入れない、見ることのできない、知ることのできない社会が子どもだけの人間関係の中に存在する。

 そういった危険に対する警戒感は最初はなくとも、どんな形であれ、一度でも感じさせられれば子どもたちの中にきちんと残り、ネットワーク化した人間関係の中でダムのように危険から身を守る効果が生まれると思う。まあ、調子に乗って・・・というのはあるかもしれないが。

 大人は子どもを信じるしかないのだが、逆に言えば、信じてあげなければならない。ただし、誠意と愛情を持って、心に響くように伝えなければならない。
 私が一生懸命伝えても、怪しいおじさんとして見られていたら絶対に無理だけどね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 釧路遠征 | トップ | 自分の練習 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

PC関係」カテゴリの最新記事